真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

双葉町長:政府と東電を厳しく批判 国会事故調査委で

2012-01-31 | 原発
なぜ、「安全神話」なる妄信が生まれたのか、徹底的な調査が必要。再稼動などもってのほか。

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双葉町長:政府と東電を厳しく批判 国会事故調査委で


国会事故調で事故や避難の状況を説明する双葉町の井戸川克隆町長(左)。右は国会事故調の黒川清委員長=埼玉県加須市で2012年1月30日、石井諭撮影
国会事故調で事故や避難の状況を説明する双葉町の井戸川克隆町長(左)。右は国会事故調の黒川清委員長=埼玉県加須市で2012年1月30日、石井諭撮影

 東京電力福島第1原発事故に関する国会の事故調査委員会(委員長・黒川清元日本学術会議会長)は30日、福島県双葉町民が避難している埼玉県加須市で第3回委員会を開いた。参考人として出席した井戸川克隆双葉町長は、放射性物質の拡散予測データが当初、住民に提供されていなかったことについて「手元にあれば当然違った方向に(避難の)かじを切った。罪の深さは計り知れないほど大きい」と、政府を厳しく批判した。


 井戸川町長は「避難指示は政府から出たが、その後の行動については一切、指示や指導がないまま今日に至っている。大変残念だ」と指摘。東電に対しても「事故を発生させ、(その後の賠償などについての対応も)紳士的とは言えない」と述べ、経営陣の総退陣を求めた。国会事故調には「苦しさや無念さが晴れるような調査をお願いしたい」と訴えた。


 委員会後の対話集会には、町民約100人が参加。「国や東電が原発の安全神話をつくった」「なぜそういう妄信が生まれたのか、徹底調査し後世に残してほしい」などの声が相次いだ。


 黒川委員長は集会後の記者会見で「現場の感覚は、ずいぶん政府が言っていることと違う」と述べ、町民の意見を調査に反映させる意向を示した。【笈田直樹、藤沢美由紀】

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身を削る覚悟のない民主党

2012-01-31 | 政治

身を削ると言いながら政党助成金は削らない。身を削る覚悟のない証だ。そもそも政党の運営を国民の税金で賄うこと自体がおかしい。国民の生活向上のために政治が行われるならまだしも、国民には「不退転の決意」で痛みを押し付けておきながら我慢しろでは納得できない。

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2012年1月30日(月)
政党助成金“返上せよ”市田氏主張
ムダ削る姿勢ない民主 NHK番組

 日本共産党の市田忠義書記局長は29日、NHK番組「日曜討論」で、国民的な批判が高まる政党助成金について「ムダ遣いであるのと同時に、政党のあり方が問われている。自分たちはぬくぬくと税金で政党の運営をやりながら、国民には消費税増税を強いる。民主党は『官から民へ』といいながら、『国営政党』そのものではないか」と指摘し、返上を呼びかけました。


 民主党の樽床伸二幹事長代行は「定数削減は一番高いハードルだ。あれもこれもやると、一番高い山を登る馬力がうせる」などと述べ衆院比例定数削減は進めながら、助成金には手をつけない考えを示しました。


 「共産党は政党助成金に反対で受け取っていない」と紹介された市田氏は、民主党が本部収入の82%を税金でまかなっている実態を示し、「山が高いと言われたが、『返上する』と言えばすぐできる」と言及。「ムダを削る」といいながら、政党助成金だけは温存する民主党の姿勢を批判し、「返上する気があるのか」と問いました。


 樽床氏は「定数削減の『山が高い』といった。誤解だ」などとごまかし、助成金については「法律のもと」でもらい続けることを表明。市田氏が「全然、身を削る気持ちがない。どうして聖域にするのか」と畳み掛けると、樽床氏はだんまりを決め込みました。


 国民新党の下地幹郎幹事長は「政党助成金をもらったから身を削っていないとはならない」などと主張。自民党の田野瀬良太郎幹事長代行も「議論はいいが、どれもこれもとはできない。まず定数削減が先だ」と述べるなど、政党助成金の返上に背を向けました。

 関連記事:NHK「日曜討論」 
市田書記局長の発言



 

