真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

自衛隊の南スーダンPKO派遣 孫が派遣打診され 娘と泣いた

2016-08-31 | 平和

 憲法違反の安保法制=戦争法を発動させてはいけない。若者を「殺し、殺される」戦場に送ってはいけない。自衛隊を軍隊に変えてはいけない。

 「武器の使い方など 僕は習いたくない
 両親からもらったこの頑強な体は、災害の時
 被災者を背負う筈
 スポーツで鍛えたこの腕はスコップを持つ筈
 それなのに…

 僕は自衛隊を辞めた」

 生活と健康を守る新聞 2016年7月24日 に掲載された山影和子さんの詩より抜粋

応援よろしく

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-31/2016083101_01_1.html
自衛隊の南スーダンPKO派遣

孫が派遣打診され 娘と泣いた
ルポ 部隊駐屯地の青森で

 「孫が『南スーダン派遣を打診された』と言ったとき、しばらく娘と一緒に泣きました。なんで銃を持って、外国に行かなきゃならないんですか」――。内戦状態が続くアフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に、第11次隊として11月から派遣される陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊(青森駐屯地=青森市)。安保法制=戦争法に基づく自衛隊の新任務―「駆け付け警護」や「宿営地の共同防護」の任務を付与される可能性があります。戦後初めて、海外で「殺し殺される」かもしれない隊員たちの家族に、今の心境を聞きました。(吉本博美)

図

 農作業着で野菜の仕分けをガレージでしていたAさんの自衛官の孫は、「人の役に立ちたい」という思いを強く持ち、4月に発生した熊本地震の支援にもかかわっていたといいます。「孫は上官から南スーダンに行かないかと言われましたが、『自分はまだ若いので、国内で経験を積みたい』と断りました。上官はあっさり引いてくれたそうですが、本当に心配なんです」。手を止めて、目に涙を浮かべます。

話してくれない

 近所に住むBさん(71)の息子は、今回の南スーダンへの派遣が決まっています。少し肩を落として言います。「もう仕事のことも、気持ちも、なにも話してくれません。隊から『何もしゃべるな』と言われてるんだと。私も表では何も関心ないようには振る舞ってはいますがね」

 一方で「やむを得ない」という家族もいます。自衛隊員の孫をもつ元隊員のCさん(75)は、「南スーダンの状況をみると心配はしていますが、隊員を出すほうもやむを得ないし、覚悟をするしかない」と腕を組みながら答えます。

本心では署名を

写真

(写真)陸上自衛隊青森駐屯地=29日、青森市内

 青森駐屯地が近い日本共産党東青地区委員会は「青森の青年を戦場に送るな」と南スーダンPKO派遣中止と戦争法の廃止を求める独自署名を集めています。40代の息子が幹部自衛官だという元自衛隊員のDさん(69)はこぼすようにいいます。「立場上署名できないけど、本心では私も書きたいです。人間ならね、子を戦場に送りたいとは思いませんよ」

自民に入れない

 町中にある青森駐屯地は、住宅や商店と隣り合わせ。取材日は快晴、周辺には多くの若い自衛官がランニングしていました。

 市内に住む元介護職員の赤平加奈恵さん(27)は、「青森には仕事があまりないので、進路の一つとして自衛隊を選択肢に入れる学生もそれなりにいます」と話します。

 戦争法の成立からもうすぐ1年。「自民党にはもう票を入れません。安倍首相は、子を持つ親の気持ちが分からないんだと、他の隊員の親御さんたちもいってますよ」。Aさんは怒りを込めて訴えます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高江 まさに銃剣とブルドーザーで

2016-08-30 | 基地問題

 抑圧者の被抑圧者に対するこの強権ぶり。この国の民主主義が問われている。

応援よろしく

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-345947.html北部ヘリパッド 防衛局が大規模伐採 切り株、直径20センチ超


