真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

借りた金はそのまま貸金庫? 猪瀬知事

2013-11-26 | 闇のカネ

 猪瀬知事の記者会見の様子をTVで視た。真実を語っているか、そうでないか。視ればはっきりわかろうというもの。知事の言う「ウソ表示」はそのうち暴露されるであろう。
 借りた金はそのまま貸金庫へ、そしてそのまんまで5000万円返したと猪瀬知事は言う。自己資金3000万円のなかに含まれていないのか。納得のいく説明ができるか?
 
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徳洲会マネーもらった猪瀬都知事
なぜ、記載しなかった 収支報告を調べてみると… しんぶん赤旗2013年11月25日(月)

 東京都の猪瀬直樹知事は、医療法人「徳洲会」グループからの5000万円の資金提供について、「個人の借金だ」として、選挙費用としての借り入れではないことを強調しています。しかし、猪瀬氏の関係政治団体の政治資金収支報告書や選挙運動収支報告書を調べてみると―。

 猪瀬氏が、石原慎太郎都知事(当時、現「日本維新の会」共同代表)から後継指名されたのは、昨年10月25日のことでした。約2週間後の11月6日に猪瀬氏は、石原前知事の有力後援者だった徳洲会グループの徳田虎雄前理事長に、都知事選(12月16日投票)に立候補する意向を伝え、後日、虎雄氏の次男、徳田毅衆院議員(自民党を離党)から議員会館で5000万円を受け取っています。

資金面でも継承

 猪瀬氏の資金管理団体「猪瀬直樹の会」の2012年の政治資金収支報告書によると、猪瀬氏が、正式に立候補を表明した11月21日から同会は活動を開始。自民党・菅原一秀衆院議員、パチスロメーカー大手の持ち株会社「セガサミーホールディングス」の里見治会長らの個人から計約374万円、東京都医師政治連盟などの政治団体から1807万円の献金を受け取っています。

 ここで特徴的なのは、政治団体の献金総額の約95%、1723万円が、石原前知事の資金管理団体「石原慎太郎の会」に11年に献金した10団体からのもので、資金面でも支持基盤を継承したことがわかります。徳洲会への資金要請もこの流れだったことが浮かび上がります。

選挙直前なのに

 しかし、同時期に受け取ったカネであるにもかかわらず、徳洲会関連の記載はありません。

 一方、「猪瀬直樹の会」と同一住所で会計責任者・事務担当者も同一人物が務める関連政治団体「東京を輝く都市にする会」の収支報告書によると、収入の全額700万円が猪瀬氏からの「借入金」と、ちゃんと記載されています。

 猪瀬氏が釈明するとおり、徳洲会マネーが選挙費用としての借入金でないのなら、なぜ、「猪瀬直樹の会」の報告書に「借入金」の記載をしなかったのでしょうか。

 また、猪瀬氏の選挙運動費用収支報告書によると、収入は猪瀬氏自身からの3000万円と、「東京を輝く都市にする会」からの50万円の計3050万円しかありません。

 同報告書は、選挙後、東京都選管に提出しなければならないもので、借入金も記載する必要がありますが、徳洲会関連の記載はありません。

 両報告書に記載がないということは、政治資金規正法や公職選挙法に抵触する可能性があります。

 猪瀬氏の自己資金3000万円に徳洲会マネーは含まれていないのか―。猪瀬氏には、納得のいく説明をする責任があります。

図:猪瀬都知事をめぐるカネの流れ
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妻に「事務所費」支払う 小沢被告の関連政治団体

2012-02-16 | 闇のカネ

どこまでもカネで政治を動かす悪巧みなのだ。

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しんぶん赤旗2012年2月15日(水)
小沢被告の関連政治団体
妻に「事務所費」支払う  総額5億円超か
政治資金還流の疑い
土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件(虚偽記載)で公判中の民主党元代表小沢一郎被告の関連政治団体が、同被告の妻に長年にわたって「事務所賃借料」名目で巨額の支払いをしていることがわかりました。集めた政治資金の一部が、小沢被告側に還流していた疑いが浮上しました。(「政治とカネ」取材班)

