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山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

雪山のはずがハワイへ

2019-01-29 23:11:19 | 九州以外の山
2019年1月26日(土)

寒波が来ましたねー!
往還の会Y女史にお誘いを頂き、26、27で一泊二日のテント泊、広島の「臥龍山」・「深入山」を歩く予定でした。
初心者の雪山歩きに適した山で、中国地方とはいえ雪が深いところです。

今年は暖冬で雪が少ないかと思っていたら、週末は大寒波がやってくるという予報。
慌てて山ショップに行き、冬用の衣服を整え、ストックにスノーバスケットも付けました。
悩んだのは12本爪のアイゼン。値段が高いのよねー
要るか、要らないか…
買うか、買わないか……悩むわ……
悩んだ末、買っておこう!ふーっ、二人分となると出費が痛いです。 

さて、天神日銀前に6:30集合。想山会・往還の会4名とトリオの7名です。(車2台)
何といっても心配なのはお天気。目的地まで車で行けるかどうか。
どうにか登山口まで行けたとしても、翌日は雪に閉じ込められてしまう。 
雪男だって来るかもしれないよ。
美東のSAで道路状況や天気予報を再度確認して、深入山行きは取りやめになりました。

では、どこに行きましょう?
想山会会長の一声、「嘉納山に行こう!あったかいよ」で決まりました。
「瀬戸内のハワイ」と呼ばれる周防大島の最高峰です。

文殊堂登山口(11:14)~文殊山(11:54~12:20)~嘉納山(12:51~12:59)~文殊堂(13:57)


文殊堂。雪がちらついてきた。


日本三大文殊の一つで、知恵を授かります。
いや、ボケ防止だよ。


先頭は会長で、さすがに足が早い!


文殊山山頂に着きました。(662m)


展望台の中で昼食。寒いので建物の中というのはありがたいです。
晴れていたらどんなにかいい景色だろうに。


次は嘉納山(685m)周防大島の最高峰に向かいます。


登山道はよく整備されていて、案内標識もあります。


山頂です!
温度計を見ると。マイナス5度!
でも、寒さを感じません。


嘉納山からはピストンで下山します。Y女史は足が長いねー。


少しだけ雪景色で、しーんとしています~。


瀬戸内海が見えるー!と声を上げるも、写真ではわからないなあ。


長い階段を下って、


文殊堂まで下りてきました。
くぐり岩の中には石仏が祀られています。


昼食含めて2時間40分。気持ちの良い歩きでした。




それにしても気になるのは「テント泊」
冬にテント泊なんて、そりゃ寒すぎるよー
腹くくって覚悟するしかないと思っていたら、豪華なコテージ泊まりに変更でした。
広くて新しく冷暖房付きです。ほわ~~ん。 


山の会の人達は極寒のテント泊を体験させてあげたかったね、とニコニコ言われましたが、ぶるぶる~


キムチきのこ鍋は豪華版。


女傑、豪傑たちの愉快話、笑い話、ちょっと恐い話を聞きながら、飲んで食べて、笑って~
贅沢な夜を賑やかに過ごしました。


翌朝は、いいお天気!
周防大島が「瀬戸内のハワイ」と呼ばれるのは、明治から大正にかけて多くの人が移民となったことに依ります。
この小さな島から4000人もの人が移住したことで、ハワイとの間に深い絆ができ、カウアイ郡と姉妹都市になっています。また温暖な気候からミカンの栽培が盛んで、「みかんの島」とも呼ばれています。


