ちよ馬券、今週は国際招待レースのJAPAN CUPだ。
東京競馬場3歳上芝2400mで行われる。
最近の外国馬の成績はパッとしないが、今年は違う。
凱旋門賞を優勝したデインドリーム(ドイツ・牝3)が、凱旋門賞馬としては12年ぶりに参戦する。
過去にも凱旋門賞馬は5頭出場しているが、エリシオ(96・3着)・モンジュー(99・4着)が目立つ位で期待外れに終わっている。
ところが、今年のデインドリームは期待しても良さそうだ。
これまでの歴代優勝馬と違うところは、ロンシャン競馬場2400m2.24.4の走破タイムがレコードタイムだという事。
おそらくパンパンの良馬場だったのだろうが、日本のスピード馬場にも十分対応出来ると見る。
今年の凱旋門賞は3歳牝馬が1・2着を占めたが、その2着のシャレータ(フランス・牝3)も参戦している。
しかも3着は2年連続で度肝を抜かれたエリザベス女王杯2連覇のスノーフェアリー(イギリス・牝4)とくれば、デインドリームの強さを認めざるを得ない。
そのスノーフェアリーは、昨年同様JCを回避した。
外国馬は他にも、凱旋門賞馬モンジューの子サラリンクス(フランス・牝4)・ミッションアプルーヴド(アメリカ・牡7)が参戦。
迎え撃つ日本馬は、まずはドバイ・ワールドカップを制したヴィクトワールピサ(牡4)だろう。
凱旋門賞をケガで断念し、8か月ぶりだが戦闘モードだ。
最強世代のヴィクトワールを含む4歳カルテットは、健在だ。
昨年のJCの覇者ローズキングダム(牡4)・ダービー馬エイシンフラッシュ(牡4)・そして関東の雄ペルーサ(牡4)。
忘れちゃいけない、前走国内では初めて4着に落ちたが最強牝馬のブエナビスタ(牝5)を。
さらに、天皇賞・秋の覇者トーセンジョーダン(牡5)・天皇賞・秋は5着のトゥザグローリー(牡4)など。
凱旋門賞で10着だったヒルノダムール(牡4)は、疲れが残り回避した。
さて、私の夢は・・・。
外国馬の場合、体調面などはもちろんだが一番気になるのが日本のスピード馬場への対応。
こればかりは、その馬の持ちタイムで比べるしかない。
覚えているか、97JCで馬っ気を出しながらも優勝したピルサドスキー(イギリス・牡5)を。
この年ピルサドスキーは凱旋門賞2着で、優勝したのがバントレセレブル(フランス・牡3)でタイムは2.24.6(昨年までのレコード)だった。
2着のピルサドスキーは2.25.5で、日本の馬場に対応するスピードを持っていたことになる。
今年の凱旋門賞馬13デインドリームは、2.24.4の持ちタイムで当然スピード馬場に対応出来る。
さらに、小柄な牝馬特有の瞬発力で凱旋門賞では2着に5馬身の圧勝だった。
特に、あと1ハロンからの脚がすさまじかった。
今年のJCは、天気も良さそうだし良馬場でペースは速くならず瞬発力勝負となるはずだ。
調教も抜群で、凱旋門賞の疲れ・長距離遠征など体調は問題なしと見る。
ひとつ心配なのは馬体重430kgで小柄なことだが、牝3は53kgの斤量でかなりの有利さがある。
私の夢は・・・自信をもって13デインドリームだ。
今年こそ外国馬が、いや凱旋門賞馬が史上初めてJCを勝つのは・・・間違いない。
相手は・・・。
まずは、2ブエナビスタの牡馬をも蹴散らす瞬発力に期待する。
前走(天皇賞・秋4着)では不利もありいつもの切れがなかったが、このひと叩きで変わってくるはずだ。
15エイシンフラッシュは、前走(天皇賞・秋6着)先行勢総崩れのなか6着に粘ったのはさすがだ。
