森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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【国立天文台】 7月6日22:40分、""すばる望遠鏡 ; TOPIC 03 爆発現象が解き明かす宇宙の元素合成””

2019-07-06 22:43:55 | 宇宙、地球環境、世界的気象、国立天文台、JAXA、NASA…

① ""すばる望遠鏡 ; TOPIC 03 爆発現象が解き明かす宇宙の元素合成””

水素、ヘリウムに次いで軽い元素であるリチウム、金やプラチナに代表される鉄より重い元素―これらはいずれも、宇宙における生成現場が謎であった。

 すばる望遠鏡は、こうした元素が宇宙における爆発現象で生成されることを示した。新星爆発は、白色矮(わい)星を伴う近接連星系において、白色矮星表面に降り積もったガスが爆発する現象である。高分散分光器HDSによる観測で、V339 Delphiniと呼ばれる新星爆発でリチウムが生成されている証拠が得られた。新星が、宇宙におけるリチウムの製造現場であるという新たな示唆が得られたのである。

 

 

 新星爆発の想像図。2013年に現れた新星V339 Delphini(いるか座新星2013)でリチウムが大量に生成されていることが、HDS による観測から明らかになった。(クレジット:国立天文台)        

  鉄より重い元素のうち、素早い中性子捕獲反応(rプロセス)で作られる元素は、中性子星同士の合体で生まれるのであろうと考えられていた。すばる望遠鏡は重力波源GW170817に伴う光赤外線を超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)と、多天体近赤外撮像分光装置MOIRCSによって追跡観測することに成功し、その特徴からrプロセス元素が大量に生成された証拠をつかんだのである。

  • [ウェブリリース]重力波天体が放つ光を初観測―日本の望遠鏡群が捉えた重元素の誕生の現場―
  • [参考文献]Utsumi et al. 2017, PASJ, 69, 101, “J-GEM observations of an electromagnetic counterpart tothe neutron star merger GW170817”
  • [参考文献]Tanaka et al. 2017, PASJ, 69, 102, “Kilonova from post-merger ejecta as an optical and nearinfrared counterpart of GW170817”
  • [参考文献]Tominaga et al. 2018, PASJ, 70, 28, “Subaru Hyper Suprime-Cam survey for an opticalcounterpart of GW170817”

 

 

 重力波天体GW170817の光赤外線対応天体。HSC撮影。すばる望遠鏡をはじめとする日本の望遠鏡群が行なった観測により、天体の明るさと色の時間変化を追跡することに成功し、その特徴からrプロセス元素が大量に生成された証拠をつかんだ。(クレジット:国立天文台)        

宇宙で初めて生まれた星はどのようなものだったのか。それを探る一つの手段は、宇宙初期に生まれて現在まで生き残っている古い星を見つけ出し、その特徴を詳しく調べることである。すばる望遠鏡のHDSは、SDSS J0018-0939と呼ばれる星がまさにそうした星であることを明らかにした。この星は、宇宙の初代星が起こした超新星爆発でまき散らされたガスから生まれたのかもしれない。

 

 

 初代の巨大質量星が起こす爆発の想像図。特異な元素組成を持つことがHDS観測で明らかになった小質量星SDSS J0018-0939は、爆発によって巨大質量星が放出した物質と周囲の水素から誕生したと考えられる。(クレジット:国立天文台)

 

 

 

 

 

 

 

 

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【国立天文台】 7月6日22:30分、""TOPIC 02 すばる高解像度観測能力の進化 ―惑星形成、系外惑星、重力レンズ―””

2019-07-06 22:30:04 | 宇宙、地球環境、世界的気象、国立天文台、JAXA、NASA…

① ""TOPIC 02 すばる高解像度観測能力の進化 ―惑星形成、系外惑星、重力レンズ―””

 補償光学装置(AO)を備えたすばる望遠鏡は、高解像赤外線観測に威力を発揮し、若い星の周りに広がる、惑星の元となるガス雲―原始惑星系円盤―の研究に活躍した。

 AOにコロナグラフ撮像装置CIAOの組み合わせは、若い恒星AB Aur(ぎょしゃ座AB星)の周囲に原始惑星系円盤が渦を巻いて分布している様子を明らかにした。これは原始惑星系円盤撮像の先駆的な観測成果である。

