金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

どうにもならんコイツだから

2018年06月05日 20時14分22秒 | 日々あれこれ
案じてくださる・・・


数日、咳き込んでいます。
なんででしょうね、
風邪なのか、
肺からなのか、
喉がつぶれる勢いです。

お勤めするのにしんどくて・・・

あまりにしんどくて動作もゆっくり、
「おはようございま~す!今日は雨になりましたね!」って、
挨拶済ましてお内仏の前。

急かされるような日程でもないので
お灯りを点け
惚れ惚れと阿弥陀さまのお姿をマジマジと眺める。

マジマジと・・・

きれいなもんだな~、
優しいお姿だな~、

必ず救うと掌向けて・・・

噫~、何と有り難いよな~ってウルウルしつつ
鐘二音。

いつにも増してゆっくりのお勤めは
リズム的に違和感があったのでしょか、

「いつものお勤めと違うのですか?」ってお勤めの後。
「えっ、いつもと一緒ですけど・・・」ってコイツ。

こんなこと初めてで戸惑いました。


でも、ゆっくりと阿弥陀さまのお姿を拝ませていただくのって
いいもんですね~。

病むまんま、
穏やかになれて。


午後に、大変大きなお力をいただいている御門徒夫婦が来寺。
ご法要に飾るほどのきれいな花々を惜しげもなく
満面の笑みと優しき言葉で施して下さるのです。

本当によくしてもらって
何とかお返しをって思うも
力のない夫婦は何も返すこともできず
阿弥陀さまに向きを向ける姿勢で返そうと坊守と話します。

本当に何も返せませんし
何の力もありません。

だからこそ先手で
支えて下さるのでしょう。

「もう今日はふざけた格好はいけませんよ!」ってお叱りを受け
少々、ダウンしてしまっていたのですが
「ヨッシャ~!」って気合一発。
叱られるのを覚悟してふざけた格好に着替えます。

着替えるまではしんどいですけど
着替えてしまうとコッチのもんでして
気合入っちゃうので気持ちよく汗を流せます。

花のいのち、ひとつ、
拝みながら
大好きなご門徒の顔を重ねつつ
ご尊前にお荘厳させていただきました。

「ありがとうございます。
 勿体ないことでございます。」って。

お陰で、
尚のこと優しき空間になり

マジマジと
どうにもならんコイツ、ひとり
阿弥陀さまの前に座りつつ
惚れ惚れと拝ませていただきました。


そんなにコイツが可愛いのですか、親様(阿弥陀さま)・・・
コメント
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