最後に「日本とは何か」
「日本人とは何か」ということを考えます。
いったい「日本」「日本人」はいつから
存在するようになったのでしょうか。
大昔から日本はあった、
日本人もいたに決まっているじゃないか、
と考える人もいるかもしれませんが、
そんなことはありません。
江戸時代までは
「日本人」はいませんでした。
「日本とは何か」「日本人とは何か」
という問いを深めていくと
それが非常にあいまいなもの
であることがわかってきます。
そんな思索を通じて、
「自分とは何か」を考える
手がかりにしたいということです。
おとなの教養 池上 彰 著
日本とは、日本人とは
こんな疑問など持ったこともなかった
でも言われてみれば時代が変わり、
制度が変遷していく中で
その定義が変わってきたとも言えるし
どこまでが日本の国で
何をもって日本人なのか
他国で住んでいる日本人もいるわけだし
明確なものなどなかったのかもしれない
江戸時代には鎖国という
他国との交流を絶ったことも、
その背景なり事実関係についても
自分の知識教養というのは
あまりに貧弱である
あたりまえの基礎的な項目こそが
案外とんでもない間違った理解や記憶
があるかもしれない
これからこの本を読み進めて、
琴線に響き目からウロコ
という体験がいくつもあるかもしれない
池上先生のお話に期待したい
早起き鳥
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