まりっぺのお気楽読書

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フランス王ルイ15世愛妾 ルイーズ・ジュリー

2011-06-11 17:34:41 | 王の寵姫・愛妾
愛妾四姉妹の先陣をきる
マイイ伯夫人 ルイーズ・ジュリー・ド・マイイ


1710~1751/愛妾 1726~1742

プリンセス・シリーズに夢中ですっかり忘れていた愛妾シリーズ、
今回は忘れちゃならないルイ15世でいってみようと思います。

ルイ15世と言えばポンパドゥール夫人デュ・バリー夫人が有名ですが
なんたって “ 鹿の園 ” というハレムを持っていた王様ですからね!
愛妾の数もハンパじゃありません、ってわけで有名どころから何人かピックアップします。

まずは “ ネル四姉妹 ” の長女ルイーズ・ジュリーです。
         
父のネル候ルイ・ド・マイイには5人の娘さんがいましたが
そのうちの4人がルイ15世の愛妾になってますよ!
愛妾にならなかったのは四女のオルタンス・フェリシテだけです。

ルイ15世の曾祖父さま、ルイ14世にもアンヌ・マリーオランプのマンチーニ姉妹、
ガブリエレフランソワーズのロシュシュアール姉妹などがおりましたね。

ちなみにルイーズの母親アルマンデは、イングランド王チャールズ2世の愛妾
オルタンス・マンチーニの孫にあたります。

ルイーズは姉妹の中で一番早くルイ15世の目を引きました。
1726年に従兄弟のマイイ伯ルイ・アレクサンドルと結婚していたのですが
1732年頃に愛妾になったと考えられています。
公妾になったのは1738年です。

ルイ15世は、マリー・レクザンスカと結婚した後8年間は浮気をしませんでした。
なので王妃は、ルイが自分の侍女ルイーズを愛妾にした時には心底がっかりしたそうです。

ルイ15世の最初の公妾になったルイーズですが
政治的野心や金銭への執着は無くて、ルイ15世におねだりをすることもありませんでした。
容姿は月並みだったそうですが、とても優しい女性だったということです。
ルイ14世愛妾ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエールと似たタイプでしょうかね。

ルイーズは公妾になった翌年、身内から裏切られることになります。
妹のポーリーヌ・フェリシテから「ヴェルサイユに行きたいわ~」という手紙をもらった
ルイーズは喜んで招待します…が、なんと、彼女には恐るべき野望が!

ポーリーヌはやって来るなりルイ15世を誘惑します。
ルイーズに飽きていたルイはさっさとポーリーヌを愛妾にしてしまいました。

さらにルイ15世が1542年に五女マリー・アンヌを愛妾にすると宮廷を退去させられました。
翌年には夫を亡くして修道院に身を引き、信仰に打ち込んで
敬虔な生活のうちに亡くなりました。

王の寵愛をうけるためなら姉妹の絆も何もあったもんじゃなかったんですな!
ルイーズの妹たちについては…つづく

(参考文献 エレノア・ハーマン『王たちのセックス』 Wikipedia英語版)

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