野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

薬師池公園の紅葉

2014-12-02 | 公園

 9月下旬高山から始まった紅葉も、2か月以上経ってやっと平地に降りてきたようだ。町田にある薬師池公園に遊んできた。

 

この日は小雨で絶好の紅葉撮影日和、手前の橋はやくし池にかかるたいこ橋

 

 

やくし茶屋の前の紅葉が見事だった。

 

 

梅林の高台にあがると様々な色の紅葉が味わえる。

 

 

梅林脇の東屋

 

古民家として展示されている旧永野家

 

 名の由来となった薬師堂は銀杏がきれいだった

 

花菖蒲田の上の東屋

 

 

山道をあがって花菖蒲田を見下ろす

 

 

赤と黄のグラデーションが鮮やか

 

 

 

旧荻野家の門

 

 

苔むした石を紅葉が飾り立てる

 

 

 薬師池にはキンクロハジロやホシハジロなどの冬鳥が来ていた。池に浮かぶ小島にはススキとコムラサキシキブ、まるで生け花の作品のようだ。

 

背景には真っ赤に燃えた楓、その色が水面に映されている。

 

その上を優雅に水鳥たちが泳ぎ回る。

 

燃え盛る赤と

 

煌めく黄金色と

 

しっとりとした橙の色

 

 

田舎橋の傍の水車がゆっくりとしたリズムで回っている

 

 

2時間弱の雨の中の散策、いい一日だった。このあと心地よい火照りを目に覚えつつ家路についた。


武蔵丘陵森林公園 晩秋寸景

2014-11-19 | 公園

 

 

 11月の休日、晩秋の森林公園に遊んできた。

 

コスモス畑はもう終わり

 

 

「幸せの黄色いコスモス畑」は、最近亡くなったあの超有名俳優の出演した映画からとったものか

 

野草コースもこの時期、花はほとんど見られない

リンドウ

 

イヌホウズキ

 

センブリはコリウス畑の傍で咲き始めていた

 

シクラメンの原生種

 

 

サザンカは至る所で咲きだしていた

 

ダリア

 

大銀河という品種

 

ハクチョウソウは最近公園でよく見かける花だ。細く長い茎が僅かの風にも揺れて、名の通りさながら飛び回る蝶のようだ。

 

花の上で日向ぼっこしている虫たち、残る命は短い

 

その残り少ない命の火を精一杯燃やす

 

秋の陽を浴びてヒヨドリジョウゴの実が輝いている

 

 ガマズミの実も小さな宝石のように見える。

 

 葉を落としたカラスウリ

 

この白い実はスズメウリの実だと調べて分かった

 

 紅葉はまだ始まったばかり、色づいているのはまだまだ2,3割程度

 

 

 

 最盛期は11月の終わりごろだろうか

 

寒いのでツルの葉を纏ったのだろうか

 

 植物園ではひょうたんや瓜、ホオズキなどが飾られていた。

 

 

この辺で。

 


新宿御苑花壇展

2014-11-12 | 公園

 今月の1日から15日まで新宿御苑で菊祭りが開催されている。

大木戸門付近の駐車場(3時間まで500円と安い)に車を止め、入園料金(200円とこれまた安い)を払って入園。 開園間近で土曜日なのにまだ閑散としている。

 

 ツワブキが見ごろ

 

現代的に生まれ変わった大温室

 

 中はぐるりと一周しながら世界の植物を見て回れるようになっているが、私的には以前の雑然とした温室の方が良かった。

 

イギリス風景式庭園の広場。左の建物は通称ドコモタワー。

 

ユリノキの大木。ほんとに背が高い。

 

プラタナスの大木、こちらも30mを越えていそうだ。

 

新宿門の方に向かっていくと十月桜が咲いていた。

 

新宿門を過ぎ母と子の森へ。サザンカの小径。

 

黄葉し始めたラクウショウの大木

 

根元にはたくさんの気根

 

大木に張り付いて動かないルリタテハは誰かが放したものだろうか

 

旧御凉亭から眺めた日本庭園。菊花壇展は日本庭園が会場となっている。

 

「於物魚躍」の円窓

 

 日本庭園の中央入口から菊花壇展に入る。すぐに見えてきたのが第一露地花壇

 

 

懸崖作り花壇

 

 

伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇

 

 

 

 何と言っても素晴らしいのが大作り花壇。パンフレットによると「初冬に出てくる芽を、1年がかりで枝数を増やし、一株から数百輪の花を円形状に整然と仕立てて咲かす」とある。

一か所あいているのは間に合わなかったのだろうか。

 

 

 

 

下を覗くと

 これだけの大きな株を支えている細い枝には驚かされる。

 

 

 

上の池の橋を渡ったさきが江戸菊花壇

 

 

 

茶室の前を過ぎると一文字菊、管物菊花壇

 

 

肥後菊花壇はまだ咲いてないのが多かった

 

最後が余所の菊祭りでもよく見かける大菊花壇、よく何とか大臣賞などと札が付いているものだ。

 