 
伐採された立木の切り株=米軍北部訓練場の通称「N1裏」付近

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場で新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)が建設されている問題で、琉球新報は米軍北部訓練場の通称「N1裏」ゲートからN1地区ゲートにつながるあぜ道で行われている沖縄防衛局の作業の様子が分かる写真を27日、入手した。写真では幹が20センチ以上あるとみられる太い樹木の切り株や、大きなはさみが付いた重機によって作業をする様子が写っており、ヤンバルの豊かな森で大規模な伐採が行われている事実があらためて浮き彫りになった。

 関係者は「おびただしい数の樹木が切られており、(幹が)50センチ以上もありそうな木もある。大規模な自然破壊だ」と批判した。

 胸の高さで直径4センチ以上ある立木(りゅうぼく)を伐採するには沖縄森林管理署との事前協議が必要だが、今回工事が進められている区域で事前協議が行われたかどうかは不明だ。

作業を行うはさみが付いた重機=米軍北部訓練場の通称「N1裏」付近

 ヘリパッド造成工事を巡っては3日、沖縄防衛局が事前協議なしで一部、立木を伐採したことが分かり、沖縄森林管理署が伐採の中止を指示した。だが、5日、森林管理署は沖縄防衛局との事後協議が成立したとして、協議が成立した範囲の立木伐採はできるようになっていた。

 N1裏ゲートからN1ゲートに続くあぜ道は里道(道路法が適用されない公道)だが、N1地区のヘリパッド造成地など一部が米軍提供施設区域内になっている。写真が撮影されたあぜ道は25、26の両日にかけて沖縄防衛局がフェンスを設置したため、現在は通ることができない。

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-346407.html#prettyPhoto防衛局、砂利10台搬入 機動隊100人で抗議排除

止めた車の間で座り込む市民を、ごぼう抜きで強制的に排除する機動隊=29日午前9時半ごろ、東村高江の県道70号

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世の不条理と戦うことを止めてしまえば、世界は独裁者のものになってしまう

2016-08-29 | Weblog

 暴力的な、世の不条理とたたかうことがどんなに困難なことか。ましてや非暴力でたたかうことが。けれども、たたかうことをやめてしまえば独裁者が一方的に弱者をいじめる社会になってしまう。
 
応援よろしく

渥美志保  | 映画ライター 2016年8月27日 23時10分配信 http://bylines.news.yahoo.co.jp/atsumishiho/20160827-00061554/
今回はフランスで大ヒットした社会派ドラマ『ティエリー・トグルドーの憂鬱』から、主演俳優ヴァンサン・ランドンさんのインタビューをお送りします。リビューはこちら!

フランスの映画賞セザール賞常連の名優であると同時に、出版社の創立者を叔父にもち、自身もジャーナリストの経歴を持つヴァンサンさん。ヨーロッパだけでなく日本でも深刻化する中高年の失業や、相対的貧困をテーマに、職探しをする父親を主人公に描き、昨年のカンヌ映画祭とセザール賞で主演男優をW受賞。カンヌ受賞時には「やっと自分の職業を息子に誇れる」とコメントして涙したヴァンサンさんの入魂の作品です。ということで、まずはこちらを!


映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』予告編

この映画で得た出演料のほとんどを、製作費につぎ込んだそうですね。

シナリオを読み、物語がすごく気に入ったんです。私は世の中で起きていることを反映した映画が好きなんですが、この映画は今ある絶対的なリアルを描くと同時に、希望を与えることもできると考えましたし、こうした作品を通じて、私なりに政治に関わることができるのではないかと思っています。でも本当に低予算の作品でしたから、いつものようなギャラをもらうのではなく、そのほとんどを製作につぎ込んで映画を実現することになりました。

こうした社会派の作品は資金が集めにくいということですか?

そういうわけではありません。今回の作品にも、カナル・プリュス(制作会社)やアルテ(テレビ局)などの資金も入っていますし、その気になれば出資者を集めることはできたと思います。でもそういうことより、作品を作るうえでの自由を優先したということです。興行成績などを考えずに、自分たちが思うように映画を撮ることが大事だったんです。ある意味とても贅沢なやり方かもしれません。観客の支持が得られず、資金が戻らなくとも構わないという覚悟で作ったわけです。でも実際には想像を超えて、映画は大ヒットしたんですけれどね。

ご自身はブルジョワの家庭に生まれ、フランスでも多くの賞を獲得している名優で、ご自身が失業する実感はないのでは?

