退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『うんこ』の効用と『圧倒的に害虫であること』」について

2018-08-23 01:59:15 | Weblog
快晴。今日もやや風が吹く。

宮台真司・岡崎勝・尹雄大「子育て指南書 ウンコのおじさん」を読む。

タイトルは売れた「うんこ漢字ドリル」から。
子どもはそもそも「下ネタ」が好きな生きものではある。

マル激で毎週宮台真司の語りには触れているので
内容にさほど新しいものはなし。

ひとつだけ初めて知ったのは彼が虫に詳しいこと。
セミの幼虫を使って子どもたちに興味を持たせる姿にふむふむ。

「優れた教育者」は「優れたパフォーマー」でもなければならない模様。
そのことをあらためて。

「斜めの関係」についても同様。
囲い込まれた中では「まとも」に育つわけもなく。

別に「ウンコのおじさん」でなくても結構。
「ヘンなおじさん」がもっと各地にいて子どもたちと触れ合えばいいだけ。

もちろん「ヘンなおばさん」もしくは「ヘンなおじさんかおばさんか不明な人」でもOK。
「つまらない大人」との接触が「つまらない現実」を生み出すのは事実。

自分の人生がつまらないからといってそれを子どもで取り返そうとしないこと。
「親の基本」は「自分が楽しく暮らしていること」のみ。

その「単純な事実」が行われなくなって久しい。
これも「貧しさのひとつ」だと思っていいはず。

さて。

振り返れば現在の世の中には「うんこ」と呼ぶにふさわしい現実が少なくない。
もっとも生物としてのわれわれは「うんこ製造機」でもあり。

せめて「役に立つブツ」を出さないとどうにも。
この点についてはもっと虫たちを参考にしたいところ。

かつてはわれわれもブツを「肥料」としていたことも。
「うんこ」が作物も育てやがて「うんこ」になる「リサイクル」をもっと。

少なくとも虫たちが「好ましい環境を維持してきたこと」を忘れずに。
それに比べればわれわれは圧倒的に「役立たずの害虫」でしかなく。

むしろ「人口減少」をいい機会に「生まれ変わりたい」もの。
それでダメなら滅びてしまえ。

もっと素敵な生きものたちに地球を「支配」していただければ本望。
どうです、立派に「ヘンなおじさん」でせう。
コメント
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