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地熱発電導入で街再興目指す 福島・土湯温泉

2012-01-30 | 原発
脱原発へ、再生可能エネルギーの活用だ!うれしい話だ。

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福島第1原発:土湯温泉、
地熱発電導入で街再興目指す


2012年1月30日 10時32分 更新:1月30日 12時2分



うっすらと雪に覆われた土湯温泉街=福島市で2012年1月16日、小出洋平撮影
うっすらと雪に覆われた土湯温泉街=福島市で2012年1月16日、小出洋平撮影

 「こけしとミズバショウの里」として知られる東北の名湯・土湯温泉(福島市)。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、旅館16軒のうち6軒が休・廃業に追い込まれる中、有志が「復興再生協議会」を設立し、温泉熱を利用した自然エネルギーの導入で温泉街再興を目指している。中心は、40年前に青年団体「土湯アラフド(新足)の会」を作った団塊世代の3人。アラフドとは方言で「新雪を一番先に踏み固め、道を作る」の意味だ。3人はそのパイオニア精神を胸に活発に動いている。


 協議会設立の中心になったのは「味工房ひさご」を経営する陣野原幸紀さん(64)、社会福祉法人理事長で同協議会長を務める加藤勝一さん(63)、福島商工会議所副会頭で旅館「山水荘」を経営する渡辺和裕さん(62)。


土湯温泉
土湯温泉

 復興に向けてのアイデアは、法律で制限されている廃業旅館の住宅転用などの規制緩和を盛り込んだ復興特区実現だ。計画の柱は、毎分1400リットルの温泉を利用した地熱発電の導入。環境省の補助金を元に12年度中に着工し、13年度に土湯全体を賄える毎時500キロワットの発電施設を完成させる。河川による小水力発電も計画し、将来は1500キロワット規模にする計画もある。


    ◇


 オイルショックに見舞われた73年、将来への危機感を抱いた若者二十数人が「アラフド」を結成。加藤さんが会長で年会費は5000円。ひさごで毎夜のように酒を酌み交わす中で浮かんだアイデアを実現させ、町の活性化に取り組んだ。


 家業が忙しいなどの理由で会の活動が下火になっていた中、東日本大震災が起きた。被災したり、原発事故の影響で客足が途絶えるなどして、旅館6軒が休・廃業した。「生き残りをかけ、また頑張っぺ」と、昨年10月に同協議会を結成し、計画を練り上げた。


 環境省は、被災地で再生可能エネルギーの導入を計画しており、土湯温泉のアイデアがマッチ。このほど要望が通り、5500万円の補助金が付くことになった。


 加藤さんは「停電しない温泉町にしたい。余剰電力は売電し、電気自動車を走らせてもいい。電気で泣いた分、脱原発のモデル地区にしたい」と話している。【清水勝】


 ◇土湯温泉


 福島市中心部から西方約16キロに位置し、古くから湯治場として栄えた温泉街。鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」に記述があり、鳴子、遠刈田(いずれも宮城県)などと並ぶこけしの生産地としても有名。12日の「歌会始の儀」で、皇太子妃雅子さまが詠んだように、近くの仁田沼周辺はミズバショウの群生地で知られる。

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恫喝の支配を許してはならない 橋下市長の危険な本質

2012-01-30 | 政治
恫喝の支配を許してはならない。民主主義の名がすたる。自分に批判的な人には厳しく当たるくせに、府庁移転断念問題で大阪府民に大損さても責任をとろうとしない。逃げの一手だ。卑怯者のすること。

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2012年1月29日(日)
見えた 橋下市長の危険な本質
山下参院議員、識者らが批判 民放のテレビ討論会

テレビ朝日系番組「朝まで生テレビ」で28日、「激論!大阪市長“独裁・橋下徹”は日本を救う?!」と題した討論会が放映され、日本共産党から山下芳生参院議員が出席しました。討論を通じて「大阪維新の会」の橋下徹代表のでたらめさや危険な本質が浮き彫りになりました。司会は田原総一朗氏。

「選挙を冒涜」


 番組には山下氏のほか、橋下氏を批判してきた識者も出席。冒頭、「大阪都構想」を説明した橋下氏に、山下氏は「そもそもあの市長選挙で都構想が信任を得たとはいえない」と指摘しました。


 「都構想」はもともと、大阪市を解体して8~9の特別自治区に再編するプラン。ところが市長選で「維新の会」は、「大阪市は潰しません」「24区、24色の鮮やかな大阪市に」と書きつらねたビラを大量配布しました。山下氏はそのビラを示し、「選挙を冒涜(ぼうとく)している」と批判しました。


 橋下氏は「役所がどうなろうが大阪市というコミュニティーは残る」などと言い訳しましたが、田原氏に「これは橋下さんのミス。誰でもわかる」とたしなめられました。


 自民党の柳本顕大阪市議は、「都構想」で「いまの行政サービスが維持できるのか」と疑問を呈しました。帝塚山学院大学の薬師院仁志教授は、橋下氏が市長選で「区長公選」を掲げながら就任初日に打ち出したのは「区長公募」だったと批判しました。


大企業の責任


 橋下氏は「大阪の地盤沈下」を強調し、「都構想」の必要性を説きました。


 これに対し、山下氏は、「大阪の地盤沈下」の原因の一つは、労働者派遣法の改悪など雇用の規制緩和が進められ、非正規労働者が急増したことだと指摘。もう一つは、「大企業が栄えれば大阪が栄える」というやり方の失敗だと話しました。


 その上で「関西空港をつくって大企業呼び込みをやったが、その大企業が逃げ、リストラをしている。この中で大阪経済全体が沈んでいる。だからこそ、大企業に社会的責任をとらせる国のルールをつくるとともに、大企業に頼り過ぎない、もっと中小企業を元気にさせる大阪府政が必要だ」と語りました。


どう喝の支配


 話題は橋下氏の進める教育基本条例案の問題に移り、元大阪市教育委員長の池田知隆氏が「どう喝による教育支配は時代錯誤だ」と指摘。「橋下さんはなぜ『君が代』(の起立斉唱強制)にこだわるのか」とただしました。


 山下氏は、橋下氏のねらう教育基本条例案は、知事や市長が「教育目標」を決め、教員が同じ命令に3回違反したら首にできるというものだと述べ、東京都で「君が代」の起立斉唱をしなかった教職員に対する重い処分を取り消した最高裁判決(1月16日)を紹介しました。


 同判決は、「君が代」斉唱の際、1回起立しなかったら戒告、2回で減給、4回目で停職とした東京都の処分について、減給以上は行きすぎであり違法、職権濫用だと指摘。その理由として(1)「日の丸・君が代」問題は個人の世界観・歴史観にかかわる問題であり、セクハラや体罰とは違う(2)学校の式典は年2回であり、2年で教壇に立てなくなるのは重過ぎる―としました。


 山下氏は、この最高裁判決を踏まえるなら「こんな条例を出すことはできないはずだ」と迫りました。


 橋下氏は「大阪の子どもたちの犯罪率は全国一。ルールすら守れない先生が、生徒にルールを守れといってもきくわけがない」「議会が決めたルールに、教員が自分たちの思想・良心で違反していいのか」などと発言しました。


 これには出演者がいっせいに反論。薬師院氏は「府議選挙で(府議会で強行した『君が代』強制条例の)公約はなかったじゃないか」と批判しました。精神科医の香山リカ氏は「先生が『君が代』を立って大きな声で歌ったら子どもの犯罪率が本当に下がるのか」、自民党の柳本市議も「国旗・国歌は尊重すべきだが、それを条例で強制するのはいかがなものか」と批判しました。


 田原氏も「日の丸・『君が代』といっても、日本政府は太平洋戦争についての総括をやっていない。それで規則、規則というのはちょっと違うのではないか」と指摘。橋下氏も「そこはいろいろ考えがあると思う」と言わざるをえませんでした。


 山下氏はさらに、教員に「5段階相対評価」を持ち込み、「D評価」が2回続いたら首にできる教育基本条例案が通れば、「先生が子どもたちに目を向けられなくなる」と指摘。池田氏は「大阪の学力低下の背景には、大阪の地盤沈下、(家庭)環境の悪化がある。大阪の先生は、休職者の数は全国平均の2倍。精神疾患の比率が全国平均の3倍。もっと先生をたくさん配置することなどが必要だ」と語りました。


「隠ぺい体質」


 最後に「維新の会」が国政に進出して何を目指すのかが話題に。


 田原氏は「石原(慎太郎)都知事が、自分がどこかの党と一緒になるとすれば前提は核保有だと言っているが賛成か」と質問すると、橋下氏は、「公の立場と(僕)個人の(意思の)表明とは違う」などとかわす一方、「核武装」論を否定しませんでした。憲法問題も「今から議論する」と逃げました。


 田原氏は「個人の考えはあるけど、いまは言えないというのなら(隠ぺい体質の)関電と同じだ」と批判。山下氏は「国政では憲法審査会が動き始めている。憲法をどうするのか。消費税をどうするのか。TPP(環太平洋連携協定)をどうするのか。こういう問題もきちっと政党として示すべきだ」と厳しく指摘しました。




