山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

雪の英彦山・その2

2014-02-27 08:32:51 | 福岡県の山
2014年2月22日(土)  英彦山 1200m



英彦山中岳で昼食をとっていると、次々と人が登ってきた。
お天気はいいし、山頂の雪景色のすばらしさに、皆さん表情が明るく「きれいですね~」「どっちから登られました?」などと、かわす言葉も弾んでいる。

山はいいなあ。
軽いクライマーズハイ!
訳もなく心が高揚してくる。

休憩のあと、前回と同様に北岳に登って下山しようと思ったのだけど・・・

まてよ

南岳があるではないか!
南岳には」まだ登っていないよ。


ということで、南岳に向かう。


こ急な坂を滑り落ちないように気をつけながら、鞍部に下りていくと、素晴らしい景色が見渡せた。
胸のすくような景色である。


こちらから眺める英彦山神宮もすばらしい


くっきりと浮かび上がっている


南岳山頂に到着


四王子滝からこの南岳に登ってくる人も多いようだ、
四王子滝は難所ヶ滝よりもさらに大きな氷瀑だという。
見てみたいとも思うけれど、険しい崖を登ったり、藪こぎもするそうな。
へっぴり腰の私は無理しない、無理しない。

さて、北岳へ。
北岳に向かう鞍部を歩くのがとても楽しみだった。
目の前に広がる景色は、ここ福岡ではなく、どこかもっと遠い北国かと思ってしまう。
アルプスなんて行ったことないけど、山の峰々が連なるさまは
「おーっ!すごい!」「アルプスみたい!」と叫んでしまう。




北岳からの下りは急である。
アイゼンを履いていても、雪の深さに足が滑る。
気をつけて、気をつけて・・・

あーーーっ!

滑った。

しっかり気をつけなきゃ。


後から来る人に追い抜いてもらったり、
登ってくる団体の人とすれ違うにも、
道を譲るときは気をつかう。
ちょっと、足を横に出しただけで、ズボッと雪にはまってしまうのだ。
それほど雪は深かった。60センチくらいはあったと思う。
一歩はまっただけでも「おおう」とびっくりして、「よいしょ」と足を抜くのだから、
「ラッセルする」というのは、大変な労力を要するのだなあと思った。
山行記や、山の小説などでラッセルという言葉が出てくるが、こういうことなのか。
たった一歩の踏みはまりで悟ったよ。


岩に凍りついたつららを見たりして


高住神社に到着。狛犬も雪の帽子をかぶっている


自然歩道をてくてく歩く。ときどき雪の塊が頭の上に降ってくる。
木の枝に凍りついていたのが、溶けてドサッと落ちてくるのだ。
「きゃあ~」とか言いながらそれもまた楽しい。


スキー場の横を抜けて、スタートの別所駐車場に戻る


いつも思う
山はいいなあって!
足が痛くて、ヘロヘロになりながらも、山はいいなあと何度も思う。
雪の英彦山はあまりに美しくて、雄大でもっともっと見ていたかった。

山の中にいると、幸せでたまらない。














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1 コメント

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Unknown (春日のおいちゃん)
2014-03-03 13:32:00
きれいな青空に雪雪が映えて、すごく感動だ!!
登らないと味わえない気持ちは、くせになりそうだね。

コメントが楽しいよ、またよろしく。
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