まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

ポーランド公ボレスワフ4世妃 ヴィエショフスワヴァ

2013-04-28 01:12:23 | ポーランド王妃
アナスタシアっていうらしいよ
ボレスワフ4世妃 ヴィエショフスワヴァ・ノヴゴロヅォカ


1125~1162/在位 1146~1162

異母兄ヴワディスワフ2世を打ち負かし、最高公の座についたボレスワフ4世は
争いが激化する前の1137年頃に
プスコフ公フセヴォロドの公女ヴィエショフスワヴァと結婚しました。

プスコフ公領というのはロシアにあります。
ボレスワフ4世に反抗していたヴワディスワフの母シャロメア
ロシアを味方につけたくてネゴったらしいです。
       
エピソードはないのよね…

最初の王子ボレスワフを生んだのが結婚から20年後ぐらいっていうのが驚きですが
たぶん10代前半で結婚してるので30代前半の初産ですね。
現代なら驚くことないですね。

二人目の王女を生んだ時に亡くなったとされていますが
1158年、1160年、1162年説があります。
墓所もボレスワフ4世の隣らしい…ってことではっきりしていません。

ロシア出身ということで、お国ではアナスタシアという名前だったらしく
ヴィエショフスワヴァの死後ボレスワフがシトー派修道院に寄贈した銀の装丁の福音書は
“ アナスタシアの福音書 ” と呼ばれているそうです。


存在が謎すぎる
ボレスワフ4世妃 マリア


生没年不詳/在位 1162~1173

まず生没年がはっきりしてなくて、お父様もはっきりしていないの。
上の家系図にあるように、キエフ大公ロシチスラフ1世の大公女という説があります。

ボレスワフ4世の次男レシェクはマリアが生んだとされていましたが
以後発見されたコインから、レシェクが自分のことを “ アナスタシアの息子 ” と
称していたことがわかりまして、マリアが母説はあえなく崩壊…

墓所も不明です。
プウォツク大聖堂では? と言われているらしいのですけど… 誰も調べないのかしらね?

確かに君主とはいえ一領主の妃ですからねぇ…
詳細はわからないこともありましょうが、あまりにも不明ですよね。
存在自体疑わしい気もしますが、わざわざ再婚相手を創作するほどの状況でもないですね。
例えば、妃の評判があまりに悪いので死んじゃったって嘘ついて再婚したことにするとか
息子が急に王になったのでいい家の出の母親がいることにするとか…

シャロメアとかアグニェシュカにエピソードが多かっただけに寂しい気がします。

(参考文献 Wikipedia英語版)

ひとことK-POPコーナー
SHINeeの『 Why So Serious? 』… CDでは歌っていますが、MVはジョンヒョンがいなくて寂しいですね
早くよくなりますように
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

『小悪魔アザゼル18の物語』小さな親切、ものすごく大きなお世話!

2013-04-27 22:24:12 | アメリカの作家
AZAZEL 
1988年 アイザック・アシモフ

アイザック・アシモフって有名ですよね! って、実は読んだことがないと思う…
スペース・ファンタジー系の作家ですよね?

古本屋さんで見つけて面白そうだったので買ってみました。
宇宙とはほとんど関係ない18篇からなる一冊です。

全てのお話しは、アザゼルという2cmの悪魔に魔術を使わせることができるという
ジョージ・ビターナットという男が、作家に語ったこれまでの善行(?)です。

ただし、ビターナットが行った善行はほぼ全て失敗に終わっているのよね。
しかも頼まれてもいないのにやっちゃうの。

印象に残ったお話しをいくつか書きますね。

『強い者勝ち』
条件は揃っているのになぜか女性と縁がないことを嘆く友人テオフィルスを見て
女性にモテるようにしてあげました。
次に会った時、テオフィルスは女性に囲まれてうんざり顔をしていました。

モテるっていっても限度があるわよね。
すれ違っただけでどの女性もクラクラしてしまうなんて、面倒くさそう…
結局テオフィルスはとんでもない相手に出会うことになります。

『酒は諸悪のもと』
完璧な美女なのに厳しく育てられたせいで男性とつきあえないイシュタルを可哀想に思い
お酒が飲める体質に変えてあげることにします。
酔ったイシュタルは大胆になり、何人もの男性をおとしていきますが…

“ 男性と付き合う ” の意味が違うと思うんですけど…
しかもお酒ばっかり飲ましてたらどうなりますか? 想像力が欠如している!!
ということでイシュタルのゆく末はとても悲惨なものになりそうです。

『見る人が見れば』
親友の娘で、不器量だけど優しく心が綺麗なメリサンドが熱烈な恋をし結婚しました。
11年後、夫のために美しくなりたいと嘆くメリサンドを見て願いを叶えてあげます。
数日後、沈んだ様子の夫を見かけました。

美しくなった奥さんはおしゃれに目覚め、さらに美しくなっていくじゃない?
そしたら世の男性がほっとかないじゃない? というわけで、この夫婦には危機が訪れます。
11年間幸せに暮らしてきた夫婦になにしてくれちゃうわけ!?