配置の仕方が面白い。右斜めに見ると同色、左斜めに見ると黄赤白と並んでいる。

再び日本庭園の中央口へ戻って菊花壇展はお終い。

 

池越しの新宿高層ビル街

 

おまけは黄葉し始めたプラタナス並木

 

 

 ちょうど一万歩を超えた気持ちのいい散策だった。

 


羽生水郷公園のトンボたち

2014-07-25 | 公園

 どうやらうっとうしい梅雨も明けたようだ。が雲は去ったものの、じめじめとした湿気はなかなか晴れてくれない。

せめて目に涼をと、水辺に出かけてきた。

 

 ショウジョウトンボは赤いトンボではあるがアカネ属のいわゆるアカトンボ(アキアカネ)ではない。

 

これも良く見かけるシオカラトンボのオス

 

メスはこちら

 

なかなか止まってくれないコシアキトンボ

 

 腹部の先に団扇のようなふくらみがあるウチワヤンマ

 

ここへ来たのはチョウトンボに会いたくて

  立派なトンボの仲間なのだが、チョウの名はひらひらとした飛び方が蝶に似ているから。

 

光線の当たり具合で羽が美しく煌めく

 

 

雌雄の判別は難しいが、番いで飛んでいるのを見ると羽の色が黒っぽいのがメスのようだ。

 

 

羽が黒っぽいので少しでも日差しを避けるためか、お尻を上げて止まっている場合が多い

 

 

 

トンボの飛んでいるところを撮りたくて小半時粘ったが、ゆっくり飛んでいるようだが、向きを頻繁に変えるのでなかなか難しく上手く撮れない。

 

 

 

 

 

 

チョウトンボ以外にも。アオハダトンボ

 

ギンヤンマはスピードが速く、十数枚撮ってやっと何とか見れるのが一枚

 

セセリチョウ

 

 葉っぱの上で警戒ちゅのイチモンジセセリ

 

羽化したばかりのニイニイゼミ

 

 いつの間にか天心にかかった日差しがいっそう熱い。ミズカンナの群生が 少しだけ涼しげだ。

 

 ミゾカクシ

 

池の葉の上でどうしたことか子亀がひっくり返っていた

 

何とか自力で反転元に戻った、ただ遊んでいただけなのか

 

スイレンの若葉がモネの絵のようで美しい

 

 

 日差しが強烈で2時間ほどで池をあとにしたのだが、ハンドルを握りながらも耳にニイニイゼミの鳴き声が残って仕方なかった。

この辺で。


皇居東御苑の花-6月

2014-06-11 | 公園

 

 ハナショウブが見頃を迎えているというので、風雨の中皇居東御苑を訪ねた。

入ったのは大手門から。受付の所にはナツツバキが花をつけていた。

 

渡されたのは小さな入園券

 同意のことが裏面に英語で書いてある。

 

陶器製の鯱、厳めしい目つきでこちらを睨んでいた。

 

 ホソバイヌビワ。中ほどの紅がいかしている。

 

城壁の石もしっかりアートしていて美しい。

 

 

 二の丸雑木林のヤマボウシの花は今が盛り。

 

雑木林を抜けると、菖蒲田が鮮やかに開ける

 

 

 さほど広くもなく、また沢山の種類のハナショウブが植えられている訳でもないが、手入れがしっかりされてすっきりと目に心地よい。

 

 

 

雨なので前来た時より人が少なく、ゆっくりと心ゆくまで見られた。

 

風情のある石灯籠

 

コウホネ

 

池の奥の高台から見る。

 来園者の半数は外国の人

 

 落ち着いた風情の諏訪の茶屋

 

家の前には大きな豊後梅の実

 

これはツリバナの実

 

ムラサキシキブの花

 

 この八重咲きのウツギはサラサウツギ。ピンク色の蕾から真っ白な花がこぼれ咲く。

 

新雑木林と二の丸雑木林をそぞろ歩く

咲き出したばかりのクチナシの花

 

これはマユミの実、新緑が眩しい。

 

 ノリウツギの花

 

 足元にはムラサキツユクサ

 

見上げると桜の実

 

 

 隣接されてある場所には都道府県の木がそれぞれ植えてある。鹿児島県のカイコウズ

 

梅林坂を登って北詰橋門の方へ。キョウチクトウが咲いていた。

 

ザクロの花

 

タイサンボクの大きな花

 

紫陽花も色づいたばかりで雨に打たれていた

 

モクゲンジの花

 

雨の風が強くなってきたので天守台には登らず竹林の方へと向かった。

 

ナンテンの花

 

スイカズラ科のヒョウタンボクの実

 

江戸城の抜け穴とか金蔵とかの説もある石室。

 

 ホタルブクロが室を飾るように群れ咲いていた。

 

ちょっとした嵐なみに風雨が強くなってきたので、散策はここまで。

 天守台も奥の高層ビルも共に雨に濡れそぼっていた。 この辺でお暇を。