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自民党以上に自民党的政権

2012-01-30 | 政治
民主党3代目の野田政権を「自民党以上に自民党的政権」と批判したのは27日、衆院本会議で行った日本共産党の志位和夫委員長。自民党政治を変えてほしいと言う政権交代の国民の期待をことごとく裏切る野田政権。国政を担う資格なし。衆議院を解散し、審判を仰ぐべし。

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2012年1月28日(土) 志位委員長の代表質問 衆院本会議 
「政権交代」に託した国民の願いを裏切った自覚と反省はあるか 

私は、日本共産党を代表して、野田総理に質問します。

 2009年夏の総選挙での「政権交代」に国民が託したものは、「自民党政治を変えてほしい」という願いでした。それから2年半。3代を数える民主党政権によって、この願いは果たされたでしょうか。


 野田政権がいま、その政治生命をかけて突き進むとしている、消費税10%への大増税も、米軍普天間基地の「辺野古(へのこ)移設」も、国民への公約を裏切るものであるとともに、自民・公明政権が始めた動きを、そっくりそのまま引き継いだものではありませんか。そのうえ、日本の食料と農業、国民生活をアメリカに売り渡すTPP(環太平洋連携協定)参加への暴走です。野田政権は、いまや自民党以上に自民党的政権と言っても過言ではありません。総理、あなたには、「政権交代」に託した国民の願い、「自民党政治を変えてほしい」という願いを、ことごとく裏切っているという自覚と反省はありますか。


 なぜこうなったのか。それは、民主党政権が、“アメリカいいなり・財界中心”という旧来の政治の「二つの害悪」に縛られ、そこから抜け出すことができなかったからです。「政治を変えてほしい」という国民の願いにこたえようとすれば、この「二つの害悪」を断ち切る改革こそ必要です。私は、この立場から、国政の熱い焦点となっている問題について、総理の見解をただすものです。


大震災と原発問題――政府の姿勢の根本をただす


大震災への救援・復興――12万人を超える震災失業者に安定した働き場を


 まず東日本大震災と原発事故についてです。


 大震災から10カ月が経過し、被災地では復興への懸命の努力が続けられていますが、なお33万人を超える方々が仮設住宅などで厳しい避難生活を強いられています。仮設住宅での寒さ対策への万全の措置とともに、医療・介護の負担減免措置を3月以降も継続するなど、被災者の命と健康を守るために、あらゆる手だてをとることを強く求めます。


 復興にむけて、さまざまな課題が山積していますが、大震災で失業した12万人を超える方々に、安定した仕事と収入を保障することは、待ったなしです。失業給付の延長をはじめ、職を失った方々が生活に困窮することのないよう、緊急措置を講じることが必要です。同時に、被災した中小企業、自営業者の事業再開は、雇用確保の最大のカギとなっています。事業再開と雇用確保への一体的支援を、急いで、かつ深刻な実態にそくした規模ですすめなければなりません。


 国が行っている被災事業所へのグループ補助や、被災者を雇用した企業への賃金補助は、復興の力となっていますが、いずれもさまざまな条件や制限がつけられ、切り捨てられる事業者が多数にのぼっています。再建の意思のあるすべての事業所を支援する仕組みへの抜本的拡充を強く求めます。岩手県宮古市では、県と協力して、被災した店舗、工場などの修繕資金の2分の1を補助し、これが大きな力となって、被災した商工業者の8割が営業再開にふみだしています。こうした自治体の努力を、思い切って応援することこそ、国の責任ではありませんか。答弁を求めます。


原発事故の「収束宣言」を撤回し、除染・賠償に責任を――再稼働など論外


 政府の原発事故への対応にたいして、福島県から、政治的立場の違いを超えて、不信と怒りの声が噴き出しています。総理が行った原発事故の「収束宣言」にたいして、福島県議会は、全会一致で意見書を採択し、「避難者の不安・不信をかき立てる」として、撤回を求めています。福島県知事は、政府が、全面賠償に背を向け、県南、会津、南会津の市町村を賠償の対象外としたことに強く抗議し、県内全域・全県民を対象に賠償を行うことを求めています。政府が、最終処分に至る除染の全体方針を示さず、除染が遅々としてすすまないもとで、「国と事業者は除染に全面的責任をもて」「国の責任で18歳までの子どもの医療費を無料にせよ」という強い要求が寄せられています。県内の原子炉10基すべての廃炉を求める意見書も、福島県議会で全会一致で採択されています。総理は、「オール福島」のこれらの痛切な声にどうこたえるのか。しかと答弁を願いたい。


 総理が、「収束宣言」と一体に、原発再稼働に取り組むと表明したことも、きわめて重大です。政府は、ストレステスト(耐性試験)を再稼働の口実にしようとしていますが、「やらせ」を行った電力会社が実施し、「やらせ」を組織した保安院が審査したテストなるものを、いったい誰が信用しますか。原発事故の原因は多くが未解明であり、放射能被害がどこまで広がるかもわからない状態です。昨年9月の予算委員会で、私の質問にたいして総理は、再稼働について、「事故の究明がすべてのスタートの大前提」と答弁しました。この答弁にてらしても、再稼働など論外だと考えますがいかがですか。


「社会保障と税の一体改革」――三つの大問題と日本共産党の提案


大震災からの復興にどういう影響を及ぼすと認識しているのか


 政府が、「社会保障と税の一体改革」の名で、2015年までに消費税を10%に増税する方針を決めたことにたいして、国民のごうごうたる批判が広がっています。


 まず総理にただしたいのは、消費税の大増税が、大震災からの復興にどういう影響を及ぼすと認識しているのかということです。「大震災と原発事故で苦しんでいるさなかに、なぜ大増税か」。被災地のこうした怨嗟(えんさ)の声にどう答えますか。生活と生業(なりわい)の再建に立ち上がろうというときに、被災地も情け容赦なく襲う大増税を強行するなど、常軌を逸した冷酷な政治です。総理には胸の痛みさえないのですか。答弁を求めます。


消費税10%のどこが問題か――三つの大問題をただす


 総理は、消費税大増税について、「どの政権でも避けて通れない」というだけで、「なぜ大増税か、なぜ消費税か」について、まともな説明はいっさいしていません。私は、つぎの三つの大問題について、総理の見解を問うものです。


第一


無駄遣いを続けながら大増税


 第一は、無駄遣いを続けながらの大増税という問題です。なぜ「コンクリートから人へ」の目玉政策として、公約で中止を約束した八ツ場(やんば)ダム建設を復活するのか。なぜ過去に1兆円もの税金を投じながら事故続きで止まったままの「もんじゅ」を含め、原子力推進予算を4200億円も計上するのか。なぜ重大な欠陥が指摘され完成してもいない、1機100億円もの次期戦闘機を42機も買い入れようとするのか。なぜ年間320億円の政党助成金には、いっさい手をつけようとしないのか。そして、なぜ庶民には大増税を押しつけながら、富裕層と大企業には、年間1・7兆円もの新たな減税をばらまくのか。国民に納得のいく説明をしていただきたい。


第二


「一体改革」というが社会保障は切り捨てばかり


 第二は、「一体改革」といいますが、社会保障で用意されているメニューは、切り捨てばかりではないかということです。年金では、まず総額2兆円におよぶ年金支給額の大幅削減をすすめ、つづいて支給開始年齢をさらに引き上げるとされており、高齢者にも現役世代にも大幅カットを押しつけようとしています。医療では、お年寄りを「姥(うば)捨て山」に追いやる後期高齢者医療制度を形だけ変えて温存し、2013年度には70歳から74歳までの医療費窓口負担の2割への引き上げをすすめようとしています。保育所探しを保護者の自己責任にするなど、保育への公的責任を投げ捨てる「子ども・子育て新システム」を導入しようとしています。これらは、民主党がかつてあれだけ批判していた自公政権時代の社会保障切り捨て路線の復活そのものではありませんか。


第三


国民生活に壊滅的打撃、経済も財政も共倒れ


 第三は、消費税10%への大増税が、国民生活にはかり知れない打撃を与え、経済も財政も共倒れになるという問題です。


 1997年の橋本内閣による消費税5%への増税など9兆円の負担増は、当時、回復しかけていた景気をどん底に突き落としたうえ、景気悪化による税収の落ち込みと、「景気対策」のための財政支出によって、国と地方の借金がわずか4年間で200兆円も膨らむという財政の大破たんも招きました。総理自身、野党時代の国会質疑で、9兆円負担増を、「もっとも愚かで、もっとも無意味で、破壊的な経済政策」と指弾していますから、この大失政の惨憺(さんたん)たる結果は十分承知しておられると思います。


 ところが、あなたがいま強行しようとしている消費税10%への大増税は、1997年の9兆円負担増と比べても、はるかに「破壊的な経済政策」であります。まず、今回の負担増の規模は、消費税増税だけでも13兆円、年金支給額の切り下げなどを含めると総額16兆円にものぼります。そして、今回の大増税は、日本経済の長期低迷と大不況のさなかの大増税です。サラリーマンの年間給与は、97年と比べて55万円も下がっています。「働く貧困層」といわれる年収200万円以下の勤労者は1000万人を超え、赤字に苦しむ中小企業の割合は73%にも達しています。


 世界経済危機のもとで、もはや外需頼みの経済成長は不可能です。そのときに経済再生の頼みの綱である家計、ただでさえ冷え込み続けている家計から、16兆円も奪い取って、どうして「経済成長」ができるというのですか。それは、日本経済をどん底に突き落とし、結局は、財政破たんもいっそうひどくする道ではありませんか。くわえて、複数の閣僚から「10%では足らない」という発言がされていますが、総理は、消費税率のさらなる引き上げが必要だと考えているのですか。答弁を求めます。


社会保障拡充と財政危機打開のために――三つの柱の政策の実行を提案する


 それではどうやって、社会保障拡充と、財政危機打開のための財源をつくりだすか。日本共産党は、つぎの三つの柱の政策を実行することを提案するものです。


 第一の柱は、無駄遣いの一掃と、富裕層・大企業優遇の不公平税制の見直しに、ただちに取り組むことです。浪費型の巨大開発、原発推進予算、米軍への「思いやり予算」をはじめとする軍事費、政党助成金など、無駄遣いに聖域なくメスを入れるべきです。株取引への特別減税をやめ、富裕層に応分の負担を求める税制改正を行うべきです。大企業への新たな減税を中止し、研究開発減税、連結納税制度など、特権的な優遇制度をやめるべきです。増税というなら、まず富裕層と大企業に応分の負担を――これが民主的な税金のあり方ではありませんか。


 第二の柱として、社会保障を抜本的に拡充するためには、それだけでは足りません。つぎの段階では、国民全体で支えることが必要になってきます。その場合も、所得の少ない人に重くのしかかる消費税という不公平税制ではなく、「応能負担」――負担能力に応じた負担の原則、累進課税の原則にたった税制改正によって財源を確保すべきであります。


 第三は、第一、第二の柱と同時並行で、国民の暮らしと権利を守る「ルールある経済社会」に前進することです。労働者派遣法の抜本改正をはじめ正社員が当たり前の社会をつくる、最低賃金を大幅に引き上げ「働く貧困層」をなくす、大企業と中小企業との公正な取引のルールづくりに取り組むべきです。それは、大企業にたまった260兆円にのぼる内部留保を社会に還流させ、国民の所得を増やし、家計を温め、内需主導の健全な経済成長をもたらすとともに、着実な税収増をもたらすでしょう。


 日本共産党は、暮らしも、経済も、財政も壊す消費税大増税に、断固として反対をつらぬくとともに、以上のべた税財政・経済の民主的改革に取り組むことを提案します。財界にいわれるままに、庶民の暮らしを踏みつけにする政治から、大企業・財界に、もうけにふさわしい社会的責任と負担を求める政治への大転換が、いまこそ必要であります。総理の見解を求めます。


民主党政権に国政を担う資格なし――衆議院を解散し、国民の審判を仰げ


 消費税増税、TPP参加、「辺野古移設」など、あらゆる分野で、国民への公約を裏切り、暮らし、平和、民主主義を壊す暴走を続ける民主党政権に、もはや国政を担う資格はありません。衆議院を解散し、国民の審判を仰ぐことを強く求めて、質問を終わります。(記事全文はこちら



 

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衆院代表質問:「公約破り」で応酬?

2012-01-28 | 政治
どんなにか、中身のない自民党総裁の代表質問なのか。同じ穴の狢(むじな)の空しい批判(批判ともいえない)としか言いようがない。

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衆院代表質問:「公約破り」で応酬 谷垣氏「命懸けで実行、撤回するか」/首相「状況に応じ優先順位を判断」


 野田佳彦首相が政権の命運をかける消費増税は09年衆院選の民主党マニフェスト違反か、否か--。26日に衆院本会議で行われた野田首相と自民党の谷垣禎一総裁の論戦はこれが最大の争点となった。首相が選挙中の自身の発言について「反省とおわび」を表明する場面もあったが、議論は平行線のまま。消費増税の是非など政策論は深まらず、形式的な「言った、言わない」の応酬にとどまった。【坂口裕彦】


 「総理は当時の演説を撤回するのか、マニフェスト違反を正直に認めるのか」


 谷垣氏が激しく問いただしたのは、首相が09年衆院選で行った街頭演説の内容だ。


 首相がマニフェストについて「書いてあることは命懸けで実行する。書いていないことはやらない。それがルールです」と訴え、当時の与党・自民党を「書いていないことは平気でやる。マニフェストを語る資格がない」と批判する映像が動画共有サイト「ユーチューブ」で話題になっていることを取り上げた。


 ◇行き過ぎはおわび


 「私の選挙中の発言に行き過ぎや言葉足らずの点があったとすれば、率直に反省し、国民におわびもする」


 首相は一応の陳謝を口にしつつ「政府の政策は状況の変化の中で国民の声を聞きながら優先順位を適切に判断することも必要」と開き直った。当時の民主党の公約については「衆院任期中には消費税の引き上げは行わない、引き上げを行う際は国民に信を問うということ」と説明。衆院議員の任期は13年8月までで、8%への引き上げ時期が14年4月に設定されていることを理由に、谷垣氏の「偽りに満ちた国民との契約」との批判を突っぱねた。


 しかし、谷垣氏は、衆院選前のアンケートで首相と岡田克也副総理、安住淳財務相が「4年間の任期中に消費税引き上げを決めること」に「反対」と答えたことも指摘。「民主党が消費税増税に突き進むことは議会制民主主義の否定であり、断じて容認できない」と解散・総選挙を迫った。


 代表質問終了後、谷垣氏は記者団に「首相答弁は論評に値しない」と切り捨てた。


 ただ、「消費税10%」は10年参院選の自民党公約であり、マニフェスト違反という「手続き論」でしか批判できないのが谷垣氏の苦しいところ。自民党幹部は「今日の質問は永田町的には分かるけど、国民はそんな論理に関心がないと言ってしまえばそれまでだ」と複雑な胸中を口にした。


 ◇「批判一辺倒」身内から批判--石破・小泉進両氏


 谷垣氏の代表質問には自民党内から批判の声も上がった。9月の党総裁選立候補に前向きとされる石破茂前政調会長は記者団に「民主党に(消費税を上げる)資格がないと訴えるだけではなく、我が党ならどうするかを示すことが我が党に対する支持を高めることにつながるのではないか」と批判一辺倒の内容に不満を示した。


 小泉進次郎党青年局長も「相変わらず自民党は反対ばっかりという印象は変わらない。多くの国民は『今更そんなことを言ってもしょうがない』との思いに行き着いている」と述べ、「自民党にとって乗り越えなきゃいけない一つの試練」と訴えた。【念佛明奈】

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島根2号機、定期検査入り=稼働原発、全国で3基に

2012-01-27 | 原発

原発に頼らなくても電力供給は可能な証拠。安全な原発などありえない。原発ゼロへ!再生可能エネルギーへの転換を!

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島根2号機、定期検査入り=稼働原発、全国で3基に



 中国電力は27日未明、島根原発(松江市)2号機(82万キロワット)の運転を定期検査のため停止した。既に1号機(46万キロワット)は定期検査入りしており、中国電の原発全2基が停止。また、全国54基の原発のうち稼働は3基となったが、この3基も4月下旬までに定期検査に入り、停止する予定だ。
 中国電は今冬のピーク時の電力需要量を1058万キロワットと見込む。これに対し供給力は1201万キロワットあり、供給余力を示す予備率は13.5%を確保。現在行っている関西電力への融通は今後も継続し、九州電力への融通もできる限り対応するという。(2012/01/27-01:13)



 

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義援金理由の生活保護打ち切り 30世帯 再申請し受給

2012-01-27 | 政治
不当な打ち切り。停止、廃止にさかのぼって支給せよ!

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2012年1月26日(木)
義援金理由の生活保護打ち切り
30世帯 再申請し受給  福島県南相馬市

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の義援金や賠償金の仮払いを受けたことを理由に生活保護を停止や廃止した問題で、福島県南相馬市は生活保護の再申請をした約30世帯に対して再支給を開始していたことが25日までに分かりました。






写真

(写真)生活保護停止・廃止問題などについて学習する南相馬市生活と健康を守る会の人たち=24日


 同市は義援金などを収入と認定して約230人の生活保護を打ち切りを昨年5月から始めました。そのうち30歳代から80歳代の生活困窮者から「義援金などが無くなり生活ができない」と、昨年10月ごろから年始にかけて生活保護の再申請が南相馬市に出されました。


 市は、義援金などが借金の返済、生活費、医療費など何にどのように使い切ったかの理由を問わず1カ月の生活費が無くなった申請者には再支給したといいます。


 福島県生活と健康を守る会の弦弓(つるゆみ)高明事務局長は「私たちの運動の成果だ」と評価したうえで「停止や廃止した時点にさかのぼり支給していない」などの不十分な対応を批判しています。