『ガラテア』
古い友人の娘で彫刻家のエルダベリーは、完璧な男性の像を造り上げ愛してしまいました。
硬い大理石から柔らかい人間に変わって抱きしめてくれればいいのにと嘆く彼女を見て
願いを叶えてあげることにします。
数日後彼女を訪ねると怒り心頭でした。

“ 柔らかい ” っていうところがポイント!
悪魔に伝える時に細かい部分の説明を怠ってしまったからなのね。 ちょっと下ネタです。
エルダベリーはこの先この男性を抱えてどうすればいいんでしょうね?

ビターナットは悪い人ではないのでしょうが困り者ですね。
勝手に「善いことしよう!」って人生メチャクチャにされてもねぇ…
責任のとれないことにまで手を出すのはやめてほしいものです。
親切とはいえターゲットにはなりたくないですね。

悪魔がいたり魔術が使えるなんてことがないにしても
親切はありがたいがほっといてほしい…という人はいますね 。
知らない間に事が大きくなってたりしてね…

何も考えず、のほほんと読み流せる一冊だと思いますが
深く読み込むとけっこう教訓が潜んでいるのかもしれません。
2cmの悪魔は見てみたい気がする… 2cmって…虫と間違えて踏んじゃうかもしれん…

ひとことK-POPコーナー
イ・ハイってどんどん可愛くなりません? 最近彼女を見るのが楽しみになってきました。
『 it's over』のクマもかわいいね  誰かに似ている…
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ポーランド公ヴワディスワフ2世妃 アグニェシュカ

2013-04-19 22:46:21 | ポーランド王妃
“ 雌トラ ” と呼ばれた王妃
ヴワディスワフ2世妃 アグニェシュカ・バーベンベルゲ


1108~1163/在位 1138~1146

ボレスワフ3世の影薄ーい一人目の妃ズビシュワヴァが生んだヴワディスワフ2世は
けっこう有能で王様の素質があったみたいなのですが、異母弟たちとの争いが絶えず
結局国をおわれて他国で没しました。

ヴワディスワフ2世の父ボレスワフ3世は領土を保持するために神聖ローマ帝国に反抗していて
神聖ローマ皇帝ロタール3世と敵対する強力な同盟者を手に入れようと探していました。
そこで、神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世を祖父に持つロタール3世の宿敵バーベンベルク家の
アグニェシュカと王子ヴワディスワフの結婚を決めました。

二人は1125年に結婚しました。
ボレスワフ3世はお祝いに二人にシレジアを送っています。

    
1138年にボレスワフ3世が亡くなると、ポーランドは息子たちに割譲されましたが
ヴワディスワフは長男だったので、一応最高権力者になります。

しかし、ボレスワフ3世の二人目の妃シャロメアをはじめ弟たちは納得しないでしょ?
前項で書いたとおりシャロメアはボレスワフを失脚させようと必死に反抗します。

一方、アグニェシュカは長男である夫が単独の君主でないことに大きな不満を抱きます。

ドイツでは勢力のある家柄の出で、神聖ローマ皇帝の孫にあたるアグニェシュカは
非情に精力的で野心家で、クラクフ司教は彼女を “ 雌トラ ” と呼んでいました。

イングランド王エドワード2世妃イザベルも “ 女豹 ” なんて呼ばれてましたけど
虎の方が強そうですわね…
どうでもいいけど気の強い悪女タイプの女性を猫科の動物で呼ぶのはやめてほしいぞ。

アグニェシュカは「国を統一しなさいよ!」とヴワディスワフを煽ります。
ヴワディスワフもその気になってしまい、これがもともと不満があった弟たちとの
対立を深めていきます。

シャロメアが宮中伯を追いやる一方
アグニェシュカはシレジアの強力な領主ヴワストヴィクの失脚を謀ったりしています。
この時は目を潰して追放、なんて中世的な刑を与えました。

けれども、ヴワディスワフとアグニェシュカの専制的なやり方は裏目にでます。
家臣の忠誠心は弟たちに移ってしまいました。
結局1146年にヴワディスワフは弟たちに敗れボヘミアに逃れました。

アグニェシュカと子どもたちはその時クラクフにいて、しばらくは抵抗していましたが
やはり追放されてしまいました。

アグニェシュカの異父兄にあたるホーエンシュタウフェン家のドイツ王コンラート3世が介入し
ヴワディスワフはすぐ復権できそうな気配もあったのですが
ドイツ軍の遠征は失敗に終わります。

続いてアグニェシュカの要請でローマ教皇エウゲニウス3世が仲裁に入りますが
ヴワディスワフの弟たちは兄の帰国を断固拒否しました。
これでポーランドは教皇から破門という、当時としては恐ろしい罰をを言い渡されるのですが
これは逆に国内の教会の統一に役立って感謝されちゃう始末。

1155年に神聖ローマ皇帝がアグニェシュカの甥フリードリヒ3世になり
アグニェシュカは再び野心を燃やします。
ところが! フリードリヒはポーランド遠征を行い勝利したものの
ヴワディスワフの復権は認めませんでした。
やはり神聖ローマ帝国はポーランドを手中に収めておきたかったのね。

ヴワディスワフがフリードリヒ3世に臣下の誓いをし、年貢を納めることを条件に
シレジアがボレスワフ4世からヴワディスワフの息子に返還されることになって
やっとアグニェシュカはあきらめがついたようです。

このごたごたから2年後の1159年、ヴワディスワフが亡くなります。
アグニェシュカの没年ははっきりしていません。
1163年に次男ミェシュコがシレジアに戻って復権した時に同行していないので
その前に亡くなったのでは? と言われています。
これだけ名を轟かした女性の没年がはっきりしていないとは寂しいね。

それにしても、同時代にシャロメアとアグニェシュカという二人の野心家を抱えていた
ポーランド宮廷はすごそうですね!!
奸策、陰謀、権謀術数… いろ~んな悪だくみが渦巻いてた予感…
歴史ドラマにもってこいじゃないですか? 主役は二大 “ 肉食系 ”女優なのね。
ポーランドではドラマになっているのでしょうか? ちょっと興味あり…

(参考文献 Wikipedia英語版)

ひとことK-POPコーナー
Infiniteの新曲『Man In Love』はすごい勢いですね!
私はミニアルバム 4曲目の『恋しさの届く場所に(ハングルが文字化けするので邦題です)』がすごく好きです
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

『女神』“ 絵になるカップル ” 好きとみた!

2013-04-05 01:19:15 | 日本の作家

三島 由紀夫

前回読んだ『永すぎた春』で上手く三島像が掴めなかったわたくし、
この本を読んでさらに迷走している気分です。

表題の中篇『女神』と10篇の短編がおさめられていますが、ほぼ全篇恋のお話し。
ファンタジーめいたものもあれば妖しい話しもあり、可愛らしいエピソードもありと
バリエーションに富んでいますけど、なんていうか…
三島由紀夫という人は美男美女の組み合わせが好きなのね?きっと。

そりゃ、美しい人が主人公の方がドラマティックだとは思うけどさ…
確かに古今東西のメロドラマの主人公は美しいけどさ…
三島由紀夫の場合 “ 完璧に ” 美しいカップルがお好みと見ました。
容姿端麗で頭脳明晰で天真爛漫で家柄良し… 悩みなんかなさそうですけどね。

印象に残ったお話しを紹介しますね。

『女神/1955年』
美術品のように美しく完成させた妻依子が空襲で顔に火傷をおってから
周伍は娘朝子を完璧に美しい淑女にすることに心血を注いできました。
年ごろになった朝子は画家の青年一(はじめ)と、銀行の跡取り俊二に出会います。
朝子は俊二となら完璧なカップルになると思い婚約することにします。

お気づきでしょうが朝子は本当は一に惹かれているんです。
ありがちな話しなら、朝子が本当の愛を大切にしようとすったもんだ…って展開ですが
そうはならないのが三島由紀夫のスゴいとこ!!
でもこの話しのラスト、私はちょっと気持悪いんですけどね…

『接吻/1951年』
満月の夜、詩人Aは思い立ってお嬢さん画家のアトリエを訪ねました。
お嬢さんは快く迎え入れてくれましたが、静物のデッサンが気に入らないらしく
イライラしながら筆を噛んでいます。
詩人Aはそんなお嬢さんの唇を盗み見ています。

最後に画家がとった行動を、気持悪~と見るか、可愛いね!と見るかはお任せします。
私は純愛ぽくていいと思ったんですけどね。
ただ、こんなことが許されるのも若く美しいからなんでしょうね?

『朝の純愛/1965年』
良輔と玲子の夫婦は世間から自分たちを遮り二人だけの世界に生きてきました。
二人の気持は30年前に出会った時のままでした。
しかし老いを感じ始めた時、愛のために他人を利用することにします。

この話しは、実はあまり好きではないんですけど
作者の美しいカップル好きが垣間見えるのでは? と思いましてね…
巻き込まれちゃった若い二人がお気の毒です。

13年前に出会えなかった二人が出会うお話『伝説』とか
イライラさせられる向いの女学校の生徒に恋をしちゃったかもしれない男性のお話『哲学』
なんかが好きでした。 かなり短い話しですけど。
お伽噺のようなのに少し気味が悪い『雛の宿』も印象的でした。
『鴛鴦(えんおう』という、恋する二人の会話にイラつく話もありました。

でも私が言いたい最大の感想は、三島由紀夫は目で見て美しい恋愛が好きだ!!
ということかしら?
物語の内容はおいといて、とにかく、登場人物がどれほど理想的で
二人が並ぶとどれほど絵になるかっていう描写が欠かせないらしいのね。

こういうのを耽美派っていうのでしょうか?
よくわかりませんけど、美男美女のいないところに物語は生まれないという気がしました。
平凡な見かけの人でも恋をするってわかってほしい…

ひとことK-POPコーナー
先月末行って来ました!日本武道館、テソンのDLive!! 出だしから泣いちゃったよ
そして『粉雪』で再び泣いたね! テソンの声は素敵すぎるぅぅ… 全てものすごくいい曲に思えるよ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加