同被告の資金管理団体「陸山会」、関連政治団体の小沢一郎政経研究会、誠山会の政治資金収支報告書(2008~10年)によると、08年は「事務所費」とあるだけで詳細は不明ですが、09年には、「事務所貸借料」として妻への支払いが、陸山会に月75万円(9~12月)、小沢一郎政経研究会と誠山会は、それぞれ月69万5000円(1~8月)の記載があります。陸山会は10年にも月75万円(1~10月)の記載も。


 これは、東京都世田谷区の小沢被告の自宅周辺にある建物で妻名義のものと、第三者所有の土地・建物を妻が借り、政治団体に又貸ししているものへの賃借料です。

公判でも指摘
 公判では、秘書らの証言と検察官役の冒頭陳述などで、1995年から07年まで建物の賃貸料として、妻側に支払われたことが明らかにされました。


 昨年10月28日の第3回公判。検察官役の指定弁護士が、証人として出廷した元秘書の石川知裕衆院議員に対し、次のように指摘しました。


 「(小沢被告の妻から)借りている物件に(陸山会など関連)政治団体から賃料を払っている。あわせて月344万円、年間4000万円を超える。負担にならない額なのか」


 さらに元秘書の池田光智被告が証人として出廷した同12月7日の第7回公判。石川氏から陸山会の会計責任者を引き継ぐ際の重要事項をまとめた「池田ノート」の一部が、法廷内のスクリーンで開示されましたが、こんな一節がありました。


 「大きな問題点 全体として奥様から(奥様)経由の名義で借りている土地・建物の解釈が注目される」


 小沢氏の初公判(昨年10月6日)の冒頭陳述では、「陸山会、(小沢一郎)政経研究会、誠山会は、妻から建物を賃借し、2000年以降は毎月合計344万円の賃料を支払っている」と指摘。内訳について、(1)私邸の正面入り口部分に所在する第三者が所有する土地上に建つ建物を賃借し、陸山会に転貸しし、陸山会は92年ごろから賃料を支払っている。2000年以降、その金額は毎月205万円(2)私邸近くの2棟の建物を旧秘書寮として賃貸し、政経研究会、誠山会は、95年以降、それぞれ毎月69万5000円(合計139万円)の賃料を支払っている―としています。


 公判で明らかになった金額を合算すると95年以降、07年までの13年間で妻に支払われた賃料は4億1364万円となります。08~10年の収支報告書に記載されている分や、陸山会の1992~99年分を勘案すれば、妻への賃料支払いは5億円を超すとみられます。

“使途に疑問”
 冒頭陳述は、陸山会に保存された会計帳簿で確認できる2000年以降07年までの5政治団体の支出(約27億8100万円)について、不動産関係の支出(不動産購入や妻への賃料の支払いなどで約17億1700万円)が約62%にのぼることを指摘。「政治献金や政治資金パーティー等によって集めた『国民の浄財』である政治資金の使途として、その合理性に疑問のあるものも存している」とのべています。


 小沢事務所は、本紙の取材に「現在公判中の件につき回答はいたしかねます」としています。

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小沢元3秘書に有罪

2011-09-27 | 闇のカネ
公共事業を食いものにする政治は、これできっぱりとやめにしてほしいものだ。小沢氏の政治責任は厳しく問われる。それにしても、企業・団体献金の禁止。やるやるといって、いつもうやむやにしている。きっぱりと廃止すべき。

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2011年9月27日(火)「しんぶん赤旗」
小沢元3秘書に有罪 水谷「裏献金」受領を認定
陸山会事件

 民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、虚偽記載罪に問われた衆院議員石川知裕被告(38)ら元秘書3人に東京地裁(登石郁朗裁判長)は26日、有罪判決を言い渡しました。判決は、史上最高の立件額となった約21億7000万円の虚偽記載をすべて認定、「規正法の趣旨にもとる、悪質な犯行」と断じました。

東京地裁判決
 判決は、中堅ゼネコン「水谷建設」からの1億円の裏献金の授受を認め、この隠蔽が土地購入資金をめぐる虚偽記載の動機になったと認定しました。西松建設の違法献金では、元公設第1秘書大久保隆規被告(50)が東北地方の談合の本命業者を決める「天の声」を出していたことも指摘、公共事業を食いものにしてきた小沢氏の政治責任が厳しく問われることになりました。


 言い渡された量刑は、石川被告に禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)、大久保被告に禁錮3年、執行猶予5年(同禁錮3年6月)、元私設秘書池田光智被告(34)に禁錮1年、執行猶予3年(同禁錮1年)。


 土地取引をめぐる事件で、裁判長は、小沢氏から借り入れた土地購入代金の4億円を、石川被告が複数の口座に分散入金し、その後集約して組んだ定期預金を担保に銀行から融資を受けたことを「隠蔽工作」と指摘。「4億円を隠すため、故意に虚偽記載したのは明らかだ」としました。


 水谷建設からの裏献金については「石川被告と大久保被告に都内のホテルでそれぞれ5000万円ずつ渡した」とした同社元社長の証言は信用できると判断。虚偽記載の動機について、「4億円の原資を追及・詮索され、水谷建設からの資金や、小沢事務所が長年にわたって企業との癒着の下に資金集めを行っていた実態が明るみに出ることを避けようとした」としました。


 「政治活動が国民の不断の監視と批判の下に公明、公正に行われるようにする」という政治資金規正法の趣旨を踏みにじり、「意図的に数多くの虚偽記入」などを行ったことについて、「政治活動や政治資金の流れに対する国民の不信感を増大させた。まったく反省の姿勢を示していない」と厳しく批判しました。


 公判で地裁は、検察側が請求した供述調書の大半を「威圧的な取り調べや利益誘導があった」として不採用としましたが、判決は、大久保被告が土地の選定や売買契約に深く関与したという状況証拠から起訴内容の一部を除いて、共謀を認めました。

解説
三転四転の購入原資
癒着断罪 小沢氏に責任
 小沢一郎民主党元代表の秘書だった被告全員に有罪判決が言い渡されたことで、小沢氏の責任はいっそう免れないものとなりました。


 判決は、虚偽記載の動機が水谷建設からの裏金1億円を隠すことにあったと指摘。「公共工事を巡る小沢事務所と企業との癒着を背景とするもの」だと断罪しています。


 陸山会事件で虚偽記載として判決で認定された額は21億7000万円。西松建設違法献金事件でも本紙の調べで1億2900万円が小沢氏側に流れています。


 「少し大きな金のことは、先生に報告するのが当然のこと」(元側近)と、元秘書らにとって絶対的存在である小沢氏。その資金集めの手法そのものに問題ありとされたわけですから、小沢氏自身の政治的責任が問われるのは当然のことです。


 小沢氏は、自民党中枢にいた当時からゼネコン裏献金問題など、常に「政治とカネ」の疑惑が指摘されてきました。それを「不当な国策捜査」などと欺瞞(ぎまん)的な言動で問題点をすり替え、自らの疑惑について明確な説明を避けるのが、得意の政治手法です。陸山会事件でも土地購入の原資についての説明を「政治資金」「親の遺産」「知人から預かった金」などと、三転四転させてきました。


 しかし、それが国民の常識とかけ離れていることは、マスコミの世論調査のたびに「小沢氏の説明に納得できない」という声が圧倒的なことにも示されています。今回の元秘書への有罪判決が、こうした批判をいっそう強めることは間違いありません。


 判決は、10月6日から始まる強制起訴された小沢氏本人の公判にも大きな影響を与えます。その結果のいかんにかかわらず、小沢氏と民主党は国民にたいして納得のいく説明をすることが避けられない状況です。(森近茂樹)





 陸山会をめぐる事件 東京地検特捜部は2009年、小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」などが、西松建設から受けた企業献金を、同社のダミー政治団体からの寄付と偽って収支報告書に記載したとして、大久保隆規元公設第1秘書らを逮捕、起訴しました。10年には、陸山会が入手した土地の購入費を同報告書に記載しなかったなどとして、石川知裕衆院議員ら3人を逮捕、起訴し、小沢元代表は嫌疑不十分で不起訴としました。


