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山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

トリオ忘年登山(二日目・白滝山、角島)

2019-12-11 21:22:56 | 九州以外の山
 
2019年12月8日(日)曇り
 
二日目は豊北町の白滝山です。
分県別登山ガイドには「幕末哀史の寺跡からゴルジュと風力発電の山へ」とあります。
ゴルジュって何だろうと思えば、両側の岸壁が狭まっている谷だそうです。
名前からすると、なんだかカッコいい!
行ってみましょう。
 
湯本温泉から50分くらいで、登山口の中山神社に到着。
中山神社には悲劇の討幕派盟主・中山忠光が祀られています。

 支度をして、10時13分スタート。
日本昔話にでも出てきそうな、のどかな田園風景を見ながら歩きました。
 
目の前の黄葉が嬉しい。
 
足元も。
 
四恩寺跡はとてもいい雰囲気でした。(10:39)
一時、中山忠光が隠れ住んでいたお寺です。
 
昔のままの石段ですよね。趣があります。
 
落ち葉はしっとり、イチョウの黄色がいいですね。
 
暗い森歩きで、キラッと光る黄葉が嬉しい。


岩ゴロ歩きと、崩れそうなトラバースもあり、慎重になりました。
 
でも、1時間ちょっとで、舗装路に出てきましたよ。(11:29)
 
向かいにあるこの標識から中に入ります。
ここまで車で来ることもできますが、四恩寺跡を見たりしながら歩いたほうが断然いいです。
 
深い谷です。
濡れ落ち葉や、浮石もあるので気をつけます。
 
滝が出てきましたが、これは白滝ではありません。
 
宝満山の羅漢道のようなところもあります。
 
この先がゴルジュでしょうか。
 
ロープもありますが、岩が濡れているので気をつけなくちゃです。
 
 
狭い谷だということがわかります。
 
 
水が綺麗で小さな魚がいました。
ハヤですかね? たくさん見えたのですが、近寄るとすぐに逃げていきました。

 そして、とうとう白滝です!! 12:35
 
細く小さな滝ですが、とても美しい! 
滝壺のエメラルド色に魅せられました。
 
静かで、神秘的で、ため息をつきながらシャッターを押しましたが、滝を過ぎると、あっけないほどの平地歩きになりました。
 
この歩きを楽しもうと思っていたら、これまたあっけないほど直ぐに林道に出ました。
お腹もすきましたが、お昼ご飯がありません。
宿におにぎりでも頼んでおけばよかったのですが、どこかコンビニで調達しようと思っていたら、コンビニどころか、スーパーも、信号もない道を走って来たのでした。
お菓子や、チョコ、カルパス、珈琲で仮のランチタイムです。(12:45)
 
今日の後半は、山口県を知らないKさんに角島を案内したいと思っていたので、山頂は目指さず、下山することにしました。
舗装路を1時間以上も歩いて、中山神社駐車場まで戻りました。(14:20)
山中の歩きではないので、足首が痛くなりました。膝にも、腰にも辛かったです。
 
では、角島にKさんを案内しましょう。車で50分くらいです。
ダルマギクがまだ咲き残っているといいなあ。
 
角島大橋、美しいですねー。(もう3時でした)
 
展望所から
 
灯台見学の後、ダルマギクの群生地へ。
最盛期は過ぎていますが、、どうか、何とか咲き残っていてほしい。
 
ところがーー。
えーーーっ!通行止め?
車で行けないの?
 
よしっ、ではここから歩いて行きましょう。
夕陽があんなにきれいだから、歩けます。
 
てくてく歩いて、海岸線までくると、
わーーーっ!
ダルマギク!
こんなに沢山咲いていました。
 
白いのや
 
薄紫色は夕暮れに溶けてしまいそうです。

あー、咲いててよかった。
 
最盛期は過ぎていても十分綺麗です。
 
角島に来てよかったわ!
大満足でした。
 
車を止めたところまで、また舗装路歩きですが、夕陽がとても綺麗でした。

 イソギクも可愛かった。
 
シマカンギクは賑やかでした。
 
一日目は晴れの尾根歩き、二日目は薄暗い谷歩きでしたが、どちらもとても楽しかった。
面白い山々、可愛いお花、大いに笑って、いい山旅でした。
 
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トリオ忘年登山(一日目・右田ヶ岳&アントキノ岩を眺める)

