野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

福島潟2

2015-01-30 | 探鳥

 かりがね橋を渡り、観察スポットの雁晴れ舎までやって来た。

 

 以前来た時より建物の外観が新しくなったようだ。中に入ると野鳥の観察情報が細かに黒板に張られている。。

 

この屋上で暫く観察する。平日でまだ人の姿は見えない。

五頭山方面(東側)

 

白鳥や雁たちが飛び始めている

 

 

 

一際白い頂を見せているのは飯豊連峰の雄峰北俣岳だろうか

 

反対のビュー福島潟方面(西側)に目をやる、右側に小さく建物が見える。

 

 

白鳥たちのさらに上をヒシクイの群れが飛んでいく

 

 

 

薄い雲に透けて、登ったばかりの太陽が見える

 

これから飛び始める白鳥

 

喧しく鳴き交わす声で辺りは騒然としている

 

望遠鏡で見てやっと鳥が識別できるほど広さなので、写真では寄れないのが残念。一時間ほど望遠鏡で観察したところで、寒くもあり戻ることにした。

 

右はカモウチ小屋

 

 

 

右手前にあるのはヨシグルマ

 

雪の消えたところではツグミやムクドリが餌を探している。

 

鳥たちが飛んで居なくなって寂しくなった。

 

自然学習園の傍らに立つ潟来亭。

 

上空を旋回していたミサゴがいきなり水に飛び込んだ。

 

実はそれまで何度か飛び込んでいたのだが、今回はやっと魚の捕獲に成功したようだ。

 

 

びゅうー福島潟で早めの昼食を頂く。

 

 

駅への帰り道、タシギを見つけた。

 

この辺で。

 

 

 

 


福島潟へ

2015-01-28 | 探鳥

 次の日は朝早くから福島潟へ

 福島潟は面積271ha。天然記念物の渡り鳥であるオオヒシクイの日本一の越冬地。何とこの地だけで220種類の野鳥が観察されているという。

 

新潟からは白新線で、最寄りの豊栄駅までは20分足らずで着く。その先は駅から歩くしかない。まだ暗い中を歩くこと30分。やっと鳥の鳴き声が聞こえてきた。

 

夜明け近く、頭上をヒシクイの群れが飛んでゆく

 

前方に雁かけ橋とビュー福島潟が見えてきた

 

 

 ハジロカイツブリが一羽だけ放流水に浮かんでいる

 

 雪は思ったより少ない、背景の山脈は五頭山

 

 

 

左端に見えるのはヨウモツ小屋。

 

「魚を待つ」がなまってヨウモツとなったそうで、これは復元されたもの、現在は使われてない。

 

 

五頭山の後ろに見えるのは飯豊連峰。

 

3本の木の枝に実のようになっている黒い点はカワウ。その中には時折猛禽類が混じっていることもある。

 

寒そうに体を膨らましているツグミ

 

 

 雪原に立つ藁の小屋はカモウチ小屋で、これも復元したもの。

 

陽が上がってきたが、カモや白鳥たちはまだまだ身動きもしない

 

 

 

 

 

それでも少しずつ飛び立っていく鳥もいる

 

コサギやアオサギもそろそろ動き出したようだ

 

 

 

 

この辺で。


佐潟3

2015-01-23 | 探鳥

夕方また佐潟に戻ってきた。うろこ雲がきれいだ。

 

 

葦原の間で小鳥たちが遊んでいる。

エナガだ。

 

これはホオジロの♀だろうか

 

ダイサギも止まり木の上でじっとしたままだ

 

ちょこまかと動き回っているのはオオバン

 

昼までで充分食が足りたのか、眠ったままのコガモたち

 

一羽毛色の変わったカモがいる。ミコアイサの♀のようだ

 

 

 

 ♂もいるのだが警戒心が強く一向に岸に近寄ってこない。

 

此方はカワアイサの♀

 

ハジロカイツブリ

 

 奥にいるのはカワアイサの♂のようだ

 

まだ時間があるので湖を一周する

 

 

対岸の観察舎

 

 

