山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

はっちゃけ山姥になろう!

2013-09-06 15:19:19 | 山で出会った人

寒い季節の阿蘇烏帽子岳で、出会った若い女性は、はっちゃけていた。
友もなく、一人で山頂に立った彼女は、高く響く明るい声で

「写真撮ってくださーい!」

カメラを向けると、にっこりピース。
さらに、くるりと後ろ向きになって、バンザーイと思い切り両手を空へ。
なんとも元気よく気持ちのいいお嬢さんだ。

「Facebookに載せるんでー」

と、また高らかに笑う。つられてこちらも気分が高揚してきた。

山での出会いは楽しい。少しの会話で、気分もほぐれ笑顔になってくる。

このお嬢さんは、関西からの仕事帰りに一日だけ体が空いたので、烏帽子岳なら登れると思って、やって来たのだそうだ。

ほう!なるほど!山が好きなんだなー!
一人でサッサと山に登って、眺めを楽しむ。
写真を撮ったり、雪と遊んだりー。

いいなあー。
山姥の私にもできるかな。
一人で山に登れるかな。

あー、だから、ダメなんだ!
疑問型だからダメなんだ!

登れるかな?ではなく、私だって、一人で山に登ってやるぞ!
そうこなくちゃ!

若くなくったって、山姥だって、きっとやればできる。できるはずだー!

では、どこへ?
どこの山なら一人で登れる?

まずアクセスの問題。いつも夫殿の車に乗せてもらって、居眠りなんぞもして、どの道がどこへ繋がるのか知りもしない。
のんきにお任せで、登山口駐車場まで連れてきてもらい、家まで連れて帰ってもらっているのだ。

山姥お一人さまだと、そうはいかない。
まず、車の運転が駄目。山登りの前に車で遭難すること、間違いなし!
ならば、公共の交通機関利用となる。

うーむ

どこにある?

駅または、バス停から登山口までが、そう遠くない山。
そんな都合のいい山がどこにある?
ついでに楽に登れる山でないと、気分からして遭難すること間違いなし。

うーむ

山姥お一人さまの山!

うーむ

あったぞ!
ここならきっと登れるぞ!

添田町の岩石山

この山は、前に登ったとき、5人に追い抜かれたのだが、その5人共、女性の単独行だったのだ!
しかも、私山姥と同年代か年上の人たちのようだった。
気軽にスタスタ登る人、バッチリメイクのお洒落さん、などなど。

おうっ!これはいいかも。

JR添田駅から、登山口までは徒歩15分!
これなら登れるぞ!

いつか、必ず「山姥お一人さま紀行」を実行しよう!

「夫殿、一人でゆくぞ。さらばじゃ。」
と言って朗らかにでかけよう!



はっちゃけ山姥の誕生である!