2019-12-09 23:44:16 | 九州以外の山
2019年12月7日(土)曇りのち晴れ
Kさんを交えてのトリオ登山は久しぶりです。
今回は下関市豊北町の白滝山と岩国の白滝山のW白滝山を、楽しむつもりでいました。
ところが天気予報では土曜日の山陰は寒波襲来で、荒れそうです。
そこで、前日になって予定変更。土曜日は防府の右田ヶ岳、翌日曜日に豊北町の白滝山に登ることにしました。
Kさんは右田ヶ岳も白滝山も初めてだそうです。
はてさて、どんなことになりますやら~
 
9時に塚原駐車場に着くと、満車。右田小学校前の駐車場に移動しましたが、こちらも満車で、何とか1台止められました。
みんな右田ヶ岳に登るのかしら?
人気の山ですねーー!
 
10月には直登コースで登りましたが、今日はオーソドックスな天徳寺コースで登り、塚原コースで下山します。
 
右田小学校奥の天徳寺の奥に右田ヶ岳がそびえています。9:15
お天気が良くなるといいなあ。
 
 古くからの観音堂
 
磨崖仏がたくさん出てきます。
 
 
 
 久しぶりの山歩きにKさんも満足そうです。

岩が次々と現れます。
 
10月に歩いた直登コースよりも、手がかり足掛かりがあって、私も楽しく登れました。
 
 おー!青空に映えています!
 
もうひと頑張り!
 
10時40分、山頂到着!

 
いい眺めですねー!
 
 
さらに素敵な出会いが!!
10月に登った時、地元の山の会の方に声をかけていただき、右田ヶ岳と山頭火が描かれ缶バッチを頂いたのですが、その時の方にまたお会いしたのです。
よく覚えていてくださって、おしゃべりが弾みました。


鐘を鳴らして、珈琲を飲んでゆるりと休憩。

下山は塚原コースで、海宝寺跡に下りました。12時13分


下山後は車で近くのスーパーまで移動し、駐車場でお昼ご飯。
トイレもすませました。

まだ時間はあります。
「アントキノ岩を近くから眺めよう!」
さだまさし原作の映画「アントキノイノチ」のロケ地になった大岩壁(アントキノ岩)は勝坂尾根ルートにあります。
とても厳しいコースで、私に行けるはずもないのですが、せめて近くから眺めよう。

勝坂登山口。13:30
この坂を上がると、直ぐに登山道になります。


15分も歩けば尾根ルートと本ルートとの分岐に出ます。
アントキノ岩が見えていますね。

うわあーー!迫力満点。

行けるだけ行ってみよう~


聳えるアントキノ岩。

次々に現れる岩の塊。
ロープはあれども、私の足が短すぎて、難しい場面が何度もありました。

14時15分。
時間も体力も切れかかっていました。
空は晴れているものの、時折冷たい風が強く吹きます。
先に進めません。

垂直に見える岩の壁。
あの先まで行けそうもないし、下山を考えるともう限界です。
怖いしね……。
撤退します。

下りもまた緊張です。
私、岩に埋もれていますね。気をつけて~。

は~、飛び込み台ではないですよね。
ここも下りなくちゃね。


無事下山です。ほっ。14時56分


ドキドキ面白い体験でした。
天徳寺コースを登らず、最初から勝坂コースで挑んでいたら、登れたでしょうか?
いいえ(>_<)
またリベンジしますか?
いいえ(^^;)
でも楽しかったです。

あの矢印まで行きましたが、そこから先が大変ですもの。
撤退して正解でした(^-^)

右田ヶ岳は魅力いっぱい!
いい山でした。
忘年会は湯本温泉の鄙びた原田屋旅館で、おとぼけ二人は大いに飲み、私も大いに食べて、笑って夜が更けました。

明日は豊北町の白滝山と角島です。
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右田ケ岳

2019-10-14 21:40:29 | 九州以外の山

2019年10月12日(土)晴れ

以前から気になりながらも、とても登れないと思っていた右田ケ岳に登ってきました。

山と渓谷社の「分県登山ガイド」によると、「右田ケ岳は、全山花崗岩の露岩に覆われ、岩の鎧をまとったようで、近寄りがたい雰囲気を持つ」とあります。

「しっかり!」と自分に言い聞かせながらも、想像以上に厳しく、それだけに達成感のある山でした。
夫殿は「面白かったー!」と喜んでいました。

上りは「直登コース」下りは「塔之岡道」です。
塚原駐車場からスタート、右田ヶ岳が住宅の向こうに見えています。9:00

海宝寺跡からはフラット歩き。

25分で、塚原堂本登コースとの分岐に出ました。

「ぶちえー山」→とてもいい山という意味です。
山口では、とても、とか、非常にという意味をあらわすのに「ぶち」とか「ぶり」と言います。(山口県出身)
直登コースへすすみます。(危対~きついと読むのでしょうね)

あれに登るのね!

