古代では勤務評定のことを考課と言い、
その結果にもとづき
位階が授与されることを選叙と呼んだ。
「官僚」らは毎年、
それぞれが属する役所の長官による
勤務評定を受けた。
勤務評定の原案を考文と言ったが、
これを作成するのに
必要な費用は考料と呼ばれ、
勤務評定をうける本人が
負担することになっていた。
「人事の日本史」
著 遠山美都男 関幸彦 山本博文
勤務評定を受ける費用を
本人が負担するなど、
とんだ受益者負担だ。
まるで試験を受けるようなモノ、
勤務評定は雇用者たる
管理監督者がすべき義務だと思う。
でもそれを受益者負担だとすると、
真面目に懸命に仕事するかもしれない。
これはひょっとしてすごい発想、
良いアイディアかもしれない。
それにしても古代の勤務評定は
厳しいモノだったのだろう。
人を評価することほど難しい仕事は無い!
早起き鳥
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