唐突ですが、経営者は横着であります。
成功した経営者は昔から
真面目で努力する人間、
あるいは人の鑑になるような人
だと言われていますけれど、
経営者は概して横着です。
そのことは幻想を
捨て去ってみればわかります。
早い話、自分は身体を動かさないで
大勢の人の体を動かして
集めてきたお金の
かすりをとっているのですから、
横着でなければできないのです。
「盛運の気」 無能 唱元
社員は社長の背中をみて懸命に仕事をし、その社長を人格者として崇め、慕う。
そしてその社長の言葉をありがたく受け止め、
必死に仕事をする。
度が過ぎるとどこかの新興宗教のようだと
内外から批判の的となってしまうが、
よく考えると、社長に対して描く人格者という
幻想を見せられているのかもしれない。
概して、社長は金儲けがうまくて、
時にはずるく横着なのである。
私もきっとそうだと思うが
自分自身は社長になる器でもないし、
まして横着なんかなれそうにない。
でも額に汗してみんなと共に
懸命に働くことはできそうである。
そんな経営者ならなりたいものである。
そして、社員を喜ばすことだけは
懸命に顔晴りたいものである。
早起き鳥
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