私の鉄道の原点は、このキハ22です。
私が子供のころは普通列車といえばこれしか走っていなかったといっても間違いではない。
急行「天都」や一部の急行「大雪」にも投入されていました。
最高速度は95㎞、結構快走します。
とにかくよく乗りました。
初期のころは車内照明も白熱灯、冷房はもちろんなく扇風機のみ、
車内は北海道仕様のためにデッキ付で窓は二重窓。
床は雪で滑るのを防ぐために木張り、
ローカル線では単行で運転するために両運転台。
時代背景もあり窓の下には灰皿と栓抜きがついていました。
今は車内で喫煙など考えられませんし、
瓶入り飲料を車内で飲むということも考えられませんが、
当時はそれが常識でした。
またこの展示車両の車端部には「タブレットキャッチャー」が取り付けられています。
今は「タブレット」自体が珍しくなりましたが、
こんなところにも時代を感じますね。
その他細かいところを見ているとキリがない。
その細部が全て懐かしい車両です。