薄い雲が茜色を帯びてきた

 

 

 

黄昏の闇はまず水面に宿る

 

体を膨らませて寒さをこらえるコガモ

 

 

 

山の端の藍色が水面に映っている

 

 静かに充たされ、湖面は夕やみに沈んでいく。

 

辺りがすっかり闇に覆われたころ、ハクチョウたちが鳴き交わしながら戻った来た。

 

 

 

この辺で。


佐潟2

2015-01-21 | 探鳥

 

 夜明けてすぐの佐潟、向かいの角田山にはうっすら雪が見える。

 

明るくなって白鳥たちの動きも活発になってきた。

 

 

夜明けから1時間ほどたった頃、そろそろ白鳥たちも採餌場所に飛び立つようだ。

長い助走のすえやっと空中に

 

手前のホシハジロたちはまだ眠ったままだ。

 

 

一生懸命首を伸ばして飛んでいく。

 

朝焼けの雲の上を

 

 

 

中には雁のようにきれいに編隊を組んで飛んでゆく白鳥もいる。

 

 

白鳥の飛翔シーンにはやはり青空が良く似合うようだ。

 

 

こちらはヒシクイのよう。

 

佐潟に残っているのはカモたちだけ

 

白鳥が飛んでしまいすっかり静かになったとおもったら、急にカモの群れが飛び立った。

 

 

これはコガモの群れらしい。猛禽類にでも追われたのだろうか。

 

ひとしきり湖面を旋回して再び元いた地点に戻っていく

 

 こちらはマガモの群れ

 

 

 

飛び去るカワウ

 

 すっかり明るくなったのにまだ残っている白鳥もいる。

 

この辺で。


新潟の2潟探鳥行

2015-01-19 | 探鳥

 4日間の休みが取れたので、新潟へ雁と白鳥を見に行ってきた。予定では2泊3日の間に福島潟、瓢湖、佐潟の3か所を回るつもりだったが、佐潟が予想を超えて素晴らしく、朝夕と訪ねて時間が無くなったので、瓢湖に行くことはできなかった。

 

ホテルに着いた翌朝まだ暗い中を新潟駅から越後線に乗って30分、越後赤塚駅で降りた。6時45分。

駅からコミュニティバスがあるのだが、1時間近く待たなくてはならないので歩くことにした。途中夜が明けてきた。

 

右が角田山、左の奥に見えるのが弥彦山のようだ。田んぼには殆ど雪がない。

 

駅からさらに30分以上かかって佐潟付近まで来た。砂丘を利用した畑が多い。

 

佐潟は周囲を砂丘地帯に囲まれた特異な湖(日本最大の砂丘湖)で、流入する河川はなく、水源となっているのは雨水と砂丘地帯からの湧水なのだそうだ。面積は75ha、標高は僅か5mと低い。

前方に観察小屋が見えてきた。

 

未明、雁の飛び立ちを見に来た人が帰っていった。

 

さっそく一番上の階にお邪魔した。

 

 

ヒシクイやマガンたちが朝の採食行動の為飛び去った後、今いるのは白鳥とマガモを中心としたカモ類、カワウ、オオバンなど。

 

 向こう岸に見えるのが湿地センター

 

蓮の枯れた茎

 

夜明けから1時間近くたった。ガン類に比べ行動時間の遅い白鳥たちも少しずつ動き出したようだ。

 

今回は初めて撮れた白鳥たちの鳴き交わしの様子を見てもらいたい

 

鳴き交わしながらゆっくりと近づいてきた。羽の色の黒いのは幼鳥

 

数はちょうど10羽、結構大家族だ。それとも数家族なのか。

 

 高い声で鳴きあいながら、互いの身をすり寄せていく。

 

 真ん中の偉そうなのがお父さんなのかな?

 

 

 互いの無事の確認を終えたのか、やがて散らばっていった。

 

周囲のカモたちはいつものことなのか、さして驚きもしない。

白鳥たちが周囲の田んぼへ飛び立ったのはこの後しばらくしてからだった。今回はこの辺で。