 土地購入事件を告発した市民団体の申し立てを受けた検察審査会は、小沢元代表を起訴すべきだとする「起訴相当」を議決。特捜部による再度の不起訴処分を受けた再審査で、2回目の議決(起訴議決)をしました。議決を受け、検察官役の指定弁護士は今年1月、小沢元代表を強制的に起訴しました。



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「小沢氏側に計1億円」 水谷建設元社長 「要求され」と

2011-04-30 | 闇のカネ
それでも、貰ってないと言いはるのだろうか…。

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2011年4月28日(木)「しんぶん赤旗」
「小沢氏側に計1億円」 水谷建設元社長 「要求され」と証言
陸山会事件公判

 民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われた衆院議員の石川知裕被告(37)ら元秘書3人の公判が27日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で行われました。中堅ゼネコン水谷建設の川村尚・元社長(53)は証人尋問で、「胆(い)沢(さわ)ダムの下請け工事受注の見返りに元秘書から1億円の提供を要求され、現金5000万円を2回に分けて支払った」とのべました。


 元社長は東京都港区の旧全日空ホテルに5000万円を入れた紙袋を運んだと証言。1度目の04年10月15日に石川被告に5千万円、2度目の05年4月中旬には元公設第1秘書の大久保隆規被告に渡したと述べました。


 受け取りについて石川、大久保両被告は一貫して否認しています。公判で、「大久保さんとはここにいる大久保被告か」という検察側の問いに、元社長は「はい」とはっきりした口調で答えました。


 水谷建設は胆沢ダム(岩手県奥州市)の二つの本体工事で第1次下請けJV(共同企業体)の幹事社で受注できるよう働きかけてきました。


 元社長の証言によると、社長に就任したばかりの2003年11月に協力会社社長の紹介で、大久保被告と議員会館内で面会。その席で胆沢ダム工事の「1次下請けとして参入できるようお願いした」といいます。これに大久保被告は「同業者よりも(あいさつが)遅い」と強い口調で応じたといいます。


 親密な関係をきずこうと元社長は、同年おおみそかに大久保被告の自宅に、松阪牛と現金100万円を届けました。さらに大久保被告を都内の料亭で4、5回接待。元社長は04年9月に、大久保被告から計1億円を要求されたと証言しました。



 

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池田元秘書、引き継ぎ」内容ノートに記録 「陸山会」事件第5回公判

2011-03-03 | 闇のカネ
 「陸山会」事件第5回公判が3月1日開かれた。池田被告は石川被告より、引き継ぎ事項をノートに記録していた。水谷建設関係者からの献金もメモされているのだ。
 「闇のカネ」は明らかにされなければならない。

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2011年3月2日(水)「しんぶん赤旗」
「陸山会」事件公判 池田元秘書、ノートに記録 
「4億円返済」引き継ぎ「OK」

民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反に問われた元秘書3人の第5回公判が1日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で行われ、元私設秘書・池田光智被告が前任者の石川知裕被告(衆院議員)からの引き継ぎ内容をメモしたノートの存在が明らかになりました。両被告はこれまで詳しい引き継ぎはなかったと主張していましたが、それを覆すものとなっています。
検察側が被告人質問で明らかにしたのは、池田被告が東京・赤坂の小沢事務所で使用したノート。青いB5判の大学ノートで、「陳情」「マスコミ」などの索引をつけて、石川被告からの引き継ぎ事項を書いていました。

 池田被告は、引き継ぎについて「断片的に受けただけ。各1回ずつ。引き継ぎを受けるまで(4億円のことなど)知らなかった」と主張。そのため、引き継ぎが不十分で、2004年分の政治資金収支報告書への4億円の記載について両者に認識の食い違いが生じたとしています。


 ところが、明らかになった引き継ぎノートには「石川さんへの質問」とする21項目が列記されていました。そこには「土地売買についての確認」「4億円の返済方法」の項目があり、確認済みを示す「○」や「OK」のサインがありました。


 これについて検察側が「引き継ぎ内容を引き継ぎまで知らず、1回しか受けていないのに、なぜ質問できるのか」と追及。


 池田被告は「1回ぐらいは話を聞いたが、再度、主体的に質問したのは1回です」と、これまでの主張を後退させました。


 さらに「陳情」という索引のページには、水谷建設関係者が大久保隆規被告に5千万円を渡す現場に同席した人物の名がありました。名前の後には「胆沢ダム 献金10万円 大久保さんと親しい」と書いてあることが明らかになりました。