脚があって普通に歩くことのできる人間だって、車椅子に興味を持つものです。たしかにブルジョワでありスターであれば娯楽作に出て大きな報酬を得ることもできるでしょうが、私は自分の大義のために身銭を切って作る作品を選んでいるつもりです。アラン・カヴァリエ監督の『パテール』、フィリップ・リオネ監督の『君を思って海を行く』、そして今回のような作品を。

<iframe src="http://www.youtube.com/embed/z_bQXkIvonk?rel=0&wmode=transparent&start=13" frameborder="0" width="100%" height="315"></iframe>

映画の仕事において最近ますます感じていることは、芸術一般の中でも特に映画は、「人々の意識を呼び覚ます最も素晴らしい手段である」ということです。こうした映画を作ることで、微力ながら世界をいい方向に向かわせることができるのではないかと思っているんです。

ヒットの理由は何だと思いますか?観客の反応や、それを受けて感じたことを教えてください。

おそらくこの作品のテーマに興味を持った方が多かったのでしょう。本当に残念なことですが、失業や雇用に関する問題は、フランスのみにとどまらない、普遍的な問題です。

こうした流れは全世界的で、ドイツやポーランド、スペイン、アメリカやロシア、日本でもそのうち深刻化すると思います。人口は増える一方なのに、機械化によって人間の仕事がどんどん奪われてゆく。でも職業や食料は十分にあるとは全く言えません。

現在、フランスの失業者はは450万人、これは全労働人口の7%です。スペインでは労働人口の25%、つまり4人に一人が失業者です。これは失業した本人のみならず、その家族や子供にも降りかかる問題です。報酬が得らえる仕事を失うのは、誰にとっても大きな苦悩です。対応に急務を要する問題だと思います。

登場人物はスーパーの店員もレジ係も、みんな本物の方たちだったそうですね。特に訓練所でティエリーの模擬面接のVTRを周囲の若者にケナされる場面など、ご自身が俳優としての演技を批判されているかのような、生の反応に見えました。

私自身は特に違いはなく、いつもと同じやり方で仕事に臨みました。でもおそらくいつもよりも、内容的に現実的であったかもしれません。面接のシーンはおっしゃるとおりです。私はあのシーンを、本当に自分が経験しているかのような――言ってみれば素人の俳優たちが、プロである私の演技を批判しているかのような感じです。内容は俳優の演技についてではないのですが、みんなが俳優としての私の演技を批判して「なぜ自分でなく彼が演じているのか?」と異議を唱えている、そんなふうに自分の頭の中で置き換え、そういう場面を生きることになりました。

フランスではテロや移民など様々な問題が起こっていますが、これまでと何か変わってしまったと感じることはありますか?

もちろんあります。日本で地震が起きる前と後で「何か変わりましたか?」と聞かれているのと同じです。人生や文化がそのことによりひっくり返りました。事件の前と後では全然違います。

その変化とは、社会から寛容さが消えているということでは?本作品に関連付けて言えば、スーパーで店員が起こす小さな不正は、以前なら即解雇というほどの問題ではない気がします。

そうです。規則が増え、人口が増え、リスクが増え、公害が増え、暴力が増えています。決して私は批判的なスピーチをしたいわけではありません。私は人生を愛し、希望も持っています。今後を生きる若者にも、希望のある世界を生きてほしいと願っています。でも現実は、とても暴力的で、多くの手段を持たない人にとってはとても生きにくい、困難な時代だと思います。

映画のラストは、そうした不条理な社会システムの一部にならざるをえない男の小さなレジスタンスでしかない、無駄な抵抗にも思えました。この結末に、あなたは何か意義を見出したのでしょうか。

私はティエリーの決断が無駄だったとは決して思いません。この世から彼のような人間が消えてしまったら、その時こそ世界はおしまいです。独裁者が一方的に弱者をいじめるという社会になり、マーティン・ルーサー・キングも、ジャン・ムーラン(第二次大戦中の、フランスの対独レジスタンスの指導者)も、日本にいたに違いないそうした人たちも、現れないということになります。

