えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

少数限定車の売り

2024-04-17 | 車関連
ちょっと珍しい車の売りを頼まれました。
BMやメルセデスの様なメーカーではないという事で、とりわけ珍しいメーカーでもありません。
高級車であるのですが、限定車でありました。
その限定数が30台程度であったものらしいのです。
色も装備も元になっているグレードからすると、文句なしに良い車両でありました。

安請け合いをしたわけではありませんが、元になっているグレードの額を見れば、こちらも予想ができるものです。
知り合いのいる店からあたっていくと、とにかくデータがないと言います。
つまり直近1年以内に取引がない車両で、つまり幾らで売れたか(落ちたか)知りようがないとの事です。
普通に考えると、元のグレードのチョイ上くらいをベースに交渉と思っていたのですが、何処も歯切れが悪いのです。
とりあえず週末に、実車を持ち込んで査定をしました。
程度に文句はなく、良い車で大事に乗っていたのが分かりますとも言われました。
それで査定額はと聞きますと、渋いのです。
元のグレードよりも低い額を提示しているので、どういうことかと聞いてみれば、怖いのだとか。

半日走り回って、下取りより30万乗せるのがやっとの雰囲気とは、私も予想外でした。
30万も上がったのならばいいじゃないかと?
いえ、最初に電話でやり取りをするとMax80万程度乗る様な口ぶりをする店があります。
その1件に見せて出された額は、なんと下取りよりも低い額でありました。
怒る気にもならない額の提示です。
そんなんじゃお話にならないと帰ろうとすると、下取り額に10万乗せてきました。
最低でもあと40は乗せてもらわないと話し合う気にもならないとして帰りました。

半日も商談し、成果が出ない事は相当に疲弊するものです。
しかしどうもしっくりとこないので、運転しながらも数店に電話をかけて買取額を探りました。
やはり店によっては大きく出ます。
ここで確信しました、この車の相場が無いことに買い叩いて、大化けさせようとしているのだと。
そのまま買い取ったならば間違いなく自社販売する会社にノーアポで飛び込みました。
この日のために内外装を徹底的にクリーニングさせましたから、堂々の査定です。

査定が終わると、「他社さんはどれくらいまで出ているのですか」と。
こちらも疲れていますから、探らないでそちらから誠意を見せてくださいと伝えると、お幾らならば譲ってもらえますかと。
翌々日に査定に行く話をしている店のMax額を伝えると、それを超えたならば決めてもらえますかと。
来ました!欲しいという事です。
ここで変な欲をかかない事が大事です。
翌々日のMaxは、何の減点もなければの額ですからMaxは出ないと読んでいます。
ですから、そのMax額を提示していただければ今決めますと伝え、本部と交渉をしてもらい無事に契約がまとまったのでした。

私が今までにした売りの中で一番疲れたものでしたが、結果下取り額よりも120万円乗りました。
売主さんには大変喜んでいただきましたが、それと同じくらい私も嬉しかったものです。
今回は勉強になりました。

タイトル画はブガッティ・シロンですが、もちろんこれではありません


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひょんなことからAMG | トップ | 4駆の怪 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

車関連」カテゴリの最新記事