 

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小沢氏元秘書の二人 4億円認識食い違い 第4回公判 

2011-02-26 | 闇のカネ
小沢氏元秘書3人の公判が26日行われたが、政治資金収支報告書に記載した4億円について、元秘書2人の食い違いが浮き彫りに。

民主党は、小沢氏の「党員資格停止処分」でお茶をにごすな。


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2011年2月26日(土)「しんぶん赤旗」
小沢氏団体公判 4億円 認識食い違い
池田被告「銀行借り入れ」  石川被告「小沢氏個人から」 元秘書2人が証言

民主党元代表・小沢一郎被告の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反に問われた元秘書3人の第4回公判が25日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で行われ、政治資金収支報告書に記載した4億円について、元秘書2人の食い違いが浮き彫りになりました。




写真

(写真)「陸山会」の政治資金収支報告書(2004年分)の表紙?と「借入金」の欄。記載の「4億円」について、石川被告は、04年10月12日ころ小沢氏から借りた借入金だと主張。一方、池田被告は銀行から借りたカネと主張


 公判では、元私設秘書の池田光智被告の被告人質問が行われました。池田被告は、陸山会の会計事務担当だった衆院議員石川知裕被告の後任です。05年分から同会の収支報告書を作成しています。


 争点の2004年分の収支報告書に記載した「借入金 小澤一郎 4億円 10月29日」。池田被告は「10月29日の日付を見て、契約書に書かれた銀行の融資日と同じだったので、銀行からの借り入れと認識した」と述べました。


 一方、石川被告は「小沢被告個人から提供を受けた4億円」と主張。池田被告は、石川被告の主張を否定する形になっています。


 検察側は「土地購入の原資を仮装するために銀行から受けた融資4億円を記載した」と主張しています。


 池田被告は、05年以降、五つの小沢被告の関連政治団体の資金管理を任されていました。同被告は「寄付といっても関連政治団体の資金移動だった。陸山会は支出が多い団体だったので、適時、他団体から資金を支出していた」とのべ、団体間の資金移動をひんぱんに行っていたことを認めました。


 また石川被告への尋問で、検察側は03年分の収支報告書では、銀行からの転貸し融資を記載したのに、04年分の4億円については記載しなかったとする主張の矛盾を指摘しました。



 

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石川被告らの証人喚問を

2011-02-11 | 闇のカネ

「裏献金」国民の税金が環流!?小沢氏とともに証人喚問を!!

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2011年2月10日(木)「しんぶん赤旗」
石川被告らの証人喚問を  穀田国対委員長要求 予算案審議と並行で

日本共産党の穀田恵二国対委員長は9日、国会内で記者会見し、政治資金規正法違反の罪に問われている石川知裕衆院議員・元小沢一郎氏秘書に対し自民党などが昨日、議員辞職勧告決議案を提出したことに日本共産党が加わらなかったことについて、「国会として証人喚問を行い、石川氏に真実を語ってもらうことが先だという立場だからだ」と述べました。


 穀田氏は、石川氏と大久保隆規、池田光智両氏の3人の元秘書に対する証人喚問をすでに昨年2月以来求めてきたとした上で、9日の予算委員会理事会で、小沢氏とともに3人の証人喚問の実施を日本共産党として改めて要求したことを明らかにしました。


 穀田氏は、公判で、公共事業受注の見返りとして水谷建設から石川被告らに「裏献金」が渡されたことが検察の冒頭陳述で指摘されたことをあげ、「国民の税金が還流している疑いがいよいよ深まっており、疑惑の究明はまったなしだ。予算執行にかかわることであり、予算案審議と並行して証人喚問などで疑惑究明を進めることがどうしても必要だ。その立場で小沢氏らの証人喚問実現を与党に強く迫っていく」と強調しました。



 

