奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

太平洋に波はなく … その6(旅の終わり編) (2008年01月10日の日記から)

2009-09-16 00:04:38 | 道外の旅日記
船の生活2日目。

朝5:00頃に目が覚めました。
相変わらず揺れはありません。
冬の太平洋って、快適だなぁ…。

まずは、お風呂。
朝から大きな浴槽で手足を伸ばせるてぇのは、気持ちのいいことだ。

部屋に戻り衛星放送でニュースをチェックして、7:30から朝食へ。
バイキングです。
お米と味噌汁が美味しい。それと納豆、焼き魚。
やっぱり定番が一番なんじゃね~か。

あとはひたすら船内でゆっくり。
外を見たり昼寝をしたり。
何も変わらない海を見ていても、不思議と飽きません。

これは以前大洗から船に乗ったときにも感じましたが、
船は陸上と時間の流れ方が違うようですね。
1時間や2時間があっという間に過ぎていきます。

14:00頃に、今度は軽食コーナーでミニコンサート。
それを聞いて、またぼけぼけと時を過ごします。

17:00、途中寄港の仙台に到着、出航は20:00でそれまで途中下船ができます。

港の近くにはジャスコ多賀城店が。
直線距離は1キロちょっとという感じですが、道は遠回り…。
暇つぶしと夕食の買出しに足をのばすことにしましょう。

途中に街路灯もない道を歩くこと30分、夕食とお酒そして萩の月を買ってまた歩いて30分、
ターミナルへ戻ると仙台からのお客さんが乗船しているところでした。

出航、夕食、ラウンジショー(この日はピアノとエレクトーン。前の日よりよかったかも)と
前の日と同じことを繰り返してお休み…。

3日目の朝も同じく、5時に目が覚めてお風呂に入り、ニュースをチェックして7:30から朝食。

揺れは前の日より感じますが、相変わらず凪のまま。
名古屋出航からとにかく快適な船旅です。

9:30から軽食コーナーでミニピアノコンサート。
終ったと思ったら苫小牧はもうすぐ。
最終日の朝は慌ただしいのであります。

1月5日、10:45定刻通りに苫小牧に到着。
こうして日本のほぼ中間まで行ってまた帰ってくるという、私の旅が終りました。

去年11月に続いての長距離の船旅でしたが、これは病み付きになるかもしれませんね。
太平洋フェリーはパブリックスペースが充実しているので特にそう感じるのでしょうが、
長い時間でも全然飽きないですからね。

今回は仕事も絡んでないということで行程も自由に組めました。
そこで思い切って最長航路にチャレンジということに。
季節も海が穏やかな時期で、ちょうど良かったんですね。
これがGWなら日本海航路で行って太平洋から帰ってくる、なんていうことになったかもしれません。

北海道にはまだたくさんの長距離フェリー航路があります。
多分そのうち、またどこぞの船に乗りに行きますよ。
近くではGW。一緒に行きたいという方、いらっしゃいませんか?
観光も含めて私がご案内します。

おまけ編に続く。
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太平洋に波はなく … その5(いよいよ船編) (2008年01月09日の日記から)

2009-09-16 00:04:03 | 道外の旅日記
1月3日の午後、名古屋港。
私はこの船に乗るためだけに、はるばる名古屋までやってきました。

太平洋フェリー、名古屋ー苫小牧航路。
キロ程・1,330Km、北海道を発着するフェリーでは最長距離になります。

所要時間は38時間45分。これももちろん、最長。
名古屋の出発は20:00、途中仙台に寄港して苫小牧到着は5日の10:45。

乗船する船は、“いしかり” → http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/senpaku/index.html
全長 192.5m 総トン数 14,257総トン 旅客定員 812名 車輌積載数 326台
デッキは下から車輌デッキが5階、客室デッキが3階、それとブリッジデッキの計9階建てに屋上。 
とにかく巨大なんであります。
それに1992年から2004年まで、13年連続フェリー・オブ・ザ・イヤーを獲得した名船なんですね。

フェリーターミナルに着いたら乗船手続きをして搭乗券を受け取ります。
乗船開始は18:40頃。長いタラップを渡って船内へ。

私の乗るカテゴリーは、A寝台。
カプセルホテルのカプセルをそのまま船に持ち込んだもので、
カーテンを閉めれば完全にプライバシーは守れますし室内に荷物を置いても充分な広さがあります。
衛星放送も見放題なので退屈することはないね。

船内に入ってまずしたことは、サンダルの購入。
船内でいちいち靴を脱いだりはいたりは面倒くさいですからね。
それから貴重品を預けます。これで安心。

それから、風呂に入ること。
前日が夜行列車だったので、風呂に入ってなかったんだよなぁ…。

さっぱりしたところでそろそろ出航。
デッキに出て出航風景を見届けます。

いやぁ、とうとう船出ですよ。
これからね、はるばる苫小牧までねぇ…。
贅沢な時間の使い方じゃないですか。

とりあえず船内をひとまわり。
売店が充実していますね。お酒に氷、おつまみも充分あって私にはぴったり。
オリジナルアイテムもいろいろありますね。

軽食コーナーは営業時間が長く、メニューも豊富で安い。
軽食からお酒、おつまみまで充実しています。
おそばが400円。夜食にいいかも。

自動販売機も各所にあります。
これで夜中にのどが渇いても安心。

さて夕食。
まずはお酒を調達しなければいけません。
先ほどチェックした売店で本格焼酎と氷を買い、さらに使い捨ての小さなコップを貰ってきました。
事前に買っておいたお弁当を広げ、ひとりで小さな宴。
船の揺れは全くといっていいほどありません。
適度な酔いとあわせて、非常に快適でございます。

宴の後はラウンジショー(無料)を見にスターライトラウンジへ。
ショーはすでに21:00から始まっており、たくさんのお客さんが見ています。
この日は、ピアノとオカリナ。
船の中でこんなことが楽しめるなんて、太平洋フェリーならではですね。

ショーは1時間ほどで終わり。

船はそろそろ外洋に出ている頃。
揺れはほとんど感じません。

大洗から乗ったときは出航後すぐに揺れを感じましたが、今回はホントにベタ凪。
やっぱり冬の太平洋は安定しているんですね。

そろそろ寝る時間が近づいてきました。
その前に先ほどの軽食コーナーでナイトキャップを。

これで本当に終わり。
私は個室で、眠りにつきました。

仙台へ続く。
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