 弦弓事務局長は「昨年末、福島県知事は、生活保護打ち切りを『違法』だったとする『裁決』を下しました。南相馬市は『裁決』に従って不服審査請求をした3世帯に対して謝罪。生活保護を停止、廃止した時点にさかのぼって生活保護費を支給しました。今回の30世帯の生活保護再開始はこれとは違っている」と問題点を指摘します。


 そのうえで弦弓事務局長は「南相馬市は3世帯への『裁決』と同様にさかのぼって支給すべきです。200世帯以上の打ち切られた人たちに呼びかけて、弁護団と支援者が一体になって、民主的な生活保護行政実現を要求していきます」と話しています。




 



 

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増税談合を自公に懇願 「抱きつかれたような」と麻生氏 

2012-01-26 | 政治

  野田佳彦首相は24日、衆参両院で施政方針演説を行い、社会保障改悪と消費税増税の「一体改革」の関連法案を3月末までに提出する考えを改めて表明。
 首相は、自公政権時代に消費税増税協議を呼びかけた福田康夫首相(当時、2008年)と麻生太郎首相(同、09年)の施政方針演説を引用し、民主党政権が旧自公政権と全く変わらないことを認めて、増税談合に応じるよう自民・公明両党に懇願しました。(しんぶん赤旗2012年1月25日)

 「与野党が信頼関係の上に立ってよく話し合い、結論を出し、国政を動かすことこそ政治の責任だ」と福田康夫首相(当時、2008年)の施政方針演説を引用。「持続可能な社会保障制度を実現するには、給付に見合った負担が必要だ」と麻生太郎首相の施政方針演説を引用して、「今こそ立場を超えて、素案の協議に応じていただくことを願ってやまない」と懇願したのだ。

 施政方針演説を引用された麻生氏は「いいとこ取りだけされた。何となく抱きつかれたような感じだ」と不快感。抱きついてでも「決断」したい野田首相。「私が目指すものも同じ」と発言したように、社会保障費抑制と消費税増税を同時に押し付けようとした自公政権と何ら変わらない道を歩もうとする。政権交代とはいったいなんだったのか。決断する政治とはいったい誰のための「決断」なのか。

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賃上げは「論外」だと! 経団連の経労委報告

2012-01-25 | 雇用・労働

日本経団連は23日、経営側の2012年春闘方針である経営労働政策委員会報告「危機を乗り越え、労使で成長の道を切り拓く」を発表した。

連合が求めるささやかな1%の賃上げも「企業の危機的な経営環境に対する認識が甘い」と切り捨てだ。「ベースアップの実施は論外」と拒否。

日本経済の成長をストップさせている原因を経団連はわかっていない。使いどころもなく、溜め込んでばかりいる。社会的責任を果たせと言いたい。


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2012年1月24日(火)
賃上げ「論外」と拒否 内部留保には触れず
経団連が春闘対策方針 経労委報告

日本経団連は23日、経営側の2012年春闘方針である経営労働政策委員会報告「危機を乗り越え、労使で成長の道を切り拓く」を発表しました。「激化するグローバル競争に勝ち抜く企業づくり」を声高に主張し、労働者の賃上げについては「ベースアップの実施は論外」と拒否。1%の賃上げを求める連合の低額要求すら「企業の危機的な経営環境に対する認識が甘い」と切り捨てています。


 毎年、自動的に昇給する仕組みである定期昇給について「実施を当然視できなくなっている」として「延期・凍結も含め、厳しい交渉を行わざるを得ない」と主張。賃金の個別化を図り、「仕事・役割・貢献度を基軸とした人事・賃金制度を構築する」とし、正規労働者に対する賃下げにふみこもうとするねらいを語っています。


 賞与・一時金(ボーナス)も、個人ごとの業績で差を広げる「個別化」をとなえています。


 資本金10億円以上の大企業は内部留保を266兆円(全労連・労働総研調べ)もため込んでいますが、今回、巨額の内部留保について一言もふれなくなりました。


 この10年で、労働者の年収は約50万円も下がる一方、同じ期間に大企業は内部留保を90兆円も積み増ししています。日本経済が「重大な岐路」にあるとか、「企業活動は一層の危機的状況」などと目いっぱい危機感をあおっていながら、企業が利益をため込んで大繁栄している事実とのつじつま合わせができなかったものとみられています。


 労働者の3分の1を占める非正規雇用労働者の処遇改善では、「雇用の減少をまねきかねず不適当」と、貧困と格差の解消に背をむけています。 (関連記事)





 



 

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