お天気いいけれど、暑くて、前半は調子悪く、よたよたしました~。

いくら登っても、岩が次々に現れます。

これも登るの?

これも?

夫殿の手も借りて、何とか頑張りました。
はぁー、私、こんなところに来たのかーー。

いつまでも岩ばかり続いて、写真を撮る余裕がありません。

やっと、山頂です!!11:00
イエーイ!

今日は風が強いからでしょう、日の丸の旗は上がっていませんでした。

お弁当を食べて、鐘を鳴らして、ゆっくり休憩したら、塔之岡道コースで下山します。
ぐるっと周回するので、右田ヶ岳を反対側から見ることができ、とても良かったです。

展望所。いい眺めです。

右田ヶ岳の南斜面が見えます。

下山路で嬉しい驚きはセンブリの花!

嬉しかったです。

まさか、岩だらけの右田ヶ岳でセンブリに出会おうと、は思いがけなくて、嬉しかった!

蔵王権現石祠 12:50

上りは岩ばかりで緊張して、写真を撮る余裕がなかったのですが、下りは楽しみながら歩けました。

ちょっと心もとない木橋を渡って~、

右田ヶ岳を見上げる。
よく登ってきたなあ~。

里に下りてきました。13:15
コスモスの向こうに、苦労した右田ヶ岳です。

ママコナ

ミゾカクシ

イヌタデ

ミゾソバ

駐車場に戻ってみると、我が家の車だけがぽつんと待っていました。
朝はほぼ満車だったのに、皆さん早いなあ~。

これは、山頂で会った団体さんからいただいた、手作りの缶バッチです。
来月には九州の山に登るということでした。
山での出会いはいいですね。

岩だらけの右田ヶ岳、夫殿は喜び、私は苦戦しましたが、印象に残るとてもいい山でした。
コースは他にもいくつかがあるようです。

コースを変えてまた行きたいか?~~~???
?~~~??✖️(≧∇≦)

本日の軌跡

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京都トレイル東山コース・二日目

2019-09-24 22:09:10 | 九州以外の山

2019年9月22日(日)曇り

おはようございます。
今日は山歩きなので、何とかお天気がもつといいなあ。九州には台風が接近しているみたい。

朝食の前に南禅寺へ朝のお散歩。

人も少なく、空気が澄み切っているようです。

お線香の香りが漂って気持ちが和らぎます。

水路閣
琵琶湖疎水が南禅寺を通過するため、周囲の景観に配慮して、風格のある水路橋が作られました。
煉瓦と花崗岩で作られた美しいアーチ型をしています。

まるで、ローマの水道橋みたい。

残念なのはここから蹴上まで、景観を楽しみながら行けたのに、調べ不足でそれを知らず、宿に戻った後は昨日の道をたどってしまいました。

お散歩の後、南禅会館にもどって、朝食を頂きました。
広い食事会場に、たった二人です。

質素ですが、とても美味しく十分でした。ご馳走様でした。

実はこの日、朝六時から南禅寺境内の「龍淵閣」で座禅会があるので、体験しようと思っていたのですが、昨日の歩きで足が疲れていて、座禅したらすぐに痺れてしまって、そのあと歩けないと思って、朝はのんびりしていました。

二日目のスタートです。8:30
今日は蹴上~大文字~銀閣寺~山歩きして~比叡ロープウェイ駅まで歩きます。

日向大神宮。

天の岩戸をくぐりました。

今日は人にも会わず、静かに歩けます。

途中開けたところから京都市内が見えました。
手前の森は京都御所でしょうか。

蹴上から1時間半で大文字山に着きました。9:55
団体さんが賑やかでしたので、ちょっとだけ休憩して「火床」に向かいます。

ここは案内がしっかりありました。

これがあの大文字焼の火床ですね。10:25
眺めも最高!


斜面にも点々とかまど(火床)がありました。

腰を下ろしてたっぷり休憩の後、急な階段を下ります。

森歩きになったと思ったところで~

鹿です!!