ティエリーのような人間が、ひとり増え、ふたり増え、100人増え、1000人増えてこそ、世の不条理と戦っていくことができるんです。彼のような決断により人々を啓蒙し、そうした価値観を親から子供に引き継いでいくこと。それなくしては、世界が悪い方に向かうスピードを少しでも遅らせることはできません。初めから諦めてしまったらお終いです。

それがあなたがこの映画を作った「大義」なんですね。

そうです。この映画に限ったことではありません。周りを見て、助け合い、困っている人には手を差し伸べる。平凡に聞こえるかもしれませんが、それが唯一の方法だと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TPP 強行採決の可能性

2016-08-28 | TPP

 多国籍企業の利益のためのTPP。黒塗りのまま、強行採決などとても許されません。

応援よろしく

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160828-00010001-agrinews-pol環太平洋連携協定(TPP)承認案の審議が、9月召集の臨時国会で再開する。11月8日の米大統領選までの衆院通過を目指す政府・与党。だが民進党代表選の影響で召集日は26日にずれ込む見通し。審議日程が窮屈になり、強行採決の可能性もある。

 政府・与党は、臨時国会を9月13日に召集し、TPPの審議時間を確保する構えだった。だが民進党代表選が15日に設定され、26日召集で調整せざるを得なくなった。同党の新執行部が決まらなければ、事実上、審議が進められないためだ。

 約2週間のずれ込みだが、政府・与党には「かなり痛い」(政府筋)。米大統領選候補がTPP反対を強調する中、「大統領選までに衆院を通過させ、日本が承認する見通しを付ける」(同)ことで、米国の早期批准を促す考えがあるからだ。

 26日召集になれば、2016年度第2次補正予算案の審議などを優先し、衆院TPP特別委員会の審議再開は、10月中旬にずれ込むとみられる。参院選でTPP反対を掲げた民進、共産などの野党の厳しい追及は必至で、11月8日までに衆院通過が「微妙」(自民党幹部)な情勢だ。

 円滑な審議に向け、自民党は臨時国会で衆院TPP特別委員長を西川公也氏から塩谷立氏に代える。通常国会では、西川氏の著作とされる「TPP内幕本」が審議停滞の一因となったためだ。審議日程を野党と調整する筆頭理事も森山裕前農相に交代し、万全を期す。

 与党側は、衆院通過までに、通常国会(約23時間)と合算して40時間程度の審議を想定する。だが野党はゼロからやり直すとの考え。8月に就任した山本有二農相らのTPPへの答弁能力も未知数で、政府・与党内には「与党だけで強行採決もやむを得ない」との指摘もある。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東村高江 大型トラックが資材搬入  

2016-08-27 | 基地問題

 機動隊による沖縄2紙の記者を強制排除するなど、強引に大型トラックは資材搬入を行なっている。

応援よろしく

トラック10台が資材搬入 北部ヘリパッド建設 2016年8月27日 12:36 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-345459.html

 
県道の中央線をまたぐように止められた市民らの車両を移動する機動隊=27日午前8時45分ごろ、東村高江の県道70号

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で27日午前、資材を積んだ大型トラック10台による資材搬入がメーンゲートで確認された。建設に反対する市民らはメインゲートと高江橋の間の県道70号をふさぐように車両を止めるなどして、資材搬入を約2時間ほど遅らせた。
 市民らは同日午前8時15分ごろ、道路の中央線をまたぐように車両20台を止め、通行できないようにした。1時間かけて総勢約100人の機動隊が市民らの車にキャスター付きの車両移動用ジャッキを設置し、手動で道脇に移動させた。
 午前10時25分ごろに最初の資材搬入が行われ、午前11時までに大型トラック10台分の資材が搬入された。
 ヘリパッドいらない住民の会の儀保昇さん(61)=大宜味村=は「毎日、やんばるの自然が壊されていることを考えるとやりきれない気持ちになる。残っている貴重な自然を守らないといけない」と話した。【琉球新報電子版】

