金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

時の流れ

2016年07月17日 19時40分22秒 | 日々あれこれ

法事なんて・・・


「おはようございま~す」ってお参りさせていただきます。
勝手知ったるってところで
ズカズカとお仏間へ直行。
既にお参りされた方々で話が弾んでいたのでしょう。
結論的には
「私らの時には法事なんて勤めてくれんだろうな~・・・」

そんな話の多いこと。
さあ、どうする・・・

法事を勤めようが勤めまいがどちらでもいいんです。
でも、いつも言うことですけど
「涙の味を知る人の微笑みは尊い」
そんな人生でありたいと思うことです。

辛い涙も、悲しい涙も、悔しい涙も、うれしい涙も
全部知り抜いて下さる微笑みに包まれる毎日。
そんな日を重ねさせていただいていたんだって気付ける人生でありたい。

法話でのお味わい、
そりゃ~、ご縁いただいて参られて自分自身がよろこばないのであれば
子や孫がよろこぶはずがありません。
よくよくご縁いただいて自らがよろこぶことができればいいですね。

法事を勤めることの意義ってどこにあるのか、

決して往生させていただいた側が
勤めてくれたとよろこぶのではなく
迷いの中でも力強く生きゆく姿をよろこばれるのでしょう。

ようこそ手を合わせていただいたね・・・
ようこそお念仏申してくれたね・・・
その手の温もりこそ私だよ。
その声の響きが私だよ。

そのつながりを感じることができるのがご法事の意義なんでしょう。
そう出会いながら座らせていただきたいものです。


人生、向かい風もあれば追い風もある。
向い風に押し戻され
追い風にあおられ
吹き飛ばされそうな力のない歩み。

でも、己の人生・・・

立ち止まってばかりもおれず
今日の一日を重ねます。
靴ひもを締め直し
立ち上がっては、ゆっくりとまた一歩・・・

いいことには
私たちは行く方向が定まっています。
しっかりとお浄土をむねに置きつつ
この旅を楽しみたいものであります。


南無阿弥陀仏に出遇えてよかった・・・
コメント
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