早起き鳥 

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「地位」を呼び込む謙譲の美徳―徳川家康

2011年09月09日 03時44分50秒 | 読書







日本人好みの言葉に

「謙譲の美徳」というものがある。

高い地位を望んで

積極的に獲得しようと動くより、

一歩引いた態度をとった方が

望みが叶えられがちであるのも

こうした日本人の気質と無関係ではない。

 関ヶ原の合戦に勝利して、

関東から畿内近国まで、

ほぼ、徳川勢力で固めたにもかかわらず、

なかなか自身の地位向上については

積極的に動かず、

朝廷での官職は内大臣のままにとどまった。

 「人事の日本史」 
       著 遠山美都男 関幸彦 山本博文











内大臣という地位が

どんなか知らないけれど、

相当高い地位だと思う。

でも源氏や足利政権を考えれば

当然征夷大将軍に任命されるか、

秀吉の地位「関白」にならなければ、

天下人といえないのだと思うけれど。

肩書きにこだわらなかった徳川政権、

そして結局は薩摩を手中に収め、

家康はようやく「征夷大将軍」となったのである。

その実力とそれに見合う肩書き

誰が見ても納得のいく姿、

それが天下人としての不動の存在

あっぱれお見事である。

    早起き鳥















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      早起き鳥





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