金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

元気そうで

2018年06月14日 19時03分20秒 | 日々あれこれ
ちょっと安心・・・


久しぶりに帰った我が家。
あれもしてこれもしてって
はやる気持ちもあるのでしょうけど
身体がついていけず・・・

「ご院さん、カビ臭いでしょう?」
「大丈夫です。全然気になりませんから・・・」

気遣って頂きながら座らせていただく阿弥陀さまの前。

きれいなもんやな~・・・って
阿弥陀さまのお姿を
惚れ惚れと拝ませていただきました。

施設から外出で帰ってこられました。
以前お会いした時には
具合悪そうで心配しましたけど
今日の元気そうなこと。

「オバチャン、今日楽そうね!」
「そうなんです。今日は何もしていませんから。
 ちょっと動くとしんどくなっていけませんが
 ジッとしていると楽なんです。」


阿弥陀さまの前に座ることのよろこびを仰られます。

周りの建物が建て替わったり
お店屋さんが閉めてしまわれたり
帰ってくる度に時の流れを痛感するのでしょう。

だからこそ
変わることのない阿弥陀さまの前を
よろこばれるのではないかと思ったりました。

この家も形あるもの
お佛壇も然り。

長年、人の往来を
移り変わるものを見つめてきたこれらも
きっとなくなるのでしょう。

でも、阿弥陀さまのおはたらきだけは
消えることも
変わることもありません。

そのことの
なんと心強いことか・・・


何とかお荘厳したと仰る庭の赤い紫陽花。
儚さを教えてくださるいのちの輝きに
支えていただき生かさせていただくことの温もりを
感じたことです。

コメント
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