早起き鳥 

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眺めながら...!三島由紀夫の死

2016年07月08日 05時33分50秒 | 読書







 私は三島由紀夫氏から

良いことも悪いこと

いろいろなものを教わった、

というより彼を眺めながら自習しましたが、


あの人は短いなりのその晩年、

なまじな肉体などを

獲得しないでいればはるかに長生きし

もっと素晴らしい仕事を

成しおえたと思います。


ボディービルなどという

ハンチクな手作業で、

機能はしないが一応

外見には整った体をもったことで

有頂天になってしまい


それをまた美しいなどと

称えるゴマすりたちがいて、

あれだけ確かな美意識を備えていた人が

そんな自分自身を美しいと

勘違いするようになってしまった。



  「老いてこそ人生」
          石原 慎太郎 著
     









 三島由紀夫の死を語れるほどの

知識も教養もないけれど


三島由紀夫といえば何を隠そう

僕が読書を好きになり、

人生こんな風に生きたいと思った

本との出会いの著者である


「潮騒」、

若い雇われ漁師、新治の生き様

水産業という自然と向き合う職業

たまらなく美しい大自然の優しさと猛威

そして船主の娘、初江とのロマンスを

描いた名作


この本に出会ったことで

現実、水産業に携わることになったのだから

自分の人生、なんとも面白いことか

だから、僕にとっては

三島由紀夫は特別な存在であったのに...!


世間を大騒ぎにさせた

あの死に舞台はなんとも言葉にならない

なんで割腹なのか...?

どんな精神状態がそうさせたのか...?

老いれば体はツヤをなくし垂れてくるもの

体が動かなければ筋肉も衰えるというもの


三島由紀夫こそ天寿を全うし

国民的作家としてもっと

素晴らしい、数々の作品を世に出して欲しかった



     早起き鳥




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