がんを患っても、
前と変わりなく会話を楽しみ、
にこやかな顔をしている人が
私のまわりにけっこういました。
一方で、人に会っていて、
時々、
「この人は健康ではないのかもしれない」
と思うことがあります。
私も健康か不健康か
もろに顔にでることがあるらしく、
深く反省することが多いのですが、
死病になっても、
できる限り明るく振る舞いたい。
たとえ心は不安でいっぱいであろうと、
うなだれずに背筋を伸ばして歩き、
見知らぬ人に会えば微笑する。
うまくいくかどうか自信はありませんが、
それが、私の晩年の美学なんです。
「老いの才覚」 著 曽野 綾子
実はこの夏の人間ドック
結果、胃癌と診断され宣告をうけた
幸い早期だから、不幸中の幸い
今日から入院することとなった
曽野綾子先生のおっしゃる癌とは
進行癌でいわゆる深刻な状況
僕の胃癌は病気のうちに入らない
でも宣告された時は
何故自分が、何故、
そんなに悪い人生だった…?
まさか癌だけは勘弁してくれよと
自分の頭の中で
癌と死が現実的なものとなった
不安はあるけど
高速道を突っ走って
通勤しているリスクの方が
何十倍も高いし
その病気とどう向き合うか
癌は切除すれば消えるが
胃に癌を引き起こした
加害者の自分がいる
その自分を見つめて、顧みて
これからの人生
教訓にしようと思う
曽野綾子先生のように
明るく振る舞えるだろうか…?
主治医の先生、痛くせんといてね
早起き鳥
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