奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

娘と2人で博物館めぐり(2007年05月06日の日記から)

2009-07-03 04:09:46 | 北海道の博物館
5日は娘と2人でお出かけ。

まず目指したのは、むかわ町穂別。
樹海ロードから市街地へ入りました。

最初は“穂別地球体験館”。

さすがに連休、たくさんのお客さんがいます。
ここは地球のさまざまな自然環境を8つのゾーンに分け、
ジオラマと映像で紹介しています。
サイエンスガイドの案内で30分間の地球歴史旅行。

施設自体は…。

展示替えのきかない、ハードの立派な建物。
最初にドカーンと作っちゃってあとで始末に困るという典型です。
そういう博物館が流行った時期があったんですね。
その頃の建物です。

展示内容の論評はなしかよ(笑)。

次はお隣にあった“穂別博物館”。

穂別は化石の街です。
町内で発掘されたクビナガリュウやアンモナイトの化石が
あれやこれやとたくさん展示されています。

特にアンモナイト。

大小さまざま、いろいろなアンモナイトの化石が目を惹きました。
今まで図鑑でしか見たことなかった形状のアンモナイト。
まさか穂別で見れるとは…。
などといろいろ娘に解説しながら、見学終わり。

最後に隣にあった国の登録文化財“中村記念館”。

開拓時代の建物がそのまま保存されています。

やっぱり北海道は産業考古学だね。
お金をかけてできたでっかい建物より、
昔の建物をそのまま残しただけのものの方が
歴史の証人として圧倒的な存在感を感じさせます。

北海道はそれぞれの街にそれぞれ街づくりを先導した人がいて、
今の発展の礎になっています。
その歴史がちゃんと残り今に語り継がれている穂別に住む人々は立派だし幸せだと思います。

穂別の3館の中ではこの記念館がいちばん印象に残りました。

ここでお昼。

次は千歳の“キリンビアパーク千歳”。

行ってから初めてわかったんですがこの日は“お客様感謝デー”。
パーク全体でいろいろな催し物を開催しています。
こどもの日っぽくて、いい感じ。

祝日なので工場は稼動していませんでしたが見学は自由。
要所に係の方がいて、いろいろ解説してくれます。
その中をお客さんが流れて生きます。

そっか、今日は商品が流れる日じゃなくて客が流れる日だったんだ。
人はベルトに乗せなくても自分で流れてくれるから楽かも。

お決まりの試飲などをして、ビール酵母入りソバを買い帰りました。
このおソバは今夜の家族の食事です。

最後に寄ったのは北広島市の国指定史跡“旧島松駅逓所”。

駅逓は、昔の道の駅みたいなもんです。
こどもの日ということで娘はタダだって。
100円といえども、嬉しい。

馬が休み旅人が泊まったり食事をしたり、
主と使用人が何人も住んでいたという場所にしては意外と小さいんだね。

でも有名な歴史の舞台になったところ。

実はここは北海道農学校に招聘されていたクラーク博士が
“ボーイズ ビー アンビシャス”と言って見送りの学生たちと別れたところなのです。
また北海道稲作の基礎研究がされたところでもあるんですね。

今は地味な場所ですが人も結構来てたようですし、
まずは2人とも満足して帰ってきました。

ってことで1日博物館三昧。
合計5館。
入館料は2人合わせて2400円。

道も空いていたし、いいGWでした。

娘に“どこが一番良かった?”と聞いたところ、
“中村記念館”とのこと。

いやぁ世の中って、そんなもんなんだよ。
コメント
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