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

抗議の中 フェンス設置 沖縄・高江/政府 「N1裏テント」後方封鎖

2016-08-26 | 基地問題

この国の民主主義が問われている。

応援よろしく

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-26/2016082615_01_1.html?_tptb=032

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安保関連法=戦争法 防衛相、訓練開始表明

2016-08-25 | 平和

 戦後、日本は憲法9条のもと、海外で「引き金を引く」ことはなかった。その「引き金を引く」訓練を行なって、11月には南スーダンに行くという。「殺し、殺される」地に足を踏み入れようとする。発動させてはならない。

応援よろしく
 http://mainichi.jp/articles/20160824/k00/00e/010/242000c?fm=mnm稲田朋美防衛相は24日午前、首相官邸で記者団に対し、安全保障関連法に基づく新たな任務の訓練について「準備作業に一定のめどが立った」と述べ、全面的に実施すると表明した。国連平和維持活動(PKO)として11月から南スーダンに派遣する陸上自衛隊の交代部隊に任務を付与する方針の「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」の訓練も25日から準備を進め、9月中旬から本格的に実施していく。各部隊の訓練が始まることで安保関連法の運用が本格化する。【村尾哲、町田徳丈】

政府は昨年9月に成立した安保関連法を巡る議論が今年7月の参院選で再燃するのを避けるため、3月の施行後も隊員への周知や訓練用の教材作成、教官の育成などの準備を慎重に進め、新任務の付与や訓練実施を先送りしてきた。稲田氏は「いかなる場合にも対応できるように準備することは当然だ。さまざまな任務遂行能力を高めていく」と訓練の意義を強調した。

 訓練の解禁を受け、今後は集団的自衛権行使や後方支援の拡大といった安保関連法による任務拡大を前提に、自衛隊の各部隊がそれぞれの判断で訓練を実施できるようになる。防衛省は10月以降に予定している日米共同演習などで、集団的自衛権などの新任務の要素を盛り込むことを検討している。ただし、平時でも有事でもない「グレーゾーン事態」での米艦防護の訓練は、運用構想を米側と調整中のため先送りする。

 安保関連法では、集団的自衛権を行使できる事態を「存立危機事態」と定義。一定の要件を満たせば、朝鮮半島有事の米艦防護などが可能となる。他国軍への後方支援も地理的制約を撤廃し、補給できる項目を拡大。海外で日本人が拘束された場合に自衛隊が救出する「在外邦人救出」なども盛り込んだ。

 稲田氏はまた、11月中旬以降に国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加する交代部隊を、東北方面隊の第9師団(青森市)から編成すると発表した。25日から同師団で派遣に向けた訓練の準備を進める。

 安保関連法ではPKOの武器使用基準が緩和され、自衛隊員や管理下に入った人を守る「自己保存型」に加え、任務を妨害する相手を排除する場合も認められるようになった。離れた場所で襲撃を受けたPKO関係者や非政府組織(NGO)職員などの救援に向かう「駆け付け警護」が可能となり、訓練では新たな武器使用の習熟が焦点となる。

 自衛隊は2011年からUNMISSに参加。現在、南スーダンの首都ジュバ周辺でインフラ整備に従事する約350人の施設部隊を半年交代で派遣している。ジュバでは7月、政府軍と反政府勢力が衝突して治安が悪化。派遣されている施設部隊は活動を中断したが、現在は再開している。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辺野古サンゴ移植認めず

2016-08-24 | 基地問題

 「わたしの棲みなれた海です。わたしのいのちを奪うようなことはしないでほしい。どんなことがあっても立ち退きをすることはできません。わたしの棲家を、美ら海を壊さないでください」ー辺野古の海に生きるサンゴより

応援よろしく

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016082301001959.html
辺野古サンゴ移植認めず 移設阻止へ沖縄県知事が検討
沖縄県の翁長雄志知事は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止に向け、国が予定している埋め立て区域内から区域外へのサンゴの移植を不許可とする検討を始めた。移設を巡る国と県の訴訟の高裁判決は来月16日に言い渡されるが、県側は続く最高裁で敗訴した場合に備え、行使できる新たな知事権限の洗い出しを本格化している。県幹部が23日、明らかにした。

