金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

ちょっと待ってよ

2018年06月26日 19時39分35秒 | 日々あれこれ
他に言うことあるやろ・・・


蒸し暑い一日でしたね。
窓を全部閉めて回ったことです。

これは、夕方のお荘厳の汗は凄いことになるやろ~って
流してもない汗の爽快感を思う浅はかさ。

ヨッシャ~!って迎えた夕方の時刻。

いい感じで汗も流れ始めた頃に電話が鳴りました。
急ぎ出て、

「もしもし、徳正寺です!」
「ワチャワチャワチャワチャ・・・」
「もしもし!もしも~し!もしも~し!もし、も~~~~し!」
「ワチャワチャワチャワチャ・・・」

電話は繋がっているのですが
こちらの声が聞こえないのか
受話器の向こうにもう一方おられるようで
その人と何か話している。

こういうパターンも結構多いために
気長に対応します。

「もしも~~~~~~~し!・・・」
「ワチャワチャワチャワチャ・・・」

繋がってないと思われたのか
また、ボタンを押しています。

あ~、高齢のお方なんだと分かります。

ビッ、ビッ、ビッ・・・
って電話番号をトツトツと言いながら
ボタンを押しておられます。

言われる数字はウチの番号と重なるところも、
でも、ちょっと違うのかな~って思いつつも、

「もしも~~~し!もしも~~~し!と・く・しょう・じ・で~~~~す!」

聞こえたんでしょうね、
「なんか変なおっちゃんが、変な名前言うとる・・・」ってもう一人に語る。

オイオイ!確かに変なおっちゃんですけど
そっちから掛けて来とって
「変なおっちゃん」ってどういうことや!

しかも、声聞いても大概のお婆ちゃんやと思うけど・・・

って、腹にムカつきを感じつつ、
それでも御門徒だと大変なことになりますから
一生懸命に腹寝かしつつ

「こちらは、徳正寺ですけど何か御用ですか?」って大きな声。
「・・・」

何も言うことなく
また、ボタンを押し始めます。

また押すんか~い!

ビッ、ビッ、ビッ・・・って。

コイツも切ればいいものなんですが
他に言うことあるやろ、てなもんです。

ボタン押し終わるの待ちまして
「こちらは徳正寺ですけど、どちらにお掛けですか?」って
我ながら褒めてやりたいくらいに腹寝かせ・・・

「間違えました・・・」って聞き取れないくらいの声。

そうだよね、
間違ったら間違ったくらいのことは言わないとって
イガイガトゲトゲのコイツ。

情けないことです・・・




先日、お参り下さった大好きなご門徒Hさんが手紙を下さった。
毎回、必ず法要の感想を手紙に書いて送って下さるのです。

優しいお方ですから、
きっと、コイツと坊守を案じ支えずにおれないのでしょうね。

褒め称え
褒め称え

自らを省みながら
阿弥陀さまのご縁をよろこばれる、
そんな優しき文字の言の葉が並びます。

そんな一文(許可を得ていただいていません、お許しください)、

「沙羅の会のお念珠(まあるいお数珠を手にすれば心もまあるくまあるくなります)」

ですよね~・・・

なのにコイツは
これくらいの電話でイガイガトゲトゲですから・・・
恥ずかしいことです。

まあるく、まあるく・・・ですよね。

ありがとうございます、Hさん。


にしても、
知りもせんのに「変なオジサン」はないよな~ってまたホンマのコイツ。

誰が聞いているか分かりませんよ、ホントに!


ガツンとくる発泡酒飲みボエ~としながら過去のブログ。

パ~ン!と出た写真が
坊守の大事にしているネジバナの写真。

あ~、そんな時季だよな~って
思わず玄関飛び出して苔庭に。

オ~ッ、咲いとる咲いとる!

一本咲いていました。
その周りにも数本・・・
他のところにも葉が青々と・・・

毎年、ここにもあそこにもってよろこぶ坊守の顔。

ご縁あり、
苔庭に一本見つけた時の坊守の顔のうれしそうだったこと。

大切に踏まれないように
コイツが引き抜かないように
守るように愛でていたネジリ花。

応えるように、
一本、
また、一本・・・

ありがとういっぱいに
まあるい心いっぱいに

そっと、光り輝いています。

出張していますので
一緒に愛でることができませんが
少し優しくなれたようなひと時。

蛍の一燈に逢えたように
今年も逢えたねって。

いのちの儚さを感じながらも
いのちの重たさを思い
いのち繋がることのこころ強さを
また、涙を流しつつ思うのでしょう、

きっと。




どこまでもイガイガトゲトゲですけど
変なおっさんも願生ります!
コメント
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