退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

懐かしい人がまた去るということ

2010-09-21 03:58:03 | Weblog
くもり。食べずに飲んだので夕べの酒が残る。

小林桂樹「役者六十年」を読む。

先日亡くなったのを知って借りてきた。
以前から気になってはいたのだけれど。

中日新聞はその前身が都新聞なので
芸能に関してはそこそこの記事が出ることが多いのがいいところ。

出征先のシンガポールで
小津のようにアメリカ映画を観ていた模様。

軍隊で部下を決して殴らなかったというからやはり相当な気骨の持ち主。
水島道太郎に「葉隠」を読めと言われてきちんと受け止めているし。

おそらく日本の「リベラル」はこのあたりにあるはず。
ちなみに「ハイティーン・ブギ」(’82)にも出演している。

社長シリーズが目につきやすいかもしれないが
個人的には「黒い画集 あるサラリーマンの証言」(’60)をお勧めしたい。

芦屋雁之助が演じる前に
山下清を演じた「本家」でもある。
コメント
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