団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

日本に「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入が必要なの?

2006-12-28 06:59:00 | 日記
厚生労働省の諮問機関、労働政策審議会は労働時間を撤廃するホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)導入を求める報告書をまとめたとの記事が今朝の新聞に載っていました。なにか横文字のホワイトカラー・エグゼンプションという言葉自体胡散臭いと思う。私の思うのには経営者側にとって都合のよい制度と思える。報告書によると「ホワイトカラー労働者の増加など就業形態が多様化し、企業では高付加価値で創造的な仕事の比重が高まり、自由度の高い働き方がみられる」と指摘。それにふさわしいエグゼンプションの導入を認めるべきだとしたとある。
私はこのような米国の制度は日本の現状とまったく合わない制度だと思います。日本ではあのトヨタでさえサービス残業を行っていた。また働き過ぎが原因で脳・心臓疾患で昨年度認定された330人の内19%が既に労働時間を撤廃されている管理職との実態があります。
私の職場でも1日8時間、週40時間の労働規制以上に働き、疲れすぎている人間が数多くいます。報告書に書いてあるような高付加価値で創造的な仕事の比重が高まり、自由度の高い働き方をしている会社員なんて数少ないと思う。普通の会社員がこの制度の対象とされて、長時間労働とサービス残業で苦しむことになるのは目に見えている。安倍さんも官僚まかせにせず、美しい日本にするため、これ以上長時間労働のため病人を増やすような制度を破棄していただきたい。なお労働政策審議会のメンバーは使用者側と労働者側の人数は同数らしいが、そのメンバーの顔ぶれを知りたい。この制度を推進している使用者側の代表者はだれか知るのも今後の参考になると思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする