人生の四耐というのがあります。
耐冷、耐苦、耐煩、耐閑の四つです。
人の冷たさ、
世の中の冷たさに耐え、
生きる苦しさに耐え、
世の中の煩わしさに耐え、
生きる退屈さに耐えることを、
この四つの言葉にまとめたのです。
これは陽明学を説いた明の学者、
王陽明の言葉です。
この中で一番耐え難いのは
最後の閑に耐える
と言うことかもしれません。
「人間学3」七田 真著
今まで会社勤めをしていて、
生き甲斐を感じていた人が、
定年退職して、仕事が無くなり、
退屈すると日々の退屈に耐え
かつての生き甲斐を見失い、
急速に衰えていくと言うことをよく目にする。
また、若者が職にもつけず友もなく、
引きこもりただ閑な毎日が続く。
こんな虚無の心がついには生きる張り合いが無くなり、
心の病に陥ってしまうケースも多いことだろう。
こういう事態に陥らないためにも、
不遇に耐え、閑に耐え、
自ら本を読むなどして心を磨く努力を
怠らないようにしなければいけないと思う。
淋しい時に本がどれだけの励ましを
与えてくれるかしれない…!
早起き鳥
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