心の問題

般若心経こそ苦悩する人の救いの経典である。
よく智慧を持って心経の文字を理解し、無の解釈を都合よく心に合わせて
恐怖を気にしないことである。楽しいことを気にすることである。
たとえて、病を気にすれば、
病を忘れられず絶対となるために、病いよいよ勢いを増して
病に侵されていく。
健康を気にする人ほど弱くなり、害うものである。
細かく神経を使えば使うほど無防備となってしまうのである。
それは、他により過ぎることとなるために。
楽しいことを思い、くよくよしないこととはよく言ったもので、
道理に適うことである。すれば、うまくことが運ばれていく。
悪いことは気にしない、よいことは気にして・・とは言っても
が‘あだ’である。
無の解釈を都合よくして利となる。心の問題である・・・と心経は説くのに。