まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

イギリス王ジョージ2世愛妾 ヘンリエッタ

2017-03-28 22:14:05 | 王の寵姫・愛妾
家族思いの愛妾
サフォーク伯夫人 ヘンリエッタ・ハワード


1689〜1767/愛妾 1714〜1735

父親のホバート男爵ヘンリーは、ヘンリエッタが8歳の時に決闘で亡くなりました。
母親エリザベス・メイナードも数年後に亡くなりました。

ヘンリエッタは、弟や妹たちに良い地位を与えてああげたいわぁ… と思い
17歳の時にサフォーク伯チャールズ・ハワードと結婚しました。
このおかげだかどうだか、弟ジョンは初代バッキンガムシャー伯に叙位されてます。
        
しかし、チャールズは、根っからのギャンブラーで乱暴者、結婚生活は不幸でした。

1714年、チャールズとヘンリエッタは、次期王ジョージ1世のご機嫌をとろうと
ハノーヴァアーを訪れました。
その後ヘンリエッタは、王太子妃キャロライン・アーンズバックの寝室係になります。
ジョージ(2世)がねらってしたことなのか、妻の寝室係が美人じゃない?と
手を出したのかはわかりませんが、ヘンリエッタはジョージ(2世)の愛妾になりました。

ジョージ(2世)は、ヘンリエッタを公妾にするかわりに夫チャールズの借金を
かたずけてあげたってことで、ヘンリエッタは旦那さんを助けるために
愛妾になったのかもしれませんね。
ヘンリエッタとチャールズは正式に別居しました。
でも、長い別居生活のままで離婚はしなかったみたいです。

夫チャールズは、ヘンリエッタをジョージ2世から取り戻そうと
1729年に大法院に訴えていますが、この時、ヘンリエッタを避難させたのは
なんと! 王妃キャロラインでした。

キャロラインはその後も、ジョージ2世に年金を払うよう申し出て
ヘンリエッタが宮廷を出て行くことを思いとどまらせていました。
できた嫁ですわ…

1733年、チャールズ・ハワードが亡くなって未亡人になったヘンリエッタは
1735年にバークリー伯の息子ジョージと再婚し、これを機に公妾の座を降りました。

実はヘンリエッタの再婚前から、ジョージ2世は彼女を疎んじるようになっていました。
ジョージ2世はヘンリエッタと語り合うのが好きだったんだけど
ヘンリエッタは耳を悪くしちゃったのね。
19年も一緒にいたのにねぇ… 筆談とかでもいいじゃないねぇ!

弟妹のために結婚したり、王のご機嫌とりに行ってちゃっかり王子の愛妾になったりと
したたかそうに見えるヘンリエッタですが、実はものすごく控えめで
政治的野心もない人だったそうです。
親戚の地位をアップしてもらいたいなぁ… と思っても、なかなかジョージ2世に
言い出せなかったそうで、彼女が公妾を辞退し、ジョージ2世が新たに
デルレイン夫人を愛妾にした時、宰相ウォルポールや大臣たちはたいそう嘆いたらしい…

デルレイン夫人… どんな人なんだろう? 見つけられず…

キャロラインが約束したように、ジョージ2世から多額の年金を贈られたヘンリエッタは
テムズ河畔に土地を購入し、ロジャー・モリスとペンブローク伯ヘンリー・ハーバートの
設計による、美しいマーブル・ヒル・ハウスを建築しました。

大人しい人とはいえ、美しい上に性格が良かったのでしょうかね?
愛妾をやめた後もたくさんの友人たちがいたようです。
宰相ウォルポールやジョナサン・スィフトとも文通してました。
親しい友人の中には、ジョージ2世に批判的な詩人アレグザンダー・ポープもいて
ヘンリエッタがジョージ2世と別れた理由は彼にあるとも言われています。

1746年に夫ジョージが亡くなると、マーブル・ヒル・ハウスを手放したのですが
その後のことがよくわかりません。 20年ぐらい長生きしてるんですけどね…
こじんまりとした邸宅で、友人や崇拝者たちの訪問を受けながら
平和な老後を過ごしたと思いたいですね。

(参考文献 森護氏『英国王妃物語』 Wikipedia英語版)

これさえあれば、あなたも英国王妃通
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね

 

ひとことK-POPコーナー
TWICE 日本デビューですか! ミナちゃん・モモちゃん・サナちゃんも故郷に凱旋できて嬉しかろお!!
BLACKPINKはまだかしら?
 

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『ナイト・ソウルズ』エイリアンさえいなきゃ…

2017-03-21 21:59:01 | アメリカの作家
THE BEST OF MASQUES 
1988年 J・N・ウィリアムスン編

わたしは疎くてさっぱり… なんですけど、このアンソロジーの作家陣22人は
SF・ホラー・オカルト分野の作家・脚本家のそうそうたる顔ぶれらしいです。

知っている作家はスティーヴン・キングとレイ・ブラッドベリ
そして以前『厭な物語』で『赤』を読んだリチャード・クリスチャン・マシスンだけでした。
なぜ持ってるんだろ? スティーブン・キングに凝った時に買ったのかしら?

作家陣のほとんどが脚本を手がけていると知ったせいかもしれませんが
映像になったら… ということをしっかり見据えて書いてらっしゃるという気がします。

エイリアンとか、怪物っていうか…あんまり突拍子もないものが登場する話は
やっぱり苦手でしたが、面白く読めたお話しもあったので紹介しますね。

『ソフト病(Soft)/F・ポール・ウィルソン』
人々がソフト病で息絶えている中、わたしと娘のジュディは進行が脚で止まっている。
感染せずピンピンしていて、いつも家の用事を引き受けてくれるジョージと
3日間連絡がとれないので、向いのアパートへ様子を見に行くことにする。

骨がとけていく病気で、原因もわからず治療法もないらしいです。
死に絶えた町に取り残されてしまう恐怖が、ひしひしと伝わってきます。
ソフト病でなくても、こんな状況に陥ったら… ギャー! 想像したくないですね。

『モーリスとネコ(Maurice and Mog)/ジェームズ・ハーバート』
モーリスが近所の人々にバカにされながら、5年間かけてつくった自宅の庭の地下シェルター。
いよいよ閉じ籠らなければならなくなった日、隣人たちを払いのけハッチを閉めたが
なぜか一匹のネコが入り込んでいた。

核爆弾が落ちたみたいんなんですけど、果たして地下にいれば助かるものなのだろうか?
モーリスの準備は完璧だったように思えるのですけどねぇ… ツメがあまかった〜
このネコのせいでどうこうというわけではないんだが、絶妙な役割を演じてます。

『夜は早く凍てつく(The Night Is Freezing Fast)/トーマス・F・モンテレオーネ』
祖母に言われて、ブリザードの中しぶしぶ買物に行く祖父に、10歳のアランがついて行く。
途中、雪の中立っている男を車に乗せてやると、男は地獄のことを話し出す。
あまりにしつこく話すので、祖父は男に、車から降りろと言う。

子供や若者にはピンとこないことに、恐怖を感じる老人…
年をとればとるほど、ふとしたことに怖れおののく瞬間が増えていくのかなぁ…
なんて思えまして…

あのね、『大きな岩のある海辺で/ジョー・R・ランズデール』と
『死からよみがえった少年/アラン・ロジャーズ』という話があって
始まり方がすごく好きだったのですが、エイリアンが出てくるのよね〜
出てこなければなぁ… 別の感じの恐い話しにしてくれたらなぁ…

たしかに、こんなことあるはずがないじゃんか! という話が多かったのですが
人間の心にある恐怖を、引っ張り出して手を加えていくと、ホラーやSFになるのかな?
孤独とか、後悔とか後ろめたさ、死を意識し始めた時とか、見知らぬ人の視線とか…

そういうところから、個性あふれる物語が書ける想像力がすごいですよね。
でもやっぱり苦手なんだけど… ごめんなさい。

錚々たる作家たちの競演!
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね



ひとことWBCコーナー
今日はお休みで、プエルトリコ VS オランダの試合見てましたが、あらためてメジャーリーガーばっかりじゃん!
こうなったらメジャーがひとりしかいない日本に優勝してもらって、世界をアッ!!と言わせてほしい…


    ヒフミド トライアルセット【小林製薬】
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『青い眼がほしい』Morrison World Started

2017-03-16 21:24:41 | アメリカの作家
THE BLUEST EYE 
1970年 トニ・モリスン

この小説はトニ・モリスンのデビュー作だそうで
『ビラヴド』『パラダイス』のようなファンタジー色はないものの
フォーカスを当てる人物の入れ代りや、過去へのさかのぼりなど、絶妙な展開で
後年の作品にまったく見劣りしないものでした。

主な語り手は、クローディアという小学生の少女で、彼女は身のまわりのこと
姉のフリーダや母さん、間借り人のミスター・ワシントンのことを
少女らしい観点から語ってます。

もうひとりの主人公はピコーラという少女とその両親です。
ピコーラは醜いと思われていて「青い眼がほしい」と切実に願っています。
父親チョリーは大酒飲み、母親ポーリーンは白人の家で働いています。

物語冒頭で、ピコーラがチョリーの赤ん坊を宿したことがわかります。
でも、なぜそうなったかは最後までわかりません。

ピコーラは、チョリーが自分の家に火をつけてしまい行き場が無くなった時
郡の依頼で一時クローディアの家で預かったことがありました。

物語は、大きく秋・冬・春・夏にわかれていて、ある時はクローディア、
ある時はピコーラ、ある時は過去… という具合に、順序や起承転結などなく
デタラメに進んでいきます… が、まったく違和感はありません。
後年の作品の、もっと入り組んだルーツ辿りよりは明快で、すいすい読み進めました。

ラストはちょっと論理的になっちゃっているような気もしますが
すごく正直な独白のようにも思えます。
とにかく、ハッピーなラストでないことはお伝えしておきます。

どう言ったらいいのかわからないんだけど、上手く言えないかもしれないんだけど…

トニ・モリスンの物語はまだ4作品しか読んでないんですが、皆黒人が主人公でした。
どうしても人種差別に目がいきがちなんだけど、なんだか違う気がしてきた。

もちろん、差別を描写している部分もあるんだけど
それよりも、もっと純粋なテーマが各々の作品にあるんじゃないかな?

どの作家にも、その人ならでは… という “ 核 ” みたいなものがありますよね?
それが、彼女の場合は黒人の登場人物であり、日常生活であって
差別そのものを訴えたいわけではないんじゃないかと…

うぅぅ…泥沼にハマってますね

とにかく、私が読んだトニ・モリスンの4作品は、同じようなテーマを持っていそうで
まったく印象が違っていました。
人種・差別・過去という同一のファクターを抱えつつ
一辺倒にならず多彩な表現方法で、どの物語でも楽しませてもらえました。

これ以上書くと泥沼に沈んでしまいそうなのでもうやめときます。
とにかく、彼女の作品をもっともっと読んでみたい! と思いが強くなりました。

少女の切実な願いが哀しい…
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね



ひとことWBCコーナー
(失礼なことに)今回は盛り上がれそうにないなぁ…と思っていたWBC、すごく盛り上がっちゃってるんですけど!!
わたしはアンチ・ジャイアンツなんですが、試合を重ねるごとに小林が素敵に見えてきてしまっている〜 どうしませう…
侍ジャパンのみなさま、準決勝、ガンバってね!!


    ヒフミド トライアルセット【小林製薬】
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イギリス王ジョージ1世愛妾 エーメンガルデ

2017-03-12 19:16:24 | 王の寵姫・愛妾
王妃を追いつめた愛妾
ケンダル公 エーメンガルデ・メルジーナ・フォン・シューレンブルク


1667〜1743/愛妾 1690〜1727

王様としての資質はどうだったのかはさておき、女性(わたし)としては
どうも好きになれないジョージ1世。
愛妾も何人かいたそうですが、今回は代表的な愛妾エーメンガルデでいってみましょう。

エーメンガルデは、シューレンベルク男爵グスタフの娘で
ハノーヴァー選帝侯妃ゾフィアの侍女になりました。
王子ゲオルク(ジョージ1世)には、ハノーヴァー選帝侯エルンスト・アウグストの
愛人だったプラーテン伯夫人の紹介で会い、愛人になりました。
エーメンガルデは、かなり背が高く細い女性で “ かかし ” と呼ばれていました。

 

ゲオルクは妃であるゾフィア・ドロテアより、エーメンガルデと行動をともにする時間が
多くなっていきます。
エーメンガルデはゲオルクの子を少なくとも3人生んでいます。

1714年にゲオルクがイギリス王ジョージ1世として即位し、1716年にロンドンへ移る時
一緒に渡英しました。
ちなみに、その時にはもう一人の愛妾ゾフィア・キールマンセッゲも同行しています。
火花バチバチ旅行だったのかしらね?
ちなみにちなみに、ロンドンでは、エーメンガルデは “ メイポール (柱、ね)”
ゾフィア・キールマンセッゲは “ ゾウ ” とあだ名をつけられたそうです。

ご存知のとおり、王妃ゾフィア・ドロテアは同行していませんでした。
ゾフィア・ドロテアは浮気をしたということで幽閉されていたのですが
彼女を追い込んだのが、エーメンガルデをはじめとするジョージの愛妾たちの
存在だったのではないでしょうか?
なにしろ侍女として四六時中宮廷内にいて、スパイされてるような状況だもの。

1716〜19年に渡って、エーメンガルデはケンダル公をはじめ多数の爵位を叙位されてます。
その上1723年には、神聖ローマ皇帝が彼女をエーバーシュタイン女公にしました。
これは、ジョージ1世とエーメンガルデが秘密裏に結婚したという話を考慮してのことです。

ジョージ1世にも政治的にすごく影響力があったようで
宰相ウォルポールは「まるで王妃みたいだ」と嘆いていました。

1727年、ジョージ1世はドイツで急死します。
エーメンガルデは、うわ言で「きっと私のところへ帰ってくる」と言い続けていました。

1743年に75歳で亡くなりました。
もしジョージ1世と結婚していなければ、一生独身だったということになります。
どうしても悪者に思えちゃうけど、ジョージ1世に対しては一途な人ではあったようですね。

(参考文献 森護氏『英国王室史話』『英国王妃物語』 Wikipedia英語版)

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ひとことK-POPコーナー

あぁぁ… 代々木… 昨日と今日、もりあがったんだろぉなぁ… 1日も行けなかった代々木は初めてでションボリMAX
地方を申し込むと代々木が当たらないというウワサは本当だろうか?


   ヒフミド トライアルセット【小林製薬】
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イギリス王ウィリアム4世愛妾 ドロシー

2017-03-06 21:16:59 | 王の寵姫・愛妾
二十年間、妻としてすごした
ドロシー・ジョーダン


1761〜1816/愛妾 1791〜1811

スペイン王女編が終了して、さてどうしましょう? とオロオロしていますが
久しぶりに愛妾シリーズ、いっちゃおうかしら?

ウィリアム4世の内縁の妻だったドロシー・ジョーダンです。
なんだか、寵姫・愛妾のくくりに入れてしまうのは申し訳ない気がしますが…

ドロシー・ジョーダンの父親は舞台監督フランシス・ブランド
母親は女優グレース・フィリップスといいますが、二人は結婚していません。
ドロシーが13歳の時、ブランドが他の女優と結婚するため家を出て行きます。
一家は貧しく、グレースはドロシーを劇場に出させることにしました。

ドロシーは “ いまだかつてない ” 美脚の持ち主だということですぐに人気者に!
20歳の時に、コークの劇場主との間に子供が生まれたようで、未婚だということを
ごまかすために “ ミセス・ジョーダン ” と名乗っていたと言われています。
ちなみに、ドロシーは生涯独身でした。

俳優のジョージ・インチボルトや警察長官リチャード・フォードという男性たちと
お付き合いしてますが、ドロシーはどちらも真剣で、結婚したいと思ってたのに
男性陣はそうでなかったようで、結局結婚できませんでした。

でも、ドロシーは可愛らしくウィットに富んでいる女優で
当時クラランス公だったウィリアム(後の4世)の目にとまりました。

ウィリアムとドロシーは、1791年から一緒に暮らすようになりました。
ドロシーはものすごく家庭的で、二人はケンカをしたことがなかったそうです
女優の仕事も続け、誘われればウィリアムと公の場に出かけました。
子供も10人生まれ、もう夫婦以外のなにものでもない!
      
しかし、1811年、二十年連れ添った二人は別れることになりました。

当時ジョージ4世の継承者が皆嫡子がいないという状態で
ウィリアムに王位継承がまわってくる気配… ってことで
お妃選びをしなければならなくなったのです。 もうドロシーでいいじゃんね!

ウィリアムは7年後にアデレイド・オブ・サクスマイニンゲンと結婚することになります。

ドロシーは年金を与えられて、ステージに立つ必要はなくなりました。
でも53歳の時に、娘婿が作った大きな借金を返すため舞台に復帰しました。
1815年に返済を終え、一人フランスに渡りました。
ウィリアムのめでたい結婚話とか聞きたくなかったのかしらね?

ウィリアムは、子供たちに俸給を与え続け、男の子は貴族に叙し
女の子たちも貴族に嫁がせています。
ウィリアムとドロシーの子供たちから、フィッツクラランス家が始まっています。

ただ、子供たちは裕福になって良かったとして、フランスへ渡ったドロシーには
もう年金が払われていなかったんですかね?
貧しい生活を送っていたそうで、渡仏から1年後に亡くなりました。
共同墓地に埋葬されたそうです。

二十年ですよぉ… 身を引いたのか引かされたのか… せつないですねぇ
こういってはなんですが、公妾とかにしちゃえばよかったんでないのか?
ジョージ4世みたいにさ…

(参考文献 森譲氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)

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ひとことドラマコーナー
今クールも終わろうとしてる今頃になって、おもしろそうなドラマ見つけちゃったよぉ
テレ東の『バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』
遠藤憲一・大杉漣・田口トモロヲ・寺島進・松重豊・光石研 出演だって!!
すでに8話まで終わってるって言うじゃないのっ!! 日本のドラマもちゃんとチェックせねばなるまい


   ヒフミド トライアルセット【小林製薬】
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『人間狩り フィリップ・K・ディック短篇集』これは警告だ!

2017-03-01 22:35:00 | アメリカの作家
SECOND VARIETY 
1953年〜1955年 フィリップ・K・ディック

地球人が住めそうな星が見つかった! というこの時期、偶然読んでました。
そして、そんなに喜んでる場合じゃない! と思いました。
人間には、新天地が見つかると所有権を賭けて争うという歴史がありました。
村、国、島、大陸… 星だってその対象になるかもしれない。

P・K・ディッックは、『地図にない町』という短篇集を読んだことがあります。
『人間狩り』は『地図に〜』より、宇宙でドンパチ感がありますが
(わたしにしては)深く考えさせられた内容の話が多かったです。
特に印象に残ったお話しをあげてみます。

『ナニー(Nanny)/1955年』
完璧に仕事をこなし、子供たちを守ってくれるフィールズ家のナニー。
ある夜中、ナニーはこっそり家を抜け出し、隣家のナニーと戦った。
しかし、サーヴィス・インダストリー社のグリーン・ナニーは
隣家の新型で大きなエコ社のブルー・ナニーに勝てるはずがなかった。

他社よりも高性能、他人よりも高品質… を追い求めていくと、最後には…
それから、ロボットにいろいろな機能を持たせるのもどうか? と思った物語でした。

『火星探査班(Survey Team)/1954年』
汚染され荒廃した地球の人類たちが移住できるかどうか、火星に探査に向かう。
しかし、火星はすでに資源が使い尽くされ、町の残骸しか残っていなかった。
残された文書から、火星人が火星を脱出したのは約60万年前だとわかった。

移住できる星を探してる場合じゃないんですよ! 地球を守らねば!!

『人間狩り(Second Variety)/1953年』
目の前でクロウたちに殺られたソ連兵が持っていた書簡を見て、話し合いの要請だと考えた
連合軍から、ヘンドリックス少佐が志願して出向くことになった。
彼が灰だらけの地上を歩いていると、テディベアを抱いた少年がたたずんでいた。

荒廃しつくした風景より、同じものがゾワゾワいる光景を想像するだけで恐ろしい…

どうして人類が移住しなきゃいけないかとか、地上が灰だらけなのかというと
放射能なんですよね、原爆や水爆、さらにはもっと威力がある武器を… と争った結果
地球は死の星になってしまったみたいです。
そんな中でも人類は、相手をもっと打ちのめせる武器を創り出し続け…

『ナニー』はちょっと視点が違いますが、結局は他人より優位に立とうとする
人間が招いた結果だということになります。

気になったお話しをもうひとつ

『展示品(Exhibit Piece)』
歴史局に務めるジョージ・ミラーは、200年前の20世紀中期の文化をこよなく愛している。
ある日、物音を耳にしたミラーは、忠実に再現された展示品の1950年代の住宅に入っていく。

江戸東京博物館の長屋とか明治村の建物で暮らしてる人がいる、って想像すると
なんだか心和みません? とジャック・フィニィ気分で読んでたら、ラストは…

この短篇集には、他にも戦争や競争、人間の驕りが高じていくと
こうなってしまうのではないかという恐ろしい話がいくつもおさめられています。
どれもグロテスクですが印象的です。

わたしは、これらの物語を、(もしそうだとしても)作家のイマジネーションが生んだ
ファンタジーだとは思いたくないです。 小説の名を借りた強烈な警告だと思う。

SFはあまり得意ではないのですが、ちょっとだけ見方が変わった気がします。

SFの読み方が変わるかもしれない… そんな一冊
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね



ひとことK-POPコーナー
2PMのJun.Kがステージで負傷したと聞いてビックリしました。 大事に至らなければいいんですけど…
ステージがだんだん派手になって、高く上がるしグルグル回るし前後左右に動くし割れるし… たまにハラハラします
アーティストたちは一生懸命で、ステージギリギリのところで踊ったり走ったりしてくれるから、ホント心配
コンサートは中止だそうですが、からだのことだけ考えて、一日も早く良くなってくださいね


   ヒフミド トライアルセット【小林製薬】
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