団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

もし、かみさんが認知症にかかったら

2017-12-16 08:30:30 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」という読者投稿欄に「妻との生活」という作文を80歳の男性が投稿されていました。




 妻がアルツハイマー型認知症になってしまいました。
日々、異空間と現世とをさまよう姿を、最も身近な私が見守るのは、
とてもつらいことです。

 先の衆院選の投票日の朝、行方不明になって警察、子どもらに多大な迷惑をかけてしまいました。

 いつもは携帯も財布も持っているのに、運悪く持っていませんでした。
悪天候の中、ほぼ10時間、飲まず食わず歩き続け、遠方の自動車専用道で保護されました。

 「おばあちゃん、どこ行くの」とのパトカーの問い掛けに、
「お父さんのご飯の支度をしなければ」と答えたとのこと。
それを聞いたとき、思わずこみ上げるものがあって、落涙してしまいました。

 以前から、民謡、フォークダンス、カラオケと多趣味でした。
明るい性格もあって、仲間の方から病気のことを理解した上で
誘ってもらって、感謝感謝です。

 福祉関係の方、子どもたちにもディサービスを進められて、
近所の施設にお世話になることになりました。

 私も80歳。
妻とは6歳違いなので、とてもみとることは無理です。
ですが、55年の夫婦生活を、多くの方々の手助けをいただいて、
延ばし続けていきたいと切望している次第です。


 以上です。



アルツハイマーは病気なので、防ぐ手段がないように思います。
この奥様も多趣味だったようですが、それでもアルツハイマー型認知症になられてしまいました。


>悪天候の中、ほぼ10時間、飲まず食わず歩き続け、遠方の自動車専用道で保護されました。

認知症の方って、疲れを感じないのですね。
どこまでも行ってしまわれるので、家族も大変です。
まして80歳のご主人が探すのは難しいでしょうね。

 私の父親も認知症になって、歩いて1時間もかかる昔自分が住んでいた町の通りで座り込んでいた。
という話を後で知って、物悲しさを感じました。

 もし、かみさんが認知症にかかったら、私はかみさんのことを嫌いになってしまわないかが心配です。
アルツハイマー型認知症の研究はだいぶ進んでいるらしいです。
良い薬が早く生まれることを願うばかりです。







チェリッシュ~恋の風車~
コメント (12)
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