すぐ近くでこちらを見ていました。
京都の鹿ってなんか上品!?
逃げもせず、ゆっくり遠ざかって行きました。

銀閣寺も、外人さんがいっぱいでしたが、静かです。11:15

ちょうどお昼になったので、参道で昼食。
今日は肉うどんでしたが、〇〇〇!よかったわ(^-^)

哲学の道をのんびりと~。

これから3時間近くかかって、最終地点までゆっくり山道を歩くことになります。

バプテスト病院の脇を通る時は、一度間違えました。


トレイルの標識がなく、こんな目立たない案内です。

谷筋に入ると荒れていました。

三年前の台風の被害はこんなところにも及んでいるのでしょう。

YAMAPによると、瓜生山~てんこ山を巻いていくようです。
緩いアップダウンの繰り返しが長かったーー。


トレランをしている人と何人か会いましたが、静かな山歩きです。


途中、見晴らしの良いところへ出ては、何回か休憩しましたが、長いよーーー。

やっと着きました―――!
ケーブル比叡駅です。もうへとへと~~、よれよれ~~。
長かったーー。(疲)15:23

ケーブルカーが上がってくるのを眺めていたら、そのケーブルカーは上に行くのではなく、折り返しだってよ!
急いで乗り込み、セーフ!!

一気にケーブル八瀬駅まで下りてきました。15:40

ここからどうやって、京都駅まで帰ろうかと思いましたが、バスがあると教えていただき、降り出した雨の中、これまたバスのお尻を追いかけてバス停まで走り、ぎりぎりセーフ!
乗れました。座れました。ホッ。

そんなこんなで、京都駅に無事に着き、駅のトイレで着替えを済ませました。

ところが、私達が遊んでいる間、九州は台風の影響で強烈な風が吹いていたのですね。
小倉を出てしばらくすると、新幹線が止まりました。
運転を再開したのは、1時間半後。JR鹿児島線は運転見合わせで、再開のめどはたたないので、タクシーの列に並んで、家まで帰りました。

心配顔の娘が待っていました。
ごめんね。遅くなったね。風が強くて心細かったでしょう。

本日の軌跡 7時間17分・16,3㎞

京都の自然と、名所旧跡を楽しめる「京都トレイル」はとてもよかったです。
いつかまた、続きを歩きたい。ヒルのいない季節に。

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京都トレイル東山コース・一日目

2019-09-24 00:48:00 | 九州以外の山

2019年9月21日(土)

 利尻から帰って感動が冷めやらず、大きな山の景色を楽しみたいと思い、9月末の連休は立山に遠征しようと計画を立てていました。山小屋、新幹線などの予約も済ませ、意気揚々と楽しみにしていたのです。
ところが、日本列島、雨、雨、台風の予想です。 
これじゃあ、どこにも行けないねー。
どうしましょ。

 いつもならオルレにするところですが、以前より気になっていた「京都トレイル」を歩こうと、五日前に思い付き、翌日バタバタと列車や宿の予約を変更して、いざ出発です。

 最初の計画では、一日目に東山コースの一部を歩き、二日目には北山東部コースを歩くつもりでしたが、北山コースはこの時期、東部も西部も「ヒル」がいっぱいのようです。
ネット検索してみると、出るわ、出るわ、ヒル天国のようで行きたくない!!
もう、絶対ダメ!

そこで東山コースを二日に分けて歩くことにしました。
一日目 東山コース始点・伏見稲荷駅~南禅寺
二日目 南禅寺~大文字山~東山コース終点・比叡ロープウェイ駅

京都駅からJR奈良線、京阪本線と乗り継いで、「伏見稲荷駅」に到着。
「駅からして京都らしい~」とか、「キツネさんだ~」とか、既に興奮気味の田舎者です。

10時にスタート!
オルレではリボンやカンセが歩く目印でしたが、京都トレイルはこうした案内板が要所要所にあります。

最初のポイントは伏見稲荷神社。
観光客がたくさんでした。

千本鳥居は異世界へと続くトンネル。

振り向いて裏から見ると、寄進した人や企業の名前が書かれています。

意外と長く、上へ上へと鳥居は続いていました。

四ツ辻まで来て休憩。オロナミンCでエネルギー補給しました。
夫殿は、途中のこんなものに頭を下げていましたよ。

稲荷山には登らず、四ツ辻からトレイルのコースに進みます。11:00

先程の喧騒からすっかり解放されて、行き交う人もいません。
やっとほっとしました。

これなら気持ちよくのんびり歩けます。

可愛いミゾソバにもほっとしました。

案内に従って、住宅街も歩きます。

マメアサガオ

皇室御陵地の横を通り、

御寺「泉涌寺」にきました。11:20
皇室の菩提寺なので御寺と称するのだと、受付の方にお話を伺いました。

ここは人がいなくて、とても静かでした。
厳かな空気が流れているようです。

舗装路へ出て、またちょっとした山道歩き。
深呼吸しながら歩けます。

おっととー。
清水山と清水寺の分岐まで来たときに、お昼ご飯を準備していなかったことに気付きました。
駅を下りたらコンビニでおにぎりを買おうと思っていたのですが、すっかり忘れていたし、コンビニなどなかったような気がします。

