・・・趣味といえば、
戦艦模型も作っていたのではないですか?
水木
急日本海軍の連合艦隊を模型で再建したんです。
水木サンは好奇心が旺盛で、
多趣味だったんです。
ベビィの頃から、虫や新聞の題字を集めたり、
漂着物なんかも集めてました。
だから、学校へ行ってる暇がないんです。
それは大人になってからも同じですよ。
そんなことが息抜きだったんだなあ。
布枝
わずかばかりの原稿料が入ると、
戦艦模型の部品を買うんです。
長女が生まれて、
ミルク代にも事欠くというのに、
そんなおもちゃの材料を買うのは
馬鹿らしいと思いましたけど、
精魂込めて漫画を描き続ける水木の努力を思うと、
これくらいの気晴らしは仕方ないと思いました。
ゲゲゲのゲーテ
水木 しげる 著
なんと理解のある奥様だろう
わずかばかりの原稿料では
食っていくのも事欠く暮らし
原稿料が入る前にもなれば
飲まず食わずの状態だったのかもしれない
一家の大黒柱が
売れない作家ではどうしようもない
奥さんが台所を支えていくしなないわけで
今でいえばバートにでる
出たとしても大した稼ぎにはならないが
日金がないよりまし
辛かった若い頃を思い出して
水木夫婦はさぞや大変だったろう
そんな暮らしの中で
連合艦隊の模型作りという
楽しみがあったというのだから
普通の人とは思えない
そして奥さんも
そのことに理解を示すのだから
ゲゲゲの夫婦は実に素晴らしい伴侶
羨ましいというかそんな二人ならこそ、
どんなに貧しくてもやってこれたのだろう
水木さんの人を見る目に頭が下がる
いや奥さんの人を見る目にも頭がさがる
早起き鳥
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