金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

いつの間にか

2016年07月04日 19時04分32秒 | 日々あれこれ
あれ~・・・


7月に入った頃でしたでしょうか、
「あ~、セミが鳴き始めてたんだ・・・」
そうつぶやきながら零れ落ちそうな緑を眺めました。

暑さが厳しくなりましたね。
今でこれで、梅雨明け後は大変なことになりそうですね。

カナカナカナカナ・・・
ってヒグラシでしょうか。
日が沈むと涼しき風が優しく流れてきます。

肩の力を抜きます、
「気合抜き!ハァ~・・・」(SDR)


台風1号も発生したとか。
過去2番目の遅さだそうです。
発生しなければしないでいいような気もするのですが
コイツが知らないだけで
台風とて被害ばかりではなく恵みをもたらすこともあるのでしょう、
なんて、被害のないうちはそんな風にも思えるエゴ丸出しのコイツ。


親心を聞かせていただきました。
子どもが息子と同級生、
ご両親も同年代ですので仲良くしてくださるご門徒。

東京にいる息子を案じる。
電話をしてもメールをしても返事がありません。
もう大人なんだから・・・
そう思いつつ送日しながらもご夫婦でず~っと案じていたのでしょう。

ある日、思い切って二人で上京されたのだとか。
「生きててよかった~・・・」

その子は親に会いどう感じたのでしょう・・・

そんな話を聞きつつ、
やっぱり我が息子を重ねて聞かせていただいていました。

今でこそ元気になってホッとしているのですが
中3の後半から高1までの姿は忘れることができません。

死んでいてもおかしくなかった・・・


今生にいのちいただき「オギャ~」って第一声を聞くまでは
何を望むこともなく無事に生まれてくれって思っていた。
なのに、
産声を聞くなり
這えば立て・・・って一見素晴らしき親心のような我欲を
息子に、娘に背負わせてきたコイツ。

子どもの人生なのに何を背負わせているんだろう・・・

もし、いのちあり人生を歩むことができるのであれば
それぞれが好きな道を歩めばいいんだって
細くなった身体に毛布を掛けながら思ったことでした。

今では2人の愛しき子どももそれぞれの道を歩ませていただいています。


さんまさんではありませんが、
「生きているだけで丸儲け」です。

生きていれば辛いこともしんどいことも沢山。
でも案じて下さるおはたらきの真っただ中、
これを幸せっていうんでしょうね。


約束しよう、この愛で君を仏にせずにはおけない・・・
そんな真実の親心。

この阿弥陀さまの願いのど真ん中、
願生って生かさせていただきたいものです。


コイツもって思うものの
どこまでも自分大事のコイツの有り様。
でもそんな恥ずかしき中でも
愛しきものを守りたいって思う気持ちは大事にしたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする