フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月31日(土) 晴れ

2014-06-01 10:21:13 | Weblog

     8時半、起床。

     11時半に蒲田駅で論系ゼミ一期生のNさんと待ち合わせ、「まやんち」へ行く。

     今日が5月限定メニューの木の実とドライフルーツキャラメルタルトの食べられる最後の日(次にメニューに登場するのは秋を待たねばならない)。席を予約しておくとともに、キャラメルタルトも2つ予約しておいた。

     一口一口愛おしむように味わった。ご馳走様でした。

     妻へのお土産に1つ持ち帰ろうとモモコさんにお願いすると、Nさんもお母さんと妹さんにお土産に2つ持ち帰りたいという。「お父さんにはいいの?」と尋ねると、お父様はいまニュージーランドに単身赴任中とのこと。あっ、そういうことですか。

     ところが、キャラメルタルトは数に限りがあるので、持ち帰りは一組の客について一つまででお願いしているのですとモモコさんが申し訳なさそうに言う。そういうわけで、その1つは妻へのお土産用となる。代わりにNさんには店頭販売している「まやんち」の焼き菓子をお土産にしてもらうことにして、それは私からのプレゼントとする。

     「まやんち」を出て、「phono kafe」へ食事に行く。本来は、「phono kafe」でランチをしてから「まやんち」でデザートという順序なのだが、「まやんち」は一番混み合う土曜の午後の予約はできないので、席が空くまでかなり待つことが予想された。それで「まやんち」でのデザート(?)を優先したのである。

     ランチの店をどこにするかは選択肢がいくつかあった。ランチも「まやんち」で済ます(たとえば野菜サンド)というのも当然ありえたし、「パン日和あをや」という選択肢にもNさんは相当に惹かれたらしいが、せっかく蒲田に来たのだから私のブログに一番よく登場する「phono kafe」に行ってみたいということになったのである。

     「phono kafe」に卒業生を連れて行くのはNさんで4人目だが、たまたまだろうか、全員、論系ゼミ一期生(2011年卒)である。


     ご飯セットを注文。本日の6種類の惣菜を全部注文して、シェアして食べる。

     南瓜と胡桃のサラダ(右)、切り干し大根と茗荷の煮物(奥)。

     ひよこ豆のサラダ(左)、ベジミートと蕪の甘酒醤油煮(右)。

     玄米と豆腐のタルト人参ソースかけ。(あと1つ、里芋の摘まみ揚げの写真を撮り忘れた)

     タルトを食べるときにハニーブッシュ(私はホット、Nさんはアイス)を注文。

     カウンターの上にメダカの入った容器が置かれていた。大原さんにどうしたのですかと尋ねたら、人からもらったのだそうだ(自分で買っただったかな?)。いま3匹だが、繁殖させようとしているらしい。「増えたらさしあげますね」とおっしゃる。ど、どうもありがとうございます・・・。

     大原さんとNさんには小柄で若く見える(童顔ともいう)という共通点がある。今日の予約をするときに「卒業生を一人連れてきます」と言ったはずなのだが、大原さんはNさんを見て、「学生さんですか?」と聞いてきた。冗談で、「いいえ、まだ高校生ですよ」と答えたら、「あっ、そうなんですか!」と信じそうになり、隣でNさんが「もう・・・」という顔をしたのが可笑しかった。

     Nさんの家は東横線の新丸子にある。今日は多摩川で乗り換えて、多摩川線で蒲田までやってきた。帰りも多摩川線で帰るそうなので、私はこの後、沼部のギャラリー「hasu no hana」へ行くので、「ぶらり途中下車の旅」気分で付き合ってもらった。

     下丸子で途中下車して「喜楽亭」の前に行ってみる。「ここがあの喜楽亭です」。もうランチタイムは終わっていて、中休みに入っている(暖簾は出ているが、カーテンが引かれている)。もしやっていても入るつもりはないのだが(お腹はもう一杯だし、コーヒーとかのメニューはない)、「喜楽亭」は今日のランチの場所の候補の1つであった。「一人では絶対に入らないタイプのお店」(Nさん)ということで。そうだろう、「喜楽亭」には何度も来ているが、Nさんみたいな女性客とは一度も遭遇したことはない。

     沼部のギャラリー「hasu no hana」へ。 

     5月24日から6月10日まで「鳩の森文庫」という展示会を開催中。5人の作家と一軒の古本屋さんが絵本や原画などを出品している。店主のフクマカズエさんも絵本を出品されている。

     たまたまだろうか、猫が描かれている絵が多い。もしかして、いま、猫の時代なのだろうか。そういえば「phono kafe」の大原さんも猫が大好きだ。

 

     Nさんの妹さんは武蔵美の卒業生なのだが、妹さんがいた学科で非常勤講師をされている方が「hasu no hana」によく来られるそうで、もしかしたら面識があるかもしれませんねという話になる。世の中、意外なところでつながっている。

     Nさんとは沼部の改札で別れる。私は反対側のホームの蒲田行に乗る。 

     お土産用にとっておいてもらったキャラメルタルトを受け取りに「まやんち」へ行く(持っては歩いているとキャラメルが溶けてしまうので)。

     午後から出勤のカナさんがいらした。カナさんは出産のため来週いっぱいで退職される(復帰があるかどうかは未定)。たぶん来週会えるとは思うが、予定が不確かなので、挨拶をしておく。私が初めて「まやんち」を訪れたのは2012年8月2日だったが(こういうのはブログ内検索ですぐにわかるのだ)、そのとき対応してくれた方がカナさんだった(お名前を知ったのはもう少し後のことである)。たいへん感じのよい方で、以後、今日まで私の「まやんち」通いが続いているのは、お菓子や紅茶が美味しいことだけではなく、カナさんをはじめとするお店の方々の接客態度が素晴らしいからである。

     カナさん、今日までどうもありがとうございました。もし職場復帰されることがありましたら、そのときはまたよろしくお願いしますね。