退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「合理と非合理」について

2013-11-30 03:43:23 | Weblog
晴れ。夜風が冷たい。

須藤靖・伊勢田哲治「科学を語るとはどういうことか」を読む。

物理学者が抱いた「科学哲学」に対する疑問に科学哲学者が答える内容。
「理系vs文系」といった趣きでその「すれ違い」が面白い。

「『素朴』な疑問」をぶつける前者と
「『丹念』な解説」で答える後者と。

どうやら少しは「わかり合えた」ようだとはいえ
それにしても「堂々めぐり」な印象は拭いがたいところ。

読者として参考になるのは
「畑」が違うとこれくらいわからないものなのだという「事実」。

残念ながらあまり「生産性」は感じられないので
むしろ「別々に暮らす」方がいいかもとさえ思わせるほど。

ただしこれを「男女の仲」だと思えばよくあることではある。
恋人や夫婦などの「カップル」が次々と生まれ続けていることだし。

あながち「生産性」がないわけではないというのが微妙というあたりか。
自分も含めた「人の合理性」というものをあらためて考え直したくなる次第。

あとはそれぞれの「生き方」か。
内容はどうあれ「何事か」を感じさせるものであれば「幸い」。

その「立場」は星の数ほどあって
評価の具合もさまざまに。

できれば自分が好ましいと思う相手にほめられたいもの。
「ささやか」なつもりの望みは案外難しい。
コメント
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