 

 若い恒星AB Aur(ぎょしゃ座AB星)の原始惑星系円盤の赤外線画像。CIAO+AO撮影。惑星誕生の現場の一つが、まるで銀河のように渦巻き状の複雑な構造をしていることが明らかになった。(クレジット:国立天文台)        

さらには、若い連星系の原始惑星系円盤の詳細構造を見ることにも成功し、理論計算との詳しい比較から、惑星形成過程での外部からの物質供給の様子を世界で初めて明らかにした。

 

  

 若い連星系SR24にある原始惑星系円盤の赤外線画像。CIAO+AO撮影の画像(左)(クレジット:総合研究大学院大学/国立天文台)と理論計算結果(右)(クレジット:千葉大学)。連星系を取り巻く円盤の複雑な構造を直接写し出した。        

すばる望遠鏡の高解像度観測路線は、さらに進化したコロナグラフ撮像装置HiCIAOの登場によって、新たな展開を迎え、ついに太陽系外惑星を直接撮像することに成功した。太陽型恒星GJ 504の周囲を巡るGJ 504bは、それまで直接撮像された太陽系外惑星の中で最も暗く温度が低いもので、「第二の木星」と言って良い。

 

 太陽系外惑星GJ 504 bの赤外線画像。HiCIAO+AO撮影。直接撮像された太陽系外惑星の中で最も暗く温度が低く、「第二の木星」と呼ぶにふさわしい天体とされる。(クレジット:国立天文台)        

すばる望遠鏡の補償光学システムはさらに進化し、レーザーガイド星による大気揺らぎ補正が実現した。レーザーガイド星を用いると、大気揺らぎ補正に使える明るい星が無い天域でも、AO観測ができる。この機能により、重力レンズ効果を受けたクエーサー像の観測を行い、重力レンズを起こしている銀河を検出することに成功した。レーザーガイド星AOはその後も銀河などの高解像度観測において活躍している。

 

 

 二重クエーサー天体SDSS J1334+3315の赤外線画像。レーザーガイド星AOを用いた観測。重力レンズ効果を起こしている銀河を二つのクエーサー像の間に検出した。(クレジット:国立天文台)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【hazard lab】 7月5日12:25分、""伊ストロンボリ島 爆発の瞬間が「まるでキングコング」(動画)””

2019-07-06 22:08:08 | 海外震災状況(異常気象;ハリケーン、火山・地震・津波・感染症…)

① ""伊ストロンボリ島 爆発の瞬間が「まるでキングコング」(動画)””

  (キングコングそっくりの爆発の瞬間(上:Fabrizio Schiano、下:Wikimedia Commons) )      

 

 

  (海岸線に迫る溶岩流 )

 

(近隣のビーチからも噴煙が見えた)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【hazard lab】 7月5日10:25分、""米カリフォルニアでM6.4 震源はサンアンドレアス断層「余震159回」(動画)””

2019-07-06 20:51:25 | 海外震災状況(異常気象;ハリケーン、火山・地震・津波・感染症…)

① ""米カリフォルニアでM6.4 震源はサンアンドレアス断層「余震159回」(動画)””

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【hazard lab】 7月4日19:01分、""「やはり冷夏」気象庁が1カ月予報””

2019-07-06 20:33:00 | 防災・自然災害; 地震.津波.各種警報、気象・天気など…

① ""「やはり冷夏」気象庁が1カ月予報””

(かなり気温が低くなる予報(気象庁))

 

 気象庁は4日、この先1ヶ月間は、北日本から西日本にかけて気温が低くなるという予報を発表した。オホーツク海高気圧からの冷たい空気や、曇りや雨の日が多くなる見通しだ。

  発表によると、今月6日から19日までの2週間は、沖縄・奄美を除く北、東、西日本の広い範囲で、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなると予想されている。

 

(日照時間が少なくなると農作物への影響が懸念される(気象庁) )

 

 7月20日から8月2日にかけての2週間は、北日本では天気が数日の周期で変わりやすいものの、梅雨明けを迎えた東・西日本では晴れの日が戻ってくる見込み。

⛅ これにともなって、日照時間も平年並みか少なくなる予想で、農作物への影響が懸念される 👀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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