奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

沖縄4日間、自由気ままな旅 … 民具資料館(奥ヤンバルの里内)

2014-10-30 05:11:36 | 道外の博物館
9日(ぐるっとやんばるの一日)





沖縄は海に囲まれています。
古くから産業はもちろん漁業、そして農業と相場は決まっている。

ところがやんばるはちと違う。
目の前が海だというのに奥の集落には漁師はいなかったそうです。

生活の糧は背後に広がる広大な山、そしてわずかな平地で営まれた農業。

その昔道路はなく、外との交通手段は船(やんばる船)のみ。

その船で行きは木材、薪炭、イノシシなどを運び、
帰りは食料や日用雑貨を積んできました。

農業はコメやサトウキビなどを栽培していましたが今はお茶が特産になっています。
そのお茶は奥共同店で売っていますので、是非お買い求めを。

などなど、昔の奥集落のいろいろなことが、
当時の生活用具と共に解説されています。

いやいや、私はまさか海に面した集落で漁師がいないなど想像していなかった。

ですがやんばるという豊かな山の恵みを抱えるこの地方は、
私の想像を超える生活が営まれていたのです。

また道路がなく海が荒れれば陸の孤島になる。
それが“共同店”を生んだのでしょう。

国頭村奥集落、是非1泊くらいしてしてみたいものです。




*民具資料館

住   所:国頭郡国頭村字奥1280-1
開館時間:8:00~18:00
入 館 料:大人200円、子供100円
休 館 日:年中無休
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