金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

遠い昔のことさ

2016年07月18日 19時40分35秒 | 日々あれこれ
振り返りたくもないけど・・・


明けましたね、梅雨。
週間予報を観ていると晴れが続く、
これはもしかして、明けちゃうのか!梅雨!
って思っていました。

気合入れていこうで~!


本堂のご縁をいただくのに
扇風機がフル稼働ですが
なかなか涼しくならないようで・・・

団扇を持ち出し、パタパタパタパタ。
夏ですから、受け入れましょう。

小さなお同行もお参り下さいました。
「いくつですか?」正直、吃音住職一生懸命です。

指で4を示されます。
「4歳ですか?」
コクリ・・・

向こうからちょっとお兄ちゃんが「6歳!」
「お~っ、6歳か~!えらいね~」

真ん中に座るちょっと大きなお姉ちゃん、
「お姉ちゃんは幾つですか?」
恥ずかしいのか、ウザいのか、
それでも何とか10歳って答えて下さる。

シ~ン・・・

話が広がっていきません、
コイツの一番嫌なパターン。

ここはもう一度、ダメモトでお姉ちゃんにパスを出す。
「もう夏休みになった?」
頭を振られターン終了。

それではお勤めを続けましょうって
お茶を一気に飲み干し立ち上がるコイツ。

別に腹を立てているのではなく
早くこの空気を変えたいってところで。


夏休みか~・・・

自分で問いかけながら
うれしいだろうな~って学校大嫌いのコイツが思うこと。

もう懇談会も終わっているだろうし
指折り数える今頃なのか
いやいや、待てよ、
まだ通信簿という大きな砦があるのか・・・
いやいや、それはコイツの通信簿のことで
ここで一緒にしてしまうと申し訳ないことです。

うれしいことを書きたいのにいつも憂鬱になるこの時期。

トラウマ・・・
思い出したくもない筆頭。


なんと、同級生って仰るお方もお参り下さっていました。
いつ頃でしたでしょうか、
京都から帰ってそう経たない頃だったのでしょうか、
そのご門徒のお嬢さんが同級生って聞かされていました。

今日、初めてお会いしたことです。

「すみません、全然知らんもんですから失礼しました」
話を聞かせていただくと高校まで一緒だったとか・・・
その方の友達の名前まで聞かせていただくのですが
ここは曖昧に返事して乗り越えてって
以前、大人の対応ってことで稽古したことでしたが
でもすぐさま知ったかぶりのコイツを見破られる。

寂しいことです、コイツの性格。

でも、本当に知らんのですから仕方がありません。

もっと、広く浅くのお付き合いができればよかったんでしょうけど・・・
未だに後悔しつつもそうできないコイツ。

仕方がありません、コイツの性格ですから・・・

これでいいのです、コイツ。
これでも一生懸命ですから、コイツ。


遠い昔のことです。

振り返りたくもない日々も今のコイツの人生、
コイツはお陰でこの今をよろこんで生かさせていただいています。

極狭極深の日常。

コメント
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