ちよ馬券、今週は3歳三冠の最後のレースとなる菊花賞だ。
京都競馬場3歳芝外回り3000mで行われる。
菊花賞では、例年実績馬か上がり馬かで悩まされる。
実績馬では、皐月賞馬でダービー2着のイスラボニータが天皇賞・秋に挑戦するので出てこない。
しかし、ダービー馬のワンアンドオンリーや皐月賞2着でダービー5着だったトゥザワールドが出場してくる。
ワンアンドオンリーには、ダービーとの二冠達成の期待も広がる。
上がり馬としては、夏場に力をつけ神戸新聞杯3着のトーホウジャッカルや500万・1000万を連勝中のゴールドアクターあたりか。
本命は・・・。
今年は強い実績馬が健在で、その中でもダービー馬15ワンアンドオンリーが頭ひとつ抜けているとみる。
強敵のイスラボニータが不在なのは、いっそうの優位に立つ。
夏を越した初戦の神戸新聞杯では、ロングスパートでしぶとく1着。
父はハーツクライで距離は問題なく調教も抜群で、もはや死角はない。
相手は・・・。
14トゥザワールドはセントライト記念2着だが、勝ったのはあのイスラボニータだ。
スタミナ勝負では前に行った方が有利で、先行力は魅力だ。
ダービー前日デビューの2トーホウジャッカルは、上がり馬で強敵だ。
末脚がしっかりしていて、神戸新聞杯3着でもゴール前ワンアンドオンリーに鋭く迫っている。
その神戸新聞杯で2着だったのが4サウンズオブアースで、秋になっての変わり身に期待。
6ショウナンラグーンは青葉賞を勝ってダービーに臨んだが6着も、いずれのレースでも上がりは33秒台の鬼脚だ。
10ゴールドアクターは夏の札幌2600mを連勝した上がり馬で、長距離素質が開花したか。
同じく8ワールドインパクトもずっと2200m以上の距離を使い続け、長距離での一発にかける。
12タガノグランパはダービー4着・セントライト3着としぶとく、人気以上の成績で馬券的におもしろい。
最後はこの夏2連勝の上がり馬16サトノアラジンで、神戸新聞杯4着だが2番人気に支持された。
7トーセンスターダムは人気先行の3連敗で、武豊だが消し。
偶然だが、ヒモの馬番はすべて偶数だ。
結論
三連複軸1頭流し 15-2・4・6・8・10・12・14・16 28点
レース後、結果追記する。
結果追記
スタートから耽々と流れ、勝負どころの2周目3コーナーまで進んできた。
4、5番手の位置に、インから2トーホウジャッカル・14トゥザワールド・15ワンアンドオンリーと有力どころは同じ位置を進んでいく。
4コーナーから直線へ、2トーホウジャッカルの外を回る14トゥザワールドと15ワンアンドオンリーは大きくふくれる。
直線に入り、ここからの2トーホウジャッカルの脚が圧巻だった。
あっという間もなく14トゥザワールドと15ワンアンドオンリーを大きく置き去りにして、1マイネフロストを捕らえて先頭に躍り出る。
一方、インを鋭い脚でついてきたのが4サウンズオブアースだった。
優勝争いは、この2頭にしぼられる。
この両者の叩き合いは一時は並んだように見えたが、末脚勝負では絶対自信のある2トーホウジャッカルがひと伸びして優勝。
3.01.0のとてつもないコースレコードのおまけつきで、究極の瞬発力を制した。
2トーホウジャッカルはダービーの前日がデビューで、デビューから史上最短での菊花賞馬となった。
東日本大震災の日に生まれ、昨夏には腸炎にかかり競走馬としての危機もあったそうだ。
ちなみにデビュー戦は10着で、苦難を物ともせず淀で下克上をやってのけた。
4サウンズオブアースは一度は追いついたように見えたが振り切られ2着、それでもダービー惨敗のうっぷんを晴らした。
3着には集団から抜け出た10ゴールドアクターが入り、決め手の差が出たが長距離素質は底知れない。
12タガノグランパが4着で、今回も人気より順位が上でこれからもねらえる。
5着は6ショウナンラグーンで、鬼脚の持ち主だから忘れないように。
何んと掲示板にはずらり偶数番が並んで、相手選びは完璧だったのだが・・・。
肝心の15ワンアンドオンリーはというと、2トーホウジャッカルに離されてからはいつもの伸びがまったくなく9着の惨敗。
枠が外めで内へ入れず終始外を回され距離ロスが多く、直線で伸び切れなかった。
レースの途中で「あ~~っ」と力が抜けて行くむなしさはもうたくさんだ、せめてゴール前まで興奮させてくれ。
それよりひどいのが2番人気14トゥザワールド、何んと15着から7馬身差の16着で故障とかが心配だ。
秋競馬は中々うまくいかない、次回こそガッツポーズで終わるぞ。
三連複 2-4-10 13,340円 ハズレ
次回は、豪華メンバーが揃う天皇賞・秋だ。