ツモ爺のひとり言~アートフラワー~

人生を少し長く生きた一人としての”私のひとり言”を聞いてください。

何とかなる

2012年02月08日 15時23分03秒 | ツモ爺のひとり言
 失敗と言おうか、ピンチを招いたと言おうか、人生を過ごしていく上でかならず2~3回はあるものです、絶対絶命と自分は最初は思うのですが少し冷静さを取り戻せたら、智恵がわいてきます、昨日につづいて失敗談になりますが、こんなことがありました。

 当時、婦人服地問屋でプリントの担当をしていた時のことです、前年売れるきざしの見えたシルクウール(地紋のはいった生地)を400反仕入れたてさっそくプリントをして売り出したのですが、さっぱり売れません、それでも買った以上は生地を引き取らねばなりません。

 勤めていた会社も、支払いできないという始末、絶体絶命のピンチです、そこで親しかった商社の江商に頼み込み一時肩代わりをして仕入れをしてもらいました。それから必死になって当時のツモ爺はシルクウールに新しいプリントをつけ販売努力をしました。

 そのうちにボツボツ売れ始め、やがて、それに火がついたように売れて400反のシルクウールは半月ほどで完売してしまいました、それを上役は何と言ったか「もっと仕入れておいたら良かったのに」支払いを拒絶したその上役の顔は今だに忘れられません。

 このように絶体絶命のピンチも、気を落ち着ければ、智恵もわいてきます、何とかなると自分自身に言い聞かせて幾たびかのピンチをツモ爺は乗り越えてきました。