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小沢氏元秘書公判 軽~い気持ちで左から右へ

2011-02-09 | 闇のカネ

 「財布は一つ」ー軽い~気持ちで左から右へ 石川被告

 「石川被告にすれば、自分の上着の左のポケットから右のポケットに移しかえた程度の意識しかなかった」ーこんな主張が、7日に行われた陸山会事件の初公判で石川被告の弁護人から飛び出しました。

 陸山会の2004年分の政治資金収支報告書に二つの関連政治団体からの寄付を記載しなかったことを罪に問われた石川被告。同被告側は「寄付ではなく一時的な仮払い」として無罪を主張しました。

 石川被告は小沢一郎被告の5政治団体の資金を一括管理していました。同被告は罪状認否で「要するに財布はひとつだった。「身内の間におけるやり繰りにすぎなかったので、収支報告書にも記載しなかった。収入とか支出という認識もなかった」と主張しました。

 政治資金規正法はその目的に「政治活動の公明と公正を確保し、もって民主政治の健全は発達に寄与すること」をうたっています。その民主政治の理念は石川被告の上着のポケットのなかで忘れ去られてしまったようです。(しんぶん赤旗2011年2月8日)

 上脇博之(神戸学院大学法科大学院教授)さんの話(しんぶん赤旗2011年2月8日)
 検察側が冒頭陳述で指摘しているように、土地取引の記載もれは、裏献金が背後にあって、それを隠すためだったとなると、時期が単にずれたわけではなくなる。それをどこまで立証できるかが大きな争点になります。
 裁判のなかで水谷建設関係者らが検察の陳述通り証言すれば、裏献金を隠すための虚偽記載だと裁判官が理解するでしょう。
 陸山会が銀行から借り入れた4億円と小沢氏個人から借り入れた4億円は別です。
 池田元秘書の陳述では、土地購入の原資である4億円は、小沢氏からの預かり金だったと言います。いくらなんでも2年半の間、「預かり金」として政治資金収支報告書に記載しなくてもいいというのは通用しない。
 元秘書らは、複数の政治団体の間での資金の移動も一時的な資金移動だから記載しなくてもいいという主張です。
 …元秘書らにとっては、小沢氏の複数の政治団体についても「一つの財布」だという発想です。そういう発想だからこそ虚偽記載や不記載が平然と行われてきたのではないでしょうか。


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小沢氏元秘書公判 水谷建設と小沢事務所結ぶ線

2011-02-09 | 闇のカネ
政治を金で食い物にした裏献金の実態とは…。企業・団体献金の廃止こそ求められるのだが、「やる、やる」といいながら先延ばしする。

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2011年2月8日(火)「しんぶん赤旗」
茶封筒5000万円手渡し 水谷建設と小沢事務所結ぶ線 元秘書公判

「胆沢ダム建設工事に絡んで水谷建設から1億円を受領した」「虚偽記載は、それを隠すため」。民主党元代表・小沢一郎被告の資金管理団体「陸山会」の土地購入事件をめぐる元秘書3人の初公判(7日、東京地裁)では、中堅ゼネコン水谷建設からの裏献金が重大焦点となりました。検察側の冒頭陳述などで浮き彫りになった、公共工事を食い物にした裏献金の実態は―。

 この日の公判が明らかにしたのは、小沢事務所と水谷建設を結ぶ線です。


 その舞台は小沢被告の地元、岩手県奥州市に建設中の胆沢ダムの本体工事でした。


 検察側冒頭陳述によると、下請け共同企業体(JV)の幹事会社になるため水谷建設の当時の社長が小沢事務所に陳情を繰り返してきたといいます。


 その働きかけは、単なる陳情にとどまりません。「大久保隆規被告を訪問し、料亭で接待するなどして、また『お歳暮』『お中元』と称して、その都度現金100万円を渡した」というものでした。


 そして2004年9月ごろ、大久保被告が水谷建設に持ちかけた条件―。


 それは「二つの工事で下請けJVの幹事会社にしてほしければ、工事の開札直後に5000万円、水谷建設が両工事で幹事会社に決定した後に5000万円の計1億円を小沢事務所に供与する」というものでした。


