永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(3)

2008年03月30日 | Weblog
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 源氏物語は長編で、月1回の読書会なので、かれこれ数年を費やしています。はじめの方は大分忘れているので、自分なりに振り返ってみようと思います。
先生の本で見てみます。
「物語の名称」
  『源氏物語の本来の呼び方は、「源氏の物語」という風に、「の」の字をいれたものであろう。……。主人公の名前に由来する。これらは略して、「源氏」とも呼ばれた。源氏物語は、別に「紫の物語」又は「紫のゆかりの物語」と呼ばれた。どちらにしても必ずしも作者自らが命名した書名であるとは言えない。』(池田亀鑑監修・源氏物語)
源氏物語五十四帖といいますが、若菜の巻は上下2巻、雲隠の巻は、名ばかりで
何も書かれていませんが、始めからなのかどうか分かっていないようです。千年前の原本は無く、写本でしか伝わっていないのです。それで今も作者は男性であると信じて居る人もいて、紫式部と断定していいものか…という話しもあるのです。