奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

宮城・岩手早回り、5日間の旅 … 盛岡観光(三ツ石神社)

2014-04-07 04:12:38 | 道外の旅日記
4日





その名の通り、3つの大きな石(岩)が境内に鎮座しています。





その昔、辺りに鬼が出て人里を荒らしていた。
そこで三ツ石の神様にお祈りをして鬼を捕らえこの石に縛りつけた。

鬼は2度と悪さをしない、もうこの地方にはやってこない、
その誓いにこの石に手形を押させて鬼を逃がした。

これが“岩手”の語源になったといいます。

また盛岡市はかつて“不来方(こずかた)”と言われていましたが、
これは“(鬼が)二度と来ない方向”の意味だそうです。

鬼の退散を喜んだ住民たちが何日も踊り神様に感謝の気持ちを表した。
それがさんさ踊りの起源になったとも言われる。

つまりこの神社は盛岡市や岩手県を語る上で無くてはならない存在なのです。
岩手県民にとってこの神社はどのような存在なのかな?

事に真偽はともかくこういう伝承って、北海道ではまず聞かない。
道産子の私は素直に、羨ましいなと思う。

で、その鬼の手形がこの石に残っているという。





私は目を凝らして探してみましたが、
世俗にまみれた私の目ではその神聖な手形を確認することはできませんでした。

神社に置かれていたパンフレットでは鬼の手形がはっきり見えるのですが、
それと見比べてみてもよくわからない。

わからない方がいい事というのがこの世にはありますが、
鬼の手形もその一つなのでしょう。

岩手のルーツを見たところで、私の盛岡観光は終わりました。

次は盛岡雑感
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宮城・岩手早回り、5日間の旅... | トップ | 宮城・岩手早回り、5日間の旅... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

道外の旅日記」カテゴリの最新記事