「おなかすいた~!」
このままトレイルの順に歩いていくと、お昼ご飯にはありつけません。
あちゃー。
そこでコースアウトして、清水寺にお参りし、参道で何か食べようということになりました。

木々の向こうに見えてきましたが、12:56

清水の舞台は修復中。

そして何より、すごい人、人、人、人~~。外人さんと修学旅行生でごった返しです。

音羽の滝は上から見るだけ。

清水寺の由来など、納得しながら歩くのはとても無理ですね。
外人さん向けの観光地のような感じで、残念な気がしました。
多くの人に見てもらうことはよいのでしょうが。

参道を下りながら、お土産物屋さんの二階で昼食です。
二人ともかつ丼を注文したのですが~うむむ~。むむ~~(*_*)×××。

さて、トレイル道へ戻ろうと地図を確かめると、成就院の裏から行けそうです。ところが裏山への小さな門はしっかり施錠されていて、行けませんでした。

困ったなあ。分岐まで戻るには遠い気がする……。

よしっ!今日は観光コースで街中を歩き、知恩院~南禅寺へと行くことにしよう!

京都らしい道を歩けて、ご機嫌です。

知恩院三門まで来ました。15:06

御影堂
「忘れ傘」とか「落とし金」とかの七不思議があるとは後で知りました。見たかったです。
よく調べておけばよかった。残念。
そして、ここでもトレイル道に戻れるかと裏に回りましたが、ダメでした。

知恩院を出たら、蹴上まであと少しです。

蹴上発電所 16:00
古い建物なので、使われていないのかと思いましたが、関西電力が管理する水路式・流れ込み式の水力発電所で、運転中です。日本で初めての事業用水力発電所です。

ねじりまんぽ(蹴上トンネル)
耐久性を上げるために、斜めに煉瓦を積み上げてあります。
短いトンネルなのに、奥行きがあるような、頭がぐるりと巻かれるような感じです。
ねじりまんぽの真上にはインクラインがとおっており、その重さに耐えられるようにトンネルの内壁の煉瓦を斜めに巻いたのだそうです。

インクライン(傾斜鉄道)
琵琶湖の水を京都に運ぶめに作られた琵琶湖疎水は、蹴上のところで落差が大きく船の航行がむずかしくなり、考え出されたのが傾斜鉄道(インクライン)で、水路とは別に緩やかな傾斜地を作って、荷を積んだ船を台車に乗せて運ぶシステムです。

何か、すごい!
上りと下りの二車線ですね。

これは台車の模型・木船が乗っています。


京都と言えば神社仏閣に目が行きますが、今日はこうした産業遺産を見ることができて、とても良かったです。
トレイルを歩かなければ、知ることができなかった。
もっとゆっくりこの辺りを歩いて、もっと詳しく見たかったです。

今夜の宿は南禅寺の宿坊「南禅会館」です。16:34
宿坊と言っても、新しく綺麗なホテルのようで、お部屋も広く、お風呂も家族風呂でのんびりできました。
何しろ今夜の宿泊客は、私達二人だけ!
貸し切りだったのです。(驚)

夕食は境内を出てすぐのところにある「順正」というお店で頂きました。
南禅会館に一泊二食で予約したのですが、夕食は「順正」で、朝食は宿坊で頂くのでした。

案内されたのは庭園を歩いて、奥にある食事処です。18:25

湯豆腐会席はとても美味しく、山の格好で頂くにはもったいないくらいでした。
夫殿はお酒が美味しくて、ニコニコいい調子。(飲み物は別途支払いです)
贅沢な時間がゆっくりと流れました。

さて、明日は南禅寺から大文字山を経て、比叡ロープウェイ駅まで、東山トレイルコースの残り半分を歩きます。
しっかり歩かなくちゃです。

本日の軌跡 6時間50分・16㎞
ほぼ平地とはいえ、疲れました。

 

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