 沖縄県内でサンゴを移植するには、県漁業調整規則に基づく「特別採捕」の許可が必要で、認めるかどうかは水産資源保護の観点から知事が総合的に判断する。

(共同)

 沖縄県名護市辺野古沿岸部の大浦湾に広がるサンゴ礁=2月(日本自然保護協会提供

 沖縄県名護市辺野古沿岸部の大浦湾に広がるサンゴ礁=2月(日本自然保護協会提供)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政党助成金ため込み 安倍内閣閣僚ら39人で1億5100万円

2016-08-23 | 政党助成金

 領収書も要らない、余ったら返納もしない、しなくていい政党助成金。諸悪の根源だ。一方で生活保護利用者には年1回以上の資産調査が一律に厳しく求められるようになった。冷蔵庫の中味まで調査するという人権侵害もはなはだしい事例も起きている。
 身を削るというなら政党助成金こそ廃止して欲しいものだ。

応援よろしく

図

 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-23/2016082301_04_1.html安倍晋三首相と第3次安倍再改造内閣の閣僚10人、副大臣15人、大臣政務官13人の計39人が、自らが支部長を務める政党支部で2014年に総額6億9300万円の政党助成金を受け取り、その2割に当たる約1億5100万円を使い残してため込んでいたことが、本紙の調べでわかりました。

 安倍首相と閣僚19人、副大臣25人、大臣政務官27人の計72人のうち、政党支部で政党助成金を受け取っていない公明党を除く自民党65人の14年分の政党助成金使途報告書を調べたものです。

 65人が14年に自民党本部から受け取った政党助成金総額は11億3100万円。うち安倍首相と10人の閣僚は1億9600万円を受け取り、6982万347円を使い残し、国庫に返納していませんでした。(本紙9日付既報)

 安倍首相のため込み額は13年比で1・5倍です。初入閣の今村雅弘復興相のため込み額は倍以上に膨らみました。

 副大臣では15人が2億7100万円を受け取って、3234万8150円を政党支部でため込みました。大臣政務官では、13人が2億2600万円を手にし、4869万5315円をため込んでいます。

 政党助成金の原資は国民1人あたり250円の税金。政党助成金は、余ったら国庫に返納するのが原則ですが、政党助成法では「基金」の名で積み立て翌年に繰り越すことを可能としているため、返納されることはほとんどありません。閣僚らの政党助成金のため込みは、政府構成員自らが税金を“私物化”していることを示しています。

 9月末には、15年分の政党助成金の使途報告書が公表される予定です。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄 空白の1年 ~“基地の島”はこうして生まれた~

2016-08-22 | 基地問題

安倍政権に対する沖縄県民の怒りの根源が明らかにされる。

応援よろしく

どこへ行く、日本。より

2016年08月21日

1945年8月15日、本土の人々が太平洋戦争の終わりを告げる玉音放送を聞き、悲嘆に暮れる中、沖縄では、人口のおよそ9割が「収容所」に入れられるなど、全く別の「戦後」がはじまろうとしていた。 
今回NHKは、アメリカ軍の占領直後―――「1945年6月から1946年にかけて」の映像や、米軍の機密資料、未公開の沖縄の指導者たちの日記等を入手した。資料を詳細にみていくと、この時期、アメリカの占領政策は揺れており、まさに沖縄が「これからどうなるか」が決められていく期間でもあったことが分かってきた。沖縄はこの時期、アメリカでもなく日本でもない、“空白の状態”に置かれながら、次第に「基地の島」へと変貌させられていったのだ。戦後、本土が平和と繁栄を謳歌する一方、その代償として重い負担を背負った沖縄。「空白の1年」を通して、沖縄の戦後の歩みと今を考える。

沖縄 空白の1年 ~“基地の島”はこうして生まれた~/ジャーナリズムは主義主張の展開より、事実の掘り起こしこそ、使命である

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする