まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

『花・死人に口なし』愛が極まると・・・

2012-03-26 22:08:11 | その他の国の作家
BLUMEN / DIE TOTEN SCHWEIGEN 
アナトール・シュニッツラー

聞いたことない作家でしたが、というかオーストリアの作家の小説を
読んだことが無い気がするので手に取ってみました。

読みつけていないせいか、好きなタイプなんだか嫌いなタイプなんだか
決めかねている一冊です。

9篇収められていますが、悲しい愛の結末を迎える話が多かったですかね。
いくつかロマンスとファンタジーを併せ持つ物語がありました。
それが見事に融合しているかどうかは、はっきり言ってわからない…

好きだった話は、ちょっと皮肉っぽい愛の終わりを書いた
『わかれ』『死人に口なし』『情婦殺し』あたりなんですが
今回はロマンス&ファンタジー色が強い(と思う)3篇をご紹介します。

『花(Blimen)/1894年』
裏切っておきながら毎月花を送ってきていた女性が亡くなったと
女性の伯父から聞かされました。
しかし、花が届けられる日がやってくると、何ごともなかったように花が届きました。
日々が過ぎ、花は枯れ始めましたが、捨てることができずにいます。

男性は枯れていく花に裏切った女性を投影させていたんでしょうかね?
この男性には新しい恋人がいまして、その女性も何かを感じ始めるんです。
そして男性の心を取り戻すために(だと思うんですけど)思い切った行動に出ます。
上手くいくと良いですね。

『アンドレーアス・タマイアーの最後の手紙
     (Andreas Thameyers Letzter Brief)/1900年』
アンドレーアス・タマイアーは死に臨む前に妻の不実の疑いを晴らす手紙を書きます。
彼の妻は肌の色が違う子供を生みました。
しかし彼は誓って妻が浮気をしたのではないと釈明します。

妻を思う夫の愛の深さが涙を誘うお話しですが、その釈明のしかたがね、
文献から、一見科学的に思えるけど非現実的な検証を引用したもので興醒め…
やけに反論するとよけい詮索されるような気がするんですけどね。
往々にして疑われた時には反論しても誰も耳を貸してくれないものなのよね。

『レデゴンダの日記(Das Tagebuch der Redegond)/1909年』
公園のベンチで話しかけてきた紳士が語った不思議な話です。
彼は小さな町で駐屯中に大尉の妻レデゴンダをひと目見て恋に落ちました。
彼の愛は空想の中で膨らむだけで、実際は何ごともありませんでした。
しかし、レデゴンダが亡くなった後、彼は大尉から猛烈に責められます。

妄想を日記に書き付ける…というのはありがちなことですよね?
誰かに見られたらものすごく恥ずかしいと思うので、厳重に管理しなきゃいかんけど…
妄想があまりにもリアルだったりすると痛い目に遭う人もいるので気をつけましょう。
物語の男性は、違った意味でその日記の内容に驚愕するんですけどね… 不思議ですよ。

けっこう屈折した愛情をを抱えているような主人公だらけの一冊でちょいと疲れました。
訳者のせいかどうなのか… なんか固いんですよね。
見方によってはとてもロマンチックな話しだと思うのですけど。

愛が深いばかりに有りもしない幻想を見てしまうとか
愛の力であり得ないことがおこるとか、そんな風にも見てとれます。

同じ話しをタルンタルンの甘いラブロマンスに展開させてみるのも面白いかもしれません。
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マカロン ちくちく・・・

2012-03-20 00:23:13 | クラフト
うちの旦那さんは、仕事がらバレンタインに
いくつか義理チョコをいただきます。

去年まではお返しにアクリルたわしをお渡ししていたのですが
今年はハマっているマカロンポーチにいたしました。

写真だと大きさがわかりずらいですね…
500円玉が2~3枚入ります。
緊急時に便利です。
小ちゃなアクセサリーの保管にもおすすめです。

使うのは10cmのファスナーとPEボタンというくるみボタンの一種、
そしてハギレを少々…これをひたすらチクチク縫いました。
旦那さんが寝静まってからも韓流ドラマを見ながらチクチク縫いました。
1ヶ月かけて20個ぐらい作りました。

パッチワークをやってましたのでね…ハギレはものすごく持ってます。
だけどしばらく作りたくないかも…
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フランス王ルイ11世王女 アンヌ

2012-03-19 23:04:11 | フランス王妃・王女
えーっとね… たぶんお局体質じゃないかと…
シャルル11世王女 アンヌ・ド・フランス
ブルボン公ピエール2世妃


1461~1522

みなさんお待ちかねのアンヌは、ルイ11世とシャルロット・ド・サヴォワの次女です。
長女ルイーズは生まれてすぐ亡くなりました。
三女ジャンヌはルイ12世妃になりました。
           
幼い頃にロレーヌ公ニコラと婚約しましたがこれを破棄して
12歳の時にブルボン公ピエール2世と結婚しました。

ピエールは実はオルレアン公女マリーと婚約していたのですけれど
これをルイ11世が阻止しています。
ちなみにマリーの弟が後のルイ12世でございます。

ちなみにちなみに、ピエールの姉マルグリートの息子がフランソワ1世です。
皆が王位を狙える位置にいるだけに… 結婚も一大事ですわね。
       
アンヌは肖像画から見て取れるように知的、かつエネルギッシュで
とても手強い女性だったということです。

弟シャルル8世が未成年の間は夫とともに摂政を務めましたが
職を辞した後も王様ばりの力を持っていたようです。

やり手さんだったアンヌには政治的な功績も多々あって… たとえば
ルイ11世時代の圧政を正したりとか、イングランドのチューダー家を援護したりとか
百年戦争終結を計ったりとか…

しかしそれはおいといて、私がとても気になったのは
数々の娘さんたちを監督・教育したことでしょうか。
ディアーヌ・ド・ポワティエ、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世皇女マルグリートなども
含まれております。

また娘のシュザンヌに宛てて『娘の練習帳(直訳)』という本を書き与え
庶民の暮らしや貴族としてのこころがけを説いたそうです。
どうやらハンカチを日常的に使うことを広めたのもアンヌらしい。

夫のピエール2世が1503年に亡くなって娘のシュザンヌがブルボン公領を継いだわけですが
アンヌは王家の干渉を防ぐため支配の手を緩めませんでした。

とっても頼りにはなりそうだが隅々まで口うるさそうでもありますね。
公領を継いだのが娘のシュザンヌで良かったよ…
娘なら口うるさい母親とも上手くやっていけそうだものね。
姑だったら大変かもしれない…

(参考文献 Wikipedia英語版)
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フランス王シャルル7世王女 マドレーヌ

2012-03-11 23:04:06 | フランス王妃・王女
政治と争いに明け暮れた一生
シャルル7世王女 マドレーヌ・ド・フランス
ガストン・ド・フォア夫人


1443~1495

シャルル7世とマリー・ダンジューには9人の王女がいましたが
五女マルグリートは1歳で、双子のマリーとジョアンヌはそれぞれ8歳と1歳、
八女マリーは生まれてすぐ亡くなりました。
マドレーヌは末娘です。
      
幼い頃にラースローと婚約しましたが、結婚前にラースローが亡くなりました。
毒殺だと言われていましたが、20世紀になってから白血病だったということがわかりました。

そんなわけで18歳の時にフォワ伯ガストン4世の息子ガストンと結婚しました。
しかし夫ガストンは結婚から9年後に26歳という若さで亡くなってしまいました。

その2年後にはお義父さまのガストン4世も亡くなり息子のフランソワが継承しました。

さらにその7年後にはガストンの母方の祖父ナヴァラ王ファン2世と
母レオノールが相次いで亡くなったため、フランソワは13歳で
ナヴァラ王フランシスコとして即位しました。

フランシスコが亡くなると娘のカトリーヌ(カタリナ)が女王になります。

この間マドレーヌはず~っと摂政を務めました。

しかし少女の君主に若い母親摂政というセットは政敵に狙われやすいもの…
ガストンの弟ジャンが自分の王位を主張して戦いを挑んできました。
この争いはおさまったものの、ジャンの娘ヘルマナと再婚したアラゴンのフェルナンド2世が
ナヴァラ王位を主張してきて争いが勃発しました。

マドレーヌは1494年にフェルナンド2世に人質として捕らえられ翌年亡くなりました。
フェルナンド2世ってイサベル1世とペアで賢王&賢女王カップルという印象ですけど
賢王ということは非情な部分もおおいにあるということなのかしらね?
領土拡大のためならなんでもするぜ!!って感じでしょうか?

確かに争いがおきやすい家系図ですよね…なんとなく

それにしてもシャルル7世の場合、王妃や王女たちより
愛妾のアニェス・ソレルが断然有名ってどうよ?

(参考文献 Wikipedia英語版)
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フランス王シャルル7世王女 ヨランダ

2012-03-09 22:41:33 | フランス王妃・王女
兄弟喧嘩も大がかり
シャルル7世王女 ヨランダ・ド・フランス
サヴォイア公アメデーオ9世妃


1434~1478

シャルル7世とマリー・ダンジューの三女ヨランダは
18歳の時にサヴォイ公子アメデーオと結婚しました。

兄のルイ11世がアメデーオの妹シャルロットと再婚していました。
         
結婚から13年目に夫のアメデーオがサヴォイ公になりますが
内気な性格と癲癇で、その座を投げ出しヨランダに丸投げしてしまいました。
アメデーオが亡くなった後も、息子フィリベルト1世の摂政を務め
死ぬまで領地を治めました。

ヨランダは末弟のベリー公シャルルとともにブルゴーニュ公シャルルと同盟を組み
兄のルイ11世に敵対していました。
けれどもブルゴーニュ公は1476年にグランソンで敗れると
ルイ11世と結託したに違いない! とヨランダを投獄してしまいました。
すぐに釈放されたみたいですけどね。

その後はルイ11世と仲直りをしたようですが2年後に亡くなりました。

お子様は10人おります。
三男フィリベルト1世は若くして亡くなったのですが、その妃だったのが
神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世妃になるビアンカ・マリア・スフォルツァです。



              
家系図作ったのでね・・・
シャルル7世王女 ジャンヌ・ド・フランス
ブルボン公ジャン2世妃


1435~1482

四女です。
17歳で結婚した以外に、特にエピソードは無いんですよね…
9人の王女たちの中では比較的長生きした方だったのですがね。
           
とりあえず家系図は面白いので載せてみた…

そろそろガツンとくるエピソードをお持ちの王女に登場してほしいものです。

(参考文献 Wikipedia英語版)
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フランス王シャルル6世王女 ミシェル

2012-03-08 21:34:04 | フランス王妃・王女
謎の死を迎えた人気者
シャルル6世王女 ミシェル・ド・フランス
ブルーゴーニュ公フィリプ3世妃


1395~1422

シャルル6世(かどうかはかなり怪しいけど…)とイザボー・ド・バヴィエール
五女ミシェルの名は、シャルル6世が参拝したモン=サン=ミシェルに感銘を受けて
名付けられました。
そういえばこれまでミシェルという名の王女はいなかった気がしますね。
            
イザボー・ド・バヴィエールといえば浮気と浪費と放蕩で有名ですね。
子供たちは放ったらかしにされ、食べ物にも困って修道院に逃げ込んだ、とまで
言われていますが、時には母親らしい顔も見せていたようです。
手紙は頻繁に送りましたし、ペストが流行れば田舎に避難させたり…とかね。
愛溢れる…という感じではありませんけど。

ブルゴーニュ公ジャン1世が、1407年にイザボーの愛人オルレアン公ルイを暗殺しました。

その2年後に、14歳のミシェルがジャン1世の公子フィリプと結婚しました。
ジャン1世は、母イザボーと関係を持っていました。

時は百年戦争まっただ中です。
修道院で教育されていた幼いミシェルは、ものすごく重要な政略結婚に
駆り出されてしまったわけですね。

結婚から10年後、義父ジャン1世が暗殺されました。
この暗殺に兄シャルル(7世)が関わっていたことで、ミシェルは鬱状態になり
その後しばらくして亡くなりました。

ミシェルの死は、親しかったドイツ人の女官ヴィエスヴィルによる毒殺と噂されました。
彼女はミシェルの死の直前に宮廷を退去させられてた、ってことなんですけどね…
直前というのが逆に怪しくないですか?

ミシェルはブルゴーニュ公領でとても人気があったそうで
人々は早すぎる死を嘆いたそうです。
自分の領主様の暗殺に関係した人の妹なのにね。
どうして愛されていたのか、その理由が知りたいものです。

シャルル6世の六女カトリーヌは、イングランド王ヘンリー5世妃になり
後にチューダー王家が生まれるきっかけとなる再婚をいたしました。



              
家系図は併用で・・・
シャルル7世王女 カトリーヌ・ド・フランス
ブルゴーニュ公シャルル1世妃


1428~1446

イザボー・ド・バヴィエールが、シャルル6世の子じゃないと暗に臭わせたため
王になるのに大変苦労したシャルル7世とマリー・ダンジューには
14人のお子様がおりまして、王女は9人です。

長女ラデゴンド(?)はオーストリア大公ジグムントと婚約していましたが
16歳で亡くなりました。

次女カトリーヌは12歳でブルゴーニュ公子シャルルと結婚しました。

シャルルはカトリーヌが18歳で亡くなるまでブルゴーニュ公にはならなかったので
カトリーヌはブルゴーニュ公妃ではなくシャロレー伯妃です。

この時期は百年戦争中で、女性といえばジャンヌ・ダルク!なものですから
結婚で重要な役割を果たしたであろう王女たちのエピソードが少ないですね。
きっと大変な人生だったと思うんだけど…

(参考文献 森護氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)
コメント (2)
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