 その要求を、当時の社長は承諾。そして04年10月6日に大久保被告と面会し、5000万円の受け渡し日を相談。同社の簿外資金の管理人に指示し、5000万円を用意させました。その金は「宅配便用の茶色封筒」に入れられました。


 同年10月15日午後、東京都港区の東京全日空ホテル(当時)で大久保被告の代理で来た石川知裕被告に手渡したとされます。さらに05年4月19日に、大久保被告に5000万円を手渡しました。


 その結果、水谷建設は二つの本体工事で下請けJVの実質的な幹事社となることに成功。同下請け工事の約60~70%を占める売上高を上げる結果になったと検察側は指摘しました。


 この日、証拠調べで紹介された、石川被告が録音した検事とのやりとりでも小沢事務所と水谷建設の深い関係がうかがわれました。


 検事「水谷建設は元秘書とかなり親しかった。それが大久保被告に移った」


 石川「小沢氏と反目する関係になった元秘書から大久保被告にスムーズに移ったとは思えない」


 検事「大久保被告が乗っ取ったらしい」


 石川「それならわかります」


 石川被告も思わず認めてしまうほどの業者との癒着関係。公判ではさらに解明が求められています。

関連記事:http://news.livedoor.com/article/detail/5329181/



 

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小沢「陸山会」事件 初公判

2011-02-08 | 闇のカネ

検察側は冒頭陳述で、「石川被告らが小沢事務所における公共工事受注に関する建設業者からの謝礼金受領に関与していた」と指摘。明らかなこと。

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2011年2月8日(火)「しんぶん赤旗」
小沢「陸山会」事件 初公判 水谷建設の裏献金指摘
「虚偽記載で露見回避」 検察冒頭陳述

民主党元代表の小沢一郎被告(68)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反の罪(虚偽記載)に問われた衆院議員石川知裕被告(37)ら元秘書3人の初公判が7日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれました。事件の背景に小沢被告と公共事業受注企業との癒着があることが明らかにされ、同罪で強制起訴された小沢被告の公判とともに注目されます。


計1億円 「ダム受注の謝礼」


 検察側は冒頭陳述で、「石川被告らが小沢事務所における公共工事受注に関する建設業者からの謝礼金受領に関与していた」と指摘。土地購入をめぐる資金の流れについて、「収支報告書に記載することによって、原資が違法な資金ではないかと詮索・追及され、小沢事務所における収入の実態が露見するのを回避しようとした」と虚偽記載の動機を解明しました。


 また、小沢被告からの4億円借り入れについて「公にしないため、仮装原資として小沢被告を経由して銀行から融資を受けた」とのべました。


 注目された中堅ゼネコン「水谷建設」からの「裏献金」疑惑については、同社が小沢被告の地元の胆沢(いさわ)ダム建設工事を下請け受注した謝礼として、2004年9月ごろ、元公設第1秘書大久保隆規被告(49)から1億円の要求を受けたと指摘。同年10月15日(金曜日)、石川被告が、水谷建設側から現金5000万円を受領し、銀行の翌営業日に当たる同18日(月曜日)に同額を4億円の一部として入金しているとのべました。さらに05年4月19日には、大久保被告が5000万円を同社側から受け取ったとしました。


 捜査段階で虚偽記載を認めた石川被告は、「(収支報告書の)虚偽記載との意識はなかった。水谷建設から現金を受け取った事実は断じてない」と無罪を主張しました。大久保被告は「虚偽の記入があったかどうかは知らなかった」と全面否認。元私設秘書池田光智被告(33)も「虚偽記載するつもりはなかった」と否認しました。





 「陸山会」土地購入事件 民主党元代表の小沢一郎被告の資金管理団体「陸山会」が土地を購入した際、購入費を政治資金収支報告書に記載していなかったなどとして、東京地検特捜部は昨年、政治資金規正法違反容疑で石川知裕衆院議員ら小沢被告の元秘書3人を逮捕、起訴しました。小沢被告は嫌疑不十分で不起訴になりましたが、東京第5検察審査会は、小沢被告を起訴すべきだとする「起訴相当」を議決。2回目の議決でも起訴すべきだとしました。これを受け、検察官役の指定弁護士は先月31日、小沢元代表を強制起訴しました。






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