野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

高尾山のシモバシラ

2014-12-30 | ハイキング

 高尾山に登ってきた。といっても溶ける前にシモバシラに会いたいので、登りはケーブルカーで。

天気は大変良かった。高尾山頂上からの富士山。

 

 東京湾まで見える

 

頂上から城山方面へ行く道は裏高尾という。こちらに入ると極端に人が少なくなる。30分も歩かないうちに北川の斜面にシモバシラが見えてきた。しそ科の植物シモバシラの茎にできた氷柱を特にシモバシラというのだ。

 

前々日の雨のせいかずいぶん大きく育っている。

 

 

じっと見てるといろんな形に見えてくる。少し見立て遊びをしてみよう。

ゆがんだ口

 

ナイフ(20cm超はあった。私が今まで見た中では最大級の大きさ)

 

肋骨

 

帆柱

 

 

 雪見大福

 

うーん?

 

カマキリの巣

 

これはぴったり 女体だ。

 

ドーナツ

 

デカ頭の魚

 

寄り添う二人

 

エイ

 

最後は虫網

 

城山からは東海自然歩道を通って相模湖へと下った。下山口近くの20号沿いの蕎麦屋さんで、身欠きにしんを肴に中ジョッキ一杯と新蕎麦を頂いた。1300円と安かったのにとても美味しかった。

 右手に弁天島が見える。

 

 この辺で。


羽村堰

2014-12-24 | 探鳥

 去年はミコアイサの群れが見られた羽村堰を久しぶりに訪ねた。

ダイサギとコサギ

 

ちょっと離れたところでイソシギ

 

 

 

ハクセキレイ

 

合羽を羽織ったアオサギは身じろぎもしない

 

ダイサギ

 

寒風の吹きすさぶ中でも水浴びするハトたち

 

3羽の烏が何やら相談中

 

こちらは番だろうか

 

カモたちも急流に負けず食事中だ

 

 

陸に上がって採餌しているのはオオバン

 

 

この辺りに去年はミコアイサが来ていたのだが、今年はまだ姿を見せていないようだ。その代りといっては何だが、カワセミを見つけた。

 

 

背筋を伸ばして

 

尾羽をひょいと持ち上げ

 

そして再び水面をじっと見つめる

 

 

 アオサギとカワウ

 

この辺で。


西武園イルミネーション

2014-12-13 | イルミネーション

 西武園イルミネーション(イルミージュ)を見るには駐車料金1000円と入園料一人あたり900円が必要だ。都心まで出ればいくらでも無料でより独創的なイルミネーションが見られるこのご時世。それだけの価値があったかというと、私は首を傾げざるを得ない。

 それでもこの日は土曜日、そこそこ人は入っていた。

 

イルミステージ

 

 

この辺が一番の、というか唯一の見どころスポット

 

紅葉とイルミネーションの取り合わせは素晴らしい

 

 

 

カップルより子供連れが多い

 

 

電飾列車ハローキティトレイン、小さな子供とともに今では年老いた昔子供もはしゃいでいた。

 

メリーゴーランド

 

色変りしていく屋根が素晴らしい

 

 

大観覧車

 

 

ジャイロタワー

 

光のスカラフォレスターレ

 

 

イルミステア

 

イルミステージでは20分間に一回、光のショータイムがある。

 

ツリーも様々な色に変わる

 

 

 

この辺で。


初冬の水鳥

2014-12-06 | 探鳥

 

 先ずは前回の薬師池公園で見かけたカワセミ、池の中に設けられた水鳥小屋の屋根にいた。

 

それまで仲良くしていたのだが、

 

 

急に飛び立って

 

 

周囲をぐるりと旋回しながら

 

 

 

猛烈アタック

 

 

その後は少し離れたところで小休止していた。縄張り争いなのか、それとも恋の戯れなのかわかるだろうか。

カワセミの雌雄の判別は嘴の色。ずっと動かない右側の個体が嘴の下側が橙色なので雌のようだ。飛び回っていた方は上下とも黒色なので雄。雌雄のカワセミであるのは間違いないが、繁殖期は春なので今回は単なる縄張り争いのようらしい。

 

別の日多摩川べり。オオバンの群れが流れの緩やかなところで泳いでいた。冬になり北海道や東北から南下してきたのだろうか。

 

望遠レンズを持ってきてなかったので少し近づいたところ、追い飛ばしてしまった(すいません)。

 白い嘴と額、飛んでいるときは両羽の下縁が白く見えるのがオオバンの特徴。

 

最後は山口貯水池にやって来た、カンムリカイツブリの群れ。ハジロカイツブリとカイツブリもいるようだ。陽が落ちる頃、湖の中央に集まって休んでいる。

 

 

大きくて首が長く、冠羽のあるのがカンムリカイツブリ

 

この辺にいるのはほとんどカンムリカイツブリのようだ

 

中ほどの少し小さいのがハジロカイツブリ

 

 

一番手前に一羽だけ、まだ餌を求めて潜水を繰り返しているのがいた。

 

 

湖面を茜色に染めながら、早くも山の端に冬陽が落ちようとしている。

 

 

あっという間に周囲は暗くなり、奥多摩の山の方から冷たい風が吹いてきた。

 

この辺で。


薬師池公園の紅葉

2014-12-02 | 公園

 9月下旬高山から始まった紅葉も、2か月以上経ってやっと平地に降りてきたようだ。町田にある薬師池公園に遊んできた。

 

この日は小雨で絶好の紅葉撮影日和、手前の橋はやくし池にかかるたいこ橋

 

 

やくし茶屋の前の紅葉が見事だった。

 

 

梅林の高台にあがると様々な色の紅葉が味わえる。

 

 

梅林脇の東屋

 

古民家として展示されている旧永野家

 

 名の由来となった薬師堂は銀杏がきれいだった

 

花菖蒲田の上の東屋

 

 

山道をあがって花菖蒲田を見下ろす

 

 

赤と黄のグラデーションが鮮やか

 

 

 

旧荻野家の門

 

 

苔むした石を紅葉が飾り立てる

 

 

 薬師池にはキンクロハジロやホシハジロなどの冬鳥が来ていた。池に浮かぶ小島にはススキとコムラサキシキブ、まるで生け花の作品のようだ。

 

背景には真っ赤に燃えた楓、その色が水面に映されている。

 

その上を優雅に水鳥たちが泳ぎ回る。

 

燃え盛る赤と

 

煌めく黄金色と

 

しっとりとした橙の色

 

 

田舎橋の傍の水車がゆっくりとしたリズムで回っている

 

 

2時間弱の雨の中の散策、いい一日だった。このあと心地よい火照りを目に覚えつつ家路についた。