さて、これからどこへ行きましょう?
あちこち道路規制が張られて、もう深入山には行けません。
山口の火の山連峰縦走(亀山~火の山~陶ヶ岳)をすることにしました。

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宮島・弥山

2018-12-22 21:14:05 | 九州以外の山
2018年12月16日(日)曇りのち雨

民宿から宮島へは30分で行ける!
天気予報は午後から雨なので、何とか午前中に弥山に登りたいなあ。


鳥居や社殿が海に浮かんでいるように見える厳島神社は、世界遺産であり、日本三景の一つです。
朱赤の色が鮮やか。
潮が引いているので、側まで歩いて行けます。


宮島を初めて訪れた隊長は大感激のようでした。




弥山へは、社殿の奥を抜けて紅葉谷コースで登り、大聖院コースで下りてきましょう。
ロープウェイ乗り場に向けて歩くと、右手に登山道が現れます。

紅葉谷というだけあって、さすがにモミジの木が多い。
紅葉の季節は綺麗だろうな、観光客も多いことでしょう。


宝満山も真っ青!石段が続きます。


まだまだ石段


ずっとずっと石段


開けたところに出ましたが、ここはまだ山頂ではありません。
1200年燃え続けている「消えずの火」を祭る霊火堂。


消えずの火


くぐり岩を抜けて山頂に向かいますよ。


弥山山頂


今にも雨が降りそうです。
弥山巡りの矢印の通り進んでみると、それが下りの大聖院コースでした。


満潮の時には水があふれ、干潮の時には乾いているという岩壁の小さな穴。
不思議な「干満の岩」


去年の災害で流された登山道が、修復されていました。
それにしてもどんどん石段を下るよ。
登りで使っていたらきついだろうなあ。




下山口の大聖院まで下りてきました。
雨が強くなってきたので、見るだけ。


登山口から3時間半で下山。
潮が満ちてきた宮島は、まるで海に浮かんでいるようで、朝とは風情が違います。




雨だ、雨、雨、~~
なのに、焼き牡蠣は外せないよね!
う~~ん!美味い!!大満足。


そして、最後に~~。
初めての競艇体験!!


宮島と競艇場は隣り合わせです。
宮島の駐車場と競艇場の駐車は料金が同じ。
でも、競艇場でレース券を買えば、駐車料金はタダになります。
(昨夜の民宿で知恵を頂きました)
何しろ初めての競艇体験なので、券を買うのも、何をどうするのかさっぱりわからず。
まごまご~うろうろ~
私が買ったのはこれ。もちろんハズレ。浮いた駐車場料金分だけ遊んで、帰りました。

二日間の楽しい忘年登山でした。
「三倉岳」面白かったなあ!!
隊長、今年もお世話になりました。
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三倉岳

2018-12-20 19:59:22 | 九州以外の山
2018年12月15日(土)晴れ

おとぼけトリオの忘年登山はどこにしましょう。
広島県大竹市の三倉岳が面白そう。
行ってみましょう!!

何だかんだで家を6時前に出発し、途中で朝ご飯を食べて三倉岳県立自然公園駐車場に着いたのは10時前。
未知の山に期待が膨らみます。

ボルタリング用の壁でしょうか。大竹市人工登攀壁。


登山口から見る三倉岳。
右から朝日岳、中岳、夕陽岳の三本槍ですね。


登りは岩場上りのあるBコース、下りは緩やかなAコースです。


おお!、でっかい岩が出てきました!
クライミング用のボルトが見えます。
今日はクライミングしている人はいませんでしたが、山岳クライマーにはお馴染みの場所のようです。


ちょっとー、クライミングの真似事


のっけから遊べます!


楽しく歩いて、中岳と朝日岳の分岐に来ました。


まずは朝日岳へ。0.03㎞つまりは30mで朝日岳に行けるよ!


朝日岳山頂はここかな?


山頂標識ははないけど、岩の先を下って、先に行ってまた登るといい眺め!!
この後に登る中岳です。


うきゅん
命名!「チュー岩」


分岐に戻って中岳へは、根っこを登ったり~。


中岳山頂です!


跳ぶ!


山々の眺めも素晴らしい!


次はあの夕陽岳へ!


今現在、三倉岳は中岳と夕陽岳の間は通行禁止となっていますが、自己責任の元、歩いてきました。
一部崩壊場所かと思われるところには、テープが張ってありましたが、危険と思われるところは特にありませんでした。

夕陽岳までは下って登って~~


夕陽岳山頂です。もっと先まで行けそう~。


左手から巻いてみると、
凄い!!


一番先まで行ってみたかったのですが、若者たちが昼食中。
残念~~、そこに陣取るのは遠慮してほしかったなあ。


さっき登った中岳、朝日岳が見える


しばらく遊んで、元の場所へ戻って、端っこで昼食。

夕陽岳が三倉岳の山頂ではないので、昼食後は下って三角点へと登り返します。


イエーイ!三倉岳!二等三角点


後はAコースで下るだけ。楽ちん下山です。
四合目小屋から見る三倉岳。


無事下山して帰り道からの三倉岳。


とても楽しい三倉岳でした。
険しそうに見えても、手掛かり、足掛かりはしっかりあるし、切れ落ちているわけではないので、さほど怖さを感じることなく登れました。
楽しかった

小瀬川温泉によってお風呂に入り、宿泊は民宿「どんぐりの山」
お腹いっぱいの焼肉コース、一泊二食で5400円
大いに飲んで食べて~、民宿のご主人の話が面白くて笑いっぱなしでした。
カープとソフトバンクで盛り上がった隊長は、今まで一番の楽しい民宿だったと大喜びでした。


明日は宮島観光、午前中のお天気の様子を見て弥山に登ります。






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鬼ノ城山(きのじょうさん)

2018-12-02 21:20:55 | 九州以外の山
2018年11月24日(土)晴れ

六甲山下山後は有馬温泉駅~新神戸駅~岡山に移動。
翌日は、鬼ノ城山です。
可愛い桃太郎電鉄に乗って「服部」で下車。服部からは交通手段がなくタクシーで向かいました。


鬼ノ城は日本の名城100選にも選ばれています。あの山の上の白っぽく見えるところ。
昔話の「桃太郎」から推察伝承される鬼ノ城(wiki)にとても興味があったのです。


桃太郎伝説は日本各地にありますが、こちらではいにしえより吉備津彦命による温羅(うら)退治が桃太郎につながったのでしょう。鬼と呼ばれた温羅の城を鬼ノ城と呼んだのです。

でも……
大男で怪力の温羅は、鬼と呼ばれ怖がられたのですが、実際はこの地に製鉄技術をもたらした人物でもあるのです。


その温羅が支配していた鬼ノ城は、城壁が山を一周ぐるりと取り囲み、まさに山全体が要塞となっています。
そうした造りは古代の山城でもここだけらしい。
日本版の万里の長城とも言われる鬼ノ城山は、どんなところだろう。
行ってみたい。

ビジターセンターに着く前に大きな鉄の釜が!
大きな鉄の釜が見つかったことから、温羅が人々をさらって、この大釜で茹でて食べたに違いないと怖がられたそうです。でも実際は、こうした大きな鉄製品を作ることができる技術を持ち、伝えていたのですね。
釜ではなくお風呂だったのでしょうか…。


スタートはビジターセンターからで、ほぼ平坦に周囲4㎞を歩くことができます。


まず見えてきたのは角楼
防御の死角を無くすため、城壁の一部を突出させて、角っこにつくったもの。


西門(復元)


鬼ノ城の城壁は、山の八~九合目辺りをすり鉢巻状に巡り、高さ、幅共に7mほどで、全長は2、8㎞あります。


敷石
城壁の下の面に接して、幅1.5m~5mの敷石が多くの区間に敷かれており、総重量は数千トンにもなる。敷石は通路の役割と、雨水などが城壁を壊さないようにするために敷かれたものと推定されている


敷石の上を歩いている。


南門


何かの遺跡でしょうか。


水門も三つあったのですが、かなり下まで下りていくようなので、見に行っていない。
東門も飛ばしてしまった。

ぐるっと山の縁を回りながら歩くので、素晴らしく眺めがいい!
何度も眺望に深呼吸!!




垂直な斜面に石垣が見えてきました。


その昔に、いったいどうやってこの絶壁みたいなところに石垣を積んだのでしょう。


「屏風折れの石垣」です。




北門へ


北門


最終地点のここが鬼ノ城山頂(397m)のようです。三角点などはありません。


「のろし場」がありました。
岩盤が熱を受けて、赤く焼けていたのが見つかり、地形的にものろし場であろうと。


楽しい1時間半のウォーキングでした。
時間に余裕があるなら、もっとあちこちに入り込んで探検して見たかったです。

無人駅の服部で列車待ち。のどかです。




次は、吉備津彦命の霊廟として知られる国宝の吉備津神社へ行きます。
来た時の電車とは違って、今度の電車は現代的な桃太郎です。


鬼もコミックの絵のよう。


吉備津駅で下車すると、田んぼの真ん中を綺麗な松並木が続いていました。


階段を上がって




400mも真っすぐに続く回廊に驚きました。


こんな造りになっていたのでした。


ちょっと怖い桃太郎伝説
 吉備津彦命は温羅の投じる岩に対して2本の矢を同時に射て温羅の左目を射抜く。温羅が雉に変化して逃げると吉備津彦は鷹になって追う。最後は鯉になって川に逃げた温羅を吉備津彦が鵜になって飲み込んで退治した。 童話では、川でお婆さんが洗濯をしているときに、流れてきた桃から生れた桃太郎が、悪事を働く鬼ケ島の鬼を、犬、雉、猿にきび団子をやってお供にして鬼退治をしたことになっている。

鳴釜神事も行われます

本殿を横から見る。吉備津造りという屋根が珍しく美しかった。


ゆっくりと時間の流れを感じながら、「きび団子」を買って、今回の旅は終わりです。


三日間、いつもとは違った山を楽しみました。
すっきりリフレッシュ!!

また明日から、いつも通りの生活を、元気に楽しく頑張ります!

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六甲山最高峰

2018-11-29 21:04:41 | 九州以外の山
2018年11月23日(金)晴れ

六甲山地は様々なルートでトレッキングが楽しめるようですが、今日は六甲山最高峰を目指して、一般的なルートを歩きます。

阪急芦屋川駅からスタート。
駅に着いてみてビックリ!
登山の格好をした人が多いこと!六甲は人気の山ですね。

都会ですねー。高級住宅街の中を進みます。


ロックガーデン入り口の滝の茶屋。


茶屋の横を抜けて、


直ぐに高座の滝


おやまあ、人が多くて渋滞になりそうです。


この辺りがロックガーデンといわれるところ。
もっと冒険チックかと思いましたが、たいしたことはありません。


楽しく登って、風吹岩



風吹岩からはもう岩場歩きは無く、森歩きで雨ケ峠に着いておやつ休憩しました。
人が次から次へと登ってきます。


この標識からぐっと下ると、急な階段登りが登場しました。
宝満山の百段ガンギを思い出し、数えてみたら八十八段でした。足りないよー!


やっとお花に巡り合う。ほっ。


急な上りも出てきましたが、お天気の良さと歩きやすさで快適に歩けます。

一軒茶屋が見えてきました。サイクリングの人も多かったです。


ここで「きつねうどん」を頂きました。
これが食べたかったのです!おつゆが美味しい!
ここでは水は貴重品のため、600円以上の食事をしないとお水はついてきません。
きつねうどんは500円でした。


一軒茶屋からコンクリートの舗装路を上がれば六甲山最高峰です!


やはり人が多い!!


鉄塔がたくさん立っているのが摩耶山かな?


下山は有馬温泉につながる魚屋道(ととやみち)を歩きます。


神戸の海で獲れた魚を、有馬温泉へ運ぶために利用したことから、魚屋道と呼ばれるようになりました。


ととやみちだから、とと、とと、ととと下ります。
歩きやすくて、景色もいい。
これまで人に抜かれることは当たり前の私達が、この下りでは人様を抜いたりしました!
とと、とと、とー!


そしてまた……
たった一歩で山から街へ出た。

足を踏み下ろせば有馬温泉。


数分も歩けば温泉街です。
これまた人が多い。




かんぽの宿や金の湯、銀の湯にて、立ち寄り入浴もできますが、九州の温泉とは風情も違ってその気になれず、すっ飛ばし。
午後2時過ぎに有馬温泉駅に着きました。


今日も楽しい一日でした。
都会の山事情というか、登山道と温泉街の境がたったの一歩だったことに驚きました。
山と都会が隣り合わせ。

秋の行楽登山最終日の明日は岡山の鬼ノ城山です。
楽しみ、楽しみ~。
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