先週乗り替わりでマイルCSを制した池添騎手、エイシンフラッシュには初騎乗になるが注目だ。
昨年の覇者3ローズキングダムの前走(天皇賞・秋10着)は、ハイペースにはまってバテたもので距離も得意の2400mに延びる。
反対に12ヴィクトワールピサは、順調さを欠いた上に小回りコースが得意で距離も少し長いか。
瞬発力勝負ではきびしいが、世界チャンピオンなのでしかたあるまい。
天皇賞・秋を制した16トーセンジョウダンはもともと東京コース得意で、騎手ウィリアムズにも期待。
7ペルーサは出遅れさえしなければ、電光石火の追込みが爆発する。
ダービー・神戸新聞杯・菊花賞とオルフェーブルの2着に負け続けた3歳牡馬12ウインバリアシオン、オルフェーブルはいないし瞬発力勝負なら負けない。
6トゥザグローリーは天皇賞・春(13着)の1番人気で、天皇賞・秋(5着)では10人気まで落ち込んだ。
天皇賞・春では自分も本命にしたので貸しがあり、東京の2400mで改めてねらって貸しを返してもらう。
他の外国馬では14シャレータ、高速決着の凱旋門賞2着でスピードには自信がある。
デインドリームがどんな競馬を見せてくれるか、ワクワク・ドキドキする。
先週万馬券ゲットで気合いが入り過ぎ、こんなに長くなってしまった。
結論
三連複軸1頭流し 13-2・3・6・7・8・12・14・15・16 36点買い
結果追記する。
結果追記
いや~ぁ、2ブエナビスタは強かった。
やはり最強牝馬・・・、いや現役最強馬だ。
先週とは正反対で、直線の攻防は半ばあきらめで冷静に見てられた。
本命の13デイドリームは、スタートで寄られて行き場がなく後方からの競馬となる。
アメリカの11ミッションアプルーヴドが逃げ、大外の16トーセンジョーダンが強引にそれに続く。
2ブエナは、いつもと違いラチ沿いを先行して進む。
3コーナーで12ウインバリアシオンの安勝が、スローペースに「これはたまらん」としかける。
それを機にペースは上がり、直線に入る。
しばらくはどの馬も抜け出せないでいた、13デインドリームも大外から追い出しにかかる。
前にいた16トーセンジョーダンが、まず抜け出す。
さらに、狭いところから鋭い脚で抜け出して来たのが2ブエナだった。
2頭の追い比べとなったが、瞬発力勝負では絶対の自信がある2ブエナビスタが昨年の雪辱を果たし優勝。
16トーセンジョーダンは2着で、前走(後方待機)と違って先行したウィリアムズの好騎乗がさえた。
1ジャガーメイルが、内にいた5トレイルブレイザー4着・12ウインバリアシオン5着をゴール前鋭く捕らえ3着に入り波乱となった。
ちなみに、コンシェルジュ津田が1ジャガーメイルの調教をA評価し自らも印を打っていた。
その後に、ようやく13デインドリームがゴール板を駆け抜けたが6着が精一杯。
もう1頭の外国馬14シャレータは、その次の7着だった。
13デインドリームはスタートがすべてで、直線34.0秒の脚でよく追込んだがあのスローペースでは前が止まらない。
サッカー日本代表がアウェーで北朝鮮に負けたのと同様、競馬もアウェーで勝つのは難しい。
13デインドリームにかけた私のドリームは、はかなく消えた。
8ヴィクトワールピサは本来先行する馬が最後方からとなり13着で、本調子ではなかった。
7ペルーサは精神的なもろさが出て、最下位に大敗。
15エイシンフラッシュ・3ローズキングダムも、いいところなく8・9着に沈んだ。
最強世代と言われた4歳カルテットの崩壊を見た。
三連複 1-2-16 80,880円 ハズレ
次週は、JAPAN CUPダートです。