奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

日高路、海岸線を辿る旅“風の館”“ほろいずみと水産の館”(2007年05月29日の日記から)

2009-07-07 05:31:06 | 北海道の博物館
昨日は広尾でお仕事でした。
アポは10:30、札幌は5:00過ぎに出発。

仕事自体は11:00に終わり。
30分のために、片道5時間かけて日帰りするわけだ。

そのあとの予定はなし。
なので海岸線をぐるっと、襟裳岬をまわって帰ることに。

岬に「風の館」という観光施設があります。
入館料、500円。
 → http://www9.ocn.ne.jp/~kaze/

備え付けの望遠鏡で岬の方を覗くと…。
「ゼニガタアザラシ」
襟裳岬は日本最大の繁殖地で、350頭ほどいるそうです。

そのあと遊歩道の先端まで歩く。
名物の風はそれほどでもなかったですけど、
強風の時は大変なんだろうなぁ…。
そういうときに行ってみたいもんだ(←よくある観光客のわがまま)。

このあとえりも町の市街地まで行って
郷土資料館「ほろいずみ」と「水産の館」へ。
入館料、無料。

シンプルな作りでいいっすよ。
訳のわかんないジオラマとかないし、解説も適切。
こういう良質な地方の博物館、たくさんあります。

て~ことで、こんぶ。
三石(日高)昆布。

日高はなんと言っても昆布なわけですが、
その昆布のことが実にわかりやすく解説されています。
日高昆布だけではなくて全道の昆布のことが比較できるようになっていて、
さすが本場は物事の見方が深いなと思いました。

日高昆布にしても奥が深い。

日高沿岸には小さな漁港がたくさんありますが、
昆布はその漁港ごとに細かく品質や値段が違うんですって。

自然のものだけあって、微妙なものなんですね。
これからは心して日高昆布をいただきたいと思います。

入館料が無料ということもあって目立たない施設ですが、
地域の産業に根ざした非常に適切な展示でした。
まさに“郷土資料館”とはこうあるべきという見本ですね。

その後三石の温泉「蔵三」に寄って札幌に帰ってきたのが20:00。

相変わらず観光ついでに仕事をしてきた1日でした。
コメント
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