・・・哲人競争の恐ろしさ、
すなわち、人々はいつも
自分を小馬鹿にしてせせら笑い、
隙あらば攻撃し、
陥れようとしてくる
油断ならない敵なのだ、と
しかし実際のところ、
他者はそれほどにも
「あなた」を見ているものでしょうか？
あなたを２４時間監視し、
隙あらば攻撃してやろうとその機会を
虎視眈々と狙っているものでしょうか？
おそらく違うでしょう。
私の若い友人が少年時代、
長いこと鏡に向かって髪を整えていたそうです。
すると彼は、祖母からこう言われました。
「お前の顔を気にしているのはお前だけだよ」と、
それ以来、彼は生きていくのが
少しだけ楽になったと言います。
嫌われる勇気岸見 一郎、古賀 史賀 著
確かに他人は自分の存在をどれだけ意識しているか・・・
案外、対象外かもしれない！
それも寂しい話しではあるが
気にしているのは自分だけ、
もっと他人が意識するほどの
パワーと存在感を得るほうが大切かもしれない
自分自身を顧みると、
大柄で背が高いこともあっていつも目立つ存在
目立たないように下目がちに
なりを潜めていても必ず標的にされた
でもよくよく考えれば
それは自分が標的にされていると
錯覚しているだけのことで
その他大勢であることには違いない
アイウエオ順の出席表に基づいて
あ行は指名される確率が高いだけ
だったような気がしないわけでもない
とはいえ結果主義・成果主義に基づく
競争の恐ろしさを身に沁みているが
敗者になることなく常に勝者であるために
他者を蹴落とすことばかり
考えていたような気がする
そんなことでストレスを溜めたところで
自分の身がもたない
自分本来の飾らない自分で
いいではないかと思えるようになってきた
それはリタイアした身だから
言えることなのかもしれないが
トップ集団を走る以外は特段意識もされないし、
上を見たらきりがないし
下を見てもきりがないという
そんなポジションが
自分にはふさわしいような気がしてきている
早起き鳥
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