くもりときどき晴れ。今日も冷える。
渡部直己「メルトダウンする文学への九通の手紙」を読む。
「for the Critique」が丹生谷貴志・福田和也・絓秀実・加藤典洋・斎藤環、
「for the Novel」が井上ひさし、丸谷才一・中原昌也・高橋源一郎・島田雅彦、星野智幸。
この著者の文章にはいつも同じものを感じる。
「敵」を罵倒し「仲間」に目配せしつつ諌める。
この中では中原昌也への「手紙」が一番わかりやすいのか。
「文学」を「守ろう」とする姿勢がある種の「党派的なもの」を引き寄せる。
もちろん「罵倒」そのものが悪いのではない。
そこに「芸」があるかないかが肝心。
「口角泡を飛ばす時代遅れの全共闘」。
そういうイメージだけがついつい先行してしまうのだ。
渡部直己「メルトダウンする文学への九通の手紙」を読む。
「for the Critique」が丹生谷貴志・福田和也・絓秀実・加藤典洋・斎藤環、
「for the Novel」が井上ひさし、丸谷才一・中原昌也・高橋源一郎・島田雅彦、星野智幸。
この著者の文章にはいつも同じものを感じる。
「敵」を罵倒し「仲間」に目配せしつつ諌める。
この中では中原昌也への「手紙」が一番わかりやすいのか。
「文学」を「守ろう」とする姿勢がある種の「党派的なもの」を引き寄せる。
もちろん「罵倒」そのものが悪いのではない。
そこに「芸」があるかないかが肝心。
「口角泡を飛ばす時代遅れの全共闘」。
そういうイメージだけがついつい先行してしまうのだ。