野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

北山公園のハナショウブ

2012-06-29 | 公園

 6月もあと数日で終わり。今年のハナショウブの季節も終わってしまうと思うとさびしい。

 

 八国山を背にした北山公園の菖蒲田で見納めとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


吹上菖蒲園

2012-06-27 | 探鳥

 花菖蒲の季節ももう終わりになろうとする、6月下旬青梅市にある吹上菖蒲園を訪ねた。今回は訪ねたのが遅かったので、早生種はほとんど終わっていて,咲いていたのは晩生種を中心とした花菖蒲だった。

 

 まずは江戸系の品種から 清少納言

 

 ピンク色の美しい吉野太夫

 

 鯔背な早苗の舞

 

 絣模様が美しい花錦

 

 

 白万里の輝き

 

肥後系を思わせる重厚な夢の羽衣

 

 赤紫のフリルが粋な武蔵川

 

 濃い紫に白い縁取りが印象的、神曲

 

 鎌田錦

 

 きりっとした花姿を持つ初衣

 

 チューリップのように咲くのが特徴の玉宝蓮

 

 梅雨の晴れ間のすっきりとした青色の小青空

 

 

続いては伊勢系のハナショウブ

これは美吉野というピンク色が美しい品種

 

藤代

 

 衆華の誉れ

 

 

 居間で生け花のように鉢植えを愛でた肥後系のハナショウブ

舞子の浜

 

 雪見笠

 

葦の浮舟

 

 

新七彩の夢

 

 紅姫

 

 君子国

 

 

 おしまいは山形の長井系のハナショウブ

長井胡蝶

 

 竜のひげ

 

 青色がきれいだった三品種

まずは郭公花

 

 長井古紫

 

 ひときわ輝いて見えた長井山紫水明

 

 

 出羽の里

 

 

 野川の鷺

 

 

 

 自生種の陸奥の薄紅

 

 

 雑種の月夜野と新世の輝き

 

 

 米国系のピンクフロスト

 

 

 早生種から晩生まで一か月近く長い期間にわたって楽しめるのが、ここの菖蒲園のいい処だ。


唐松尾山から笠取山へ

2012-06-23 | 登山

 梅雨の晴れ間を縫って多摩川源流域の山を歩いてきた。

家を出たのは5時半前、年を取って唯一嬉しいのは朝起きが苦じゃなくなったこと。車のほとんどいない空いた道路で、登山口の一之瀬高原に着いたのは7時を越えたばかりのことだった。

 朝露を帯びたカラマツが輝いていた

 

 登山口は少し林道を戻った先にある

 

暫くは林道歩きだ。一般車両は入れないので歩いていても気持ちが良い

 

 

 林道のわきにはシロバナヘビイチゴの花が多い

 

 渓谷沿いに歩くとミソサザイの囀りが聞こえてくる。そして時には驚いたカケスが飛び去っていく姿も見ることができる。

 

苔むした岩

 

標高1500mを超えると、梢の間から遠方の峰々が覗けるようになってくる

 

 さらに1800mを過ぎると、梅雨時なのに早春のミツバツツジの花も見ることができる

 

咲き始めたマイヅルソウ

 

 一時間半の林道歩きで将監(しょうげん)小屋まで来ることができた。

 

 残念ながら小屋の主は不在中、小屋の傍の池ではクリンソウが日差しをいっぱい浴びていた。

 

 将監峠までは見晴らしのいい急坂を登っていく

 

 あっという間に小屋が小さくなっていく

 

雲取から雁坂までの縦走路の真ん中に位置する将監峠を左に折れる。

 

 

牛王院(ごおういん)平、うっそうとした森の中にある。

 

 近くで鹿の鳴き交わす声がする

 

 コガラが周囲を飛びまわっている。歓迎しているのか、それとも警戒しているのか

 

 オオカノキの花

 

ここから先はなだらかの稜線歩き。登山でも一番楽しい時間だ。峰の小ピークごとにシャクナゲの群落が目を楽しませてくれる。

 

 

 

 唐松尾山に着いたのは登山口から2時間40分後。標高2100mを超える山なのだが、展望は全くきかない。

 

小休止で笠取山方面へ。コミヤマカタバミの白い花が目立つようになってきた。

 

 このあたりではキバナノコマノツメが多く見られた

 

ワチガイソウ

 

 水干で昼食をとり、笠取山に向かった。12時20分笠取山頂上

 

 

晴れてはいるのだが、あいにく雲が多いので展望はきかない

 

少しだけ休んで下山

 

 

 小さな分水嶺。ここが荒川(埼玉県)、多摩川(東京都)、富士川(山梨県)3県の分水嶺となっている。

 

笠取小屋の近くで鹿に出会った

 

今は避難小屋として使われている笠取小屋

 

一休坂付近のヤマツツジ

 

二時を回ったところで作場平ぐちが近づいてきた。

 

 

 行き会った人5組8人、総行程7時間弱比較的静かな山行を楽しむことができた。自宅に戻った晩には、多摩川源流の水干から汲んできた水で水割りを作り飲んだ。ささやかながら至福のひと時だった。

 

 

 

 

 

 

 


東村山北山公園のハナショウブ

2012-06-17 | 旅行

 梅雨に入り、ハナショウブがひときわ美しさを増す季節がやってきた。

雨が上がったばかりの北山公園。ハナショウブはまだ5分咲き程度。

 

 

 

群れて咲いている姿も良い

 

 

 キショウブトの交雑種、愛知の輝き

 

 

 これはチュウリップのような玉咲をするハナショウブ

 

 

 

 

 花に囲まれた通路で、少女たちはどんな秘密を語り合っているのだろうか

 

 

 

ノハナショウブの改良から始まったハナショウブの栽培は、江戸系、伊勢系、肥後系の三つに分かれて、それぞれの特徴を持ちながら発展してきた。現代では日本だけでも200か所以上の花菖蒲園があり、梅雨の時期に人々の目を楽しませている。

 

 

 

 

 ここの花菖蒲園の良いところは背景がすっきりするように株を離して植えてある所だ。まるで花瓶に生けたように花を撮ることが出来るのが嬉しい。

 

 

 いくつかの品種を混生して植えていたら偶然に生まれたという、「北山スペシャル」、品種名は現在公募中とか

 

 

 

 

 

 

 

 これもキショウブとのハイブリッド種 初穂

 

 

 

 

 古来の屏風絵を見ているような趣を覚える

 

 

 

 

 

 

 

 

 夏至の第二候(6月26日から7月1日)は菖蒲華(しょうぶはなさく)。ハナショウブは雨の多いこの時期にふさわしい。

 

 

 

 本当に雨の似合う花だ。

 

 

 

 

 

 

 

 


乙女高原は初夏の風が吹いていた

2012-06-15 | 探鳥

 西沢渓谷の帰り道、乙女高原に立ち寄った。

高原の高みから

 

 白樺の林がいかにも高原だ。

 

樹肌には意味ありげな紋様が

 

6月にもなるというのに新緑がまぶしい

 

 

 

麓では桜がまだ咲いている

 

 

 

 一斉に茎を伸ばしたシダのなかま

 

 

 

 湿地にはクリンソウ

 

 

 スミレもまだまだ見られる

 

 

 

キンポウゲ

 

 木の下の日の当たらないところでは固まってマイヅルソウが咲き出していた

 

 見上げるとズミ(コナシ)の花

 

 

 これはアズキナシの花だろうか

 

ミツバツツジはさすがに終わってしまったようだが、ヤマツツジやレンゲツツジが代わって咲き始めたようだ。

 

 

 これもツツジ科のチチブドウダン

 

 その上では目立たないが、よく見るとかわいいカエデの花が咲いている

 

 

 もう少しすると高原を彩る艶やかな花たちが咲き始めることだろう。

 

